みずのほーむぺーじ

みずのほーむぺーじ

出会い


あまり印象がなく、細くて弱々しい奴だなーと思っていた。

彼の地元は神戸
大学はそこしか受からなかったからと実家を離れて一人暮らしをしているという。

私の学校(専門学校)の授業は午前と午後の隔週でバイトの時間帯も朝(6時~14時)と夕方(18時~22時)の1週間交代
彼のバイトの時間はもっぱら夜中(22時~6時)

顔を合わせるといっても交代する時だけで、話をする事はほとんどなかった。

仲良くなる事もなく、ほとんど会話をする事もなく4ヶ月が経とうとする頃
夏休みになり、私はほとんど休みなくバイトをしていた。
理由は車の免許を取りに行く為の資金稼ぎ
彼も夏休みに入り休みなくバイトをしていた
理由は車の免許を取りに行く為の資金稼ぎ
『免許取りにいくんだ。一緒だね』
『いくらたまったん??』
と話をする事も何度かあったが、当時私は彼氏がいて恋愛対象としてではなく同じバイト仲間として話をするようになった。
そんな夏休みのある日、彼は過労で倒れた…
倒れた次の日、朝からバイトだった私が出勤すると社員さんから
『あいつ倒れたらしいぞ…』
Σ(- -ノ)ノ 倒れた?!
倒れるまで働くか??普通…
"あの人細いもんね…体力ないんじゃない??"
と心配もあまりせず、バイトに盛を出すσ(・・*)

私はその頃ちょうど彼氏と別れ、何かに没頭したかった時期だった

彼が倒れて2日後…
元気(?)に復帰してきた彼…
彼に彼女が出来たことを知ったのはそれから1週間後の事だった。
彼女は同じバイト先で働くNさん
『ずっと好きだったんだけど、なかなかタイミングがなくて言えなくて…』
と彼女は言っていた…
σ(・・*)に新しい彼氏ができたのもその頃だった…

私と彼の出会いは特別なものではなく、ただの友達からだった…
(後で彼に聞くと"ぁ~あんまり覚えてない…"と言われた。
 正直ゆって、σ(・・*)も覚えてなかった(笑))

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