900年前、地上で何者かにより、禁断の都「グローバル・ラウス」に封印されていた、一体のヒューマノイドの封印を解いたと言われている。
そのヒューマノイドが目覚めると同時、地価深くに眠っていた火山帯が大爆発を起こし、「禁断の都」を瞬く間にすべて飲み尽くしたという。
その一体のヒューマノイドを破壊するべく、5人の賢者は立ち上がった。
風をつかさどる賢者、ファオラ。水をつかさどる賢者、ウォーライ。火をつかさどる賢者、ファインル。闇をつかさどる賢者、ダードゥン。
そして光をつかさどる賢者、ライトメアル。
5人の賢者はそのヒューマノイドを止めるべく、一体のヒューマノイドを作り上げた。
そのヒューマノイドの力は、あのヒューマノイドよりも上回っていた。しかし・・・・・・
あっけなく壊され、その上さらに力を増していることが判明した。
もう打つ手は無く、このまま滅び行くかと思われた。だが、まだ最後の望みがあった・・・・・・・。
賢者たちは、聖龍を呼び出し、ヒューマノイドを破壊してくれと頼み込んだ。
願いは受け入れられた。聖龍は大きな翼を広げ、その場を飛び去り、ヒューマノイドの元へと真っ向からぶつかった。
激しい接戦。戦いは幾日も続いた。だが、いくら聖龍やヒューマノイドといっても、限界はある。
聖龍はじっと待った。やつが動かなくなるまで、最小限の力でぶつかっていた。
・・・・・日が昇る。これが最後だと、聖龍は踏み出し、ヒューマノイドへと掴み掛かった。
とっさによけようとするも、相手のすさまじいスピードから逃れるわけも無く、無残にも地へと堕ちていった。
地へと堕ちたヒューマノイドは、賢者と聖龍により、地下深くへと封印された。
賢者はそれぞれ5つの鍵を。聖龍はそのレプリロイドの力を封じ込めた宝玉を。
それぞれを手にし、この世から消え去った。自分たちの末裔に託して・・・・・・。
世界はその一体のヒューマノイドにより、壊滅へと瀕した。しかし、ひとつだけ逃れた街があった。
古の街。古くから存在していたといわれる街である。そう、ここは賢者と聖龍の末裔がいる街。そして、あのヒューマノイドが封印されている街である。
この街は、ただ普通の街ではなく、それぞれ孤立した文明がある。
ビースルト、ファンマル、キグスト、グランマース、アルヌツ、ブルーア。この6つに分かれており、それぞれの街に賢者、聖龍の末裔がいるという。
そしてここ、グランマースには、一人のヒューマノイドがいた・・・・。