未知之国・夢紀行３

２３６　　　ようやくマルバマンサクの花が咲きました。例年より１７日遅れで過去最も遅い開花だったようです。マンサクはみなさん、ご存知の通り津軽に春の訪れを告げる一番に咲く花木です。今朝の新聞に載ってましたから昨日開花した事になりますね。

例年だと３月１２日が平均日です。これが咲くと弘前公園の花々の基準となるのです。ソメイヨシノは３０～４０日後に開花します。気温の変動によりますから一概には申せませんが、私達市民は一ヶ月後に開花、見頃は開花から一週間後と無意識の中で認識しています。ですから開花は４月２９日、見頃は５月４～８日が一番の花盛りになると思ってます。お出かけになるのでしたら、この４～８日がベストでしょう。

でも、思いはみな同じです。観光客がドッと押し寄せますから一日の早い時間に訪れる事をお奨めいたします。日本一の桜樹をお楽しみ下さい。

でもなぁ～この１７日間の遅れは、一次産業国・青森県には多大な影響を意味することになります。まず、最大の移出物産、リンゴの花の開花が遅れる。花時期が遅れる事は、今年の収穫が小玉になってしまうのです。一番の授粉の担い手のマメコバチが十分働けない事にもつながります。そうすると収量が減じることにもなってしまうのです。昨年の品薄さによる暴騰は思いもよらなかった事に、今年もなるのではないかという不安なのです。１個６００円もするリンゴをだれも買いません。