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2007.08.25
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カテゴリ: Essay
2007年8月24日の朝日新聞に、「 米大統領、戦前日本とアルカイダ同列視 歴史観に批判

ブッシュ大統領が退役軍人の会合で、旧日本軍のパールハーバー攻撃を9.11テロになぞらえ、戦後の日本の民主化の成功を、自分たちの(戦争)勝利がもたらしたものと自画自賛する演説を行い、国内メディアからも批判されているという記事だった。

朝日新聞掲載のブッシュ演説の要旨を引用しよう(ただし、朝日新聞が掲載した以下の翻訳が正しいかどうか、ウラ取りはしていないので、誤訳がある可能性ももちろん否定できない)。

「ある晴れた朝、何千人もの米国人が奇襲で殺され、世界規模の戦争へと駆り立てられた。その敵は自由を嫌い、米国や西欧諸国への怒りを心に抱き、大量殺人を生み出す自爆攻撃に走った。

アルカイダや9・11テロではない。パールハーバーを攻撃した1940年代の大日本帝国の軍隊の話だ。最終的に米国は勝者となった。極東の戦争とテロとの戦いには多くの差異があるが、核心にはイデオロギーをめぐる争いがある。」

「国家宗教の神道が狂信的すぎ、天皇に根ざしていることから、民主化は成功しないという批判があった。だが、日本は宗教、文化的伝統を保ちつつ、世界最高の自由社会の一つとなった。日本は米国の敵から、最も強力な同盟国に変わった。

 我々は中東でも同じことができる。イラクで我々と戦う暴力的なイスラム過激派は、ナチスや大日本帝国や旧ソ連と同じように彼らの大義を確信している。彼らは同じ運命をたどることになる。 」


先日スコセッシが「沈黙」をイラク戦争とからめて撮るらしいという話をしたが、その中でいみじくも紹介した、9.11のテロをパールハーバー以来だと漏らしたある アメリカ人のせりふ

戦後の日本の驚異的な復興も、自由で民主的な社会の構築も、アメリカ人にとっては「アメリカが戦争に勝利し、戦後の日本統治を成功裏に進め、日本人に民主主義を上手に教えた」証であり、いわば自分たちの手柄なのだ。彼らにとって戦前の日本政府は「悪」であり、自分たちの「善」がそれを駆逐した。この論理の中では、「戦争終結を早めた」原爆投下も正しい選択ということになるのも当然だ。

実際には、日本には大正デモクラシーがあり、何も先の敗戦によって初めて民主主義がもたらされたわけではない。また「狂信的な神道」というのは、あきらかにイスラム原理主義の狂信性とオーバーラップさせるための作為的なすり替えだ。日本人が狂信的(とアメリカ人には見える)自爆攻撃をためらいなく行ったのは、日本人の天皇、あるいは神道に対する狂信的な宗教心からではない。簡単にいえば、「自分だけが(自決を)拒んだら、身内が世間に顔向けできなくなる」という考えのためだ。自殺を美化する伝統、命よりも名誉を重んじる風習、周囲の空気に逆らえない日本人の気質が、こうした理解しがたい行為を生んだのであり、アメリカは戦中・戦後の捕虜に対する尋問で、とっくにその行動原理を解き明かしている。

自分たちは善、その自分たちと対立する相手はすなわち悪と考えるアメリカ人の押し付けがましい独善的な態度は、常に日本人を苛立たせてきた。日本の戦後の発展は、世界史上にも類を見ないもので、確かにアメリカはそれに大きな役割を果たした。だが、それまでの日本という国のもつ歴史的な素地を抜きにして、数十年間のうちに起こったアジアの奇跡は語れない。日本の成長力の原動は、なにより一般の日本国民の基礎教育レベルの高さにあるが、それは一朝一夕に築き上げられたものではない。善が悪を倒したから、などという短絡的な話で説明できるものでもない。

また、ブッシュ大統領はナチスも槍玉も挙げているが、ドイツは世界のどこよりも早く、もっとも民主的な憲法「ワイマール憲法」を制定させた国だ。アメリカを含めた民主主義国家が真剣に考えるべきは、他国の規範となるような憲法を作ったドイツにおいて、なぜナチスが台頭し、他国への侵略や特定の民族の殲滅作戦にまで至ったのかということだ。それを解明することが同じ轍を踏まない道であり、ヒットラーとナチスのみに罪を押し付けて済まされる問題ではない。

そもそも、イラク戦争は、「独裁者の排除」「大量破壊兵器の発見と除去」それに「石油利権の支配」に目的があった。アメリカ人はフセインを倒せば、圧制に苦しむ民衆が自分たちを歓迎してくれると思い込んでいたフシがる。大量破壊兵器の発見とその除去はテロとの闘いにおける最重要課題だったが、結局それはないことが明らかになった。そしてイラク戦争はアメリカの予想を超えてドロ沼化し、イランや北朝鮮はフセインの運命をみてアメリカに追随することをやめ、核兵器開発を決意した。石油については言うに及ばない。石油価格は高騰を続け、アメリカや日本の民衆を苦しめている。

アメリカにとっては、そしてその立場をいち早く支持した日本にとっても、なんといっても大量破壊兵器が見つからなかったことがイタかった。これで大義名分は立たなくなったからだ。誰も頼んでもない「イラクの民主化」を建前にしなければいけなくなった時点で、アメリカの敗北はより濃厚になった。

今回のこじつけの極致ともいえるトンデモ演説は、むしろアメリカの決定的敗北を印象付けるものだ。手前勝手で偏狭な歴史観を示したことは、これまで忠実なアメリカの僕であった日本をも、あきれ果てさせるに十分だ。

スコセッシがイラクとからめて遠藤の「沈黙」を描くことに、数日前Mizumizuは少し疑問を呈したが、ブッシュ大統領の苦しいこじ付けを聞いた今、スコセッシのアイディアは卓見かもしれないと思うようになった。「沈黙」に、今のイラク人の民衆の気持ちを代弁するようなせりふがあるからだ。

「パードレ、お前らのためにな、お前らがこの日本国に身勝手な夢を押しつけよるためにな、その夢のためにどれだけ百姓らが迷惑したか考えたか。見い。血がまた流れよる。何も知らぬあの者たちの血がまた流れよる」





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最終更新日  2007.08.26 23:33:59


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