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UーNEXTで見れるアメリカドラマ「ポーカー・フェイス」(主演:ナターシャ・リオン)面白いです。主人公チャーリーは人が嘘をついていることを見破れる特技がある。その特技を活かしポーカーで稼いでいたこともあったが、ある出来事があり今はラスベガスのホテルでウエイトレスをしている。というところからドラマはスタート。そんなチャーリーがアメリカ各地で事件を解決していくサスペンス・ドラマ。ちなみに「目の前の相手が嘘をついているか否か」は100%分かるけど、なんで嘘をついているのか、どこがどういう風に嘘なのかは分からない→つまり頭で考えてそれを解き明かしていく、という設定です。サスペンスとしてのトリックの質がどうかということは私は正直分からないのですが、ドラマ部分が見応え十分で面白いです。事件が起こる経緯や動機、その末路などなど。要所要所の演出がアメリカドラマらしいかっこよさでキレ味抜群。第9話にジョセフ・ゴードン=レヴィットが出てる!「スーパー・パンプト」(uber創業者をモデルにしたドラマ)と同じような役を演じてました。ちなみにスーパー・パンプトはこれ↓です。「金持ちで見た目もシュッとしてていわゆる21世紀的な成功者なんだけれど実は人間的に最低すぎる奴」役がハマりすぎる。この人の「超自分勝手に周りに迷惑をかけまくった挙句にキレ散らかす」感じの演技・・・。ムカつくのになぜかクセになる・・・。つまり、俳優さんが上手なんですね。500日のサマーは全然違う感じの役だったけど。各話レベルが高いけれどお気に入りは第4話「メタルで眠れ」と第6話「奈落の死」。第4話はメタルバンドの話だけど、出てくる劇中歌がいいです。「sucker punch song」は販売してほしいくらいいい曲。これは絶対ヒットする・・・!という曲をはじめて聞いた感覚は「脳に氷の針が直接突き刺さる」(引用)みたいな感覚だとか。すごい表現。そのシーンの演出もよい。それが引き起こした結果はアレだけれど。第6話は身も心も果てしなく女優な演劇人のお話。ラストシーンが好き。主演ナターシャ・リオンのかすれた声がとにかく素敵。主人公チャーリーのアメリカっぽく乾いてて、蓮っ葉で自由人でメチャクチャなんだけど「どこに行っても人に愛される(妹談)」のキャラクターが魅力的です。サスペンスドラマを見たい方、主人公が全米各地をかっこいい車で旅するので、アメリカのロードムービー的雰囲気が好きな方にはおすすめです。
2024.04.19
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おすすめ海外ドラマ「海賊になった貴族」シーズン1&2!基本的には明るくカオスな海賊コメディ。男性同士の恋愛だったり、色んなジェンダーやジェンダー間の恋を極めて明るく扱っています。海では何でもあり精神。恥?なんで?という感じ。ただ核となるスティードとエドワード(黒ひげ)の恋愛は、ラブロマンスとしてとてもピュアに誠実に描かれていて、かなりジンと来ます。恐らく50代以上の大人の男性同士の、ティーンドラマもびっくりな甘酸っぱい恋愛模様。この関係がこんなに恋の純粋な本質を捉えていると感じられるのは凄い。音楽の使い方、特に毎話のラストソングがとてもいいです。音楽好きな方は必見のドラマかもしれない。(↓以下歴史上の人物 スティード・ボネットについて。※ドラマのネタバレあり※)スティード・ボネットという実在の海賊をモデルにしたドラマ、という前評判を聞いた時、私は単に「貴族から海賊になったというところだけをモデルにして、後は全て創作」ぐらいの話かと思ってました。しかしwikipediaによるとドラマのスティード・ボネットについての設定は、かなりの部分が分かっている史実に基づいている模様。以下が実在の人物、スティード・ボネットについて分かっていて、ドラマともかなり被っている部分。・元は裕福な地主。生活に何不自由しない17~18世紀のイギリス特権階級・1度も航海したことないのに、いきなり海賊になろうとする・自分の船を用意する時は奪わずに金に物を言わせてきちんと造船する・船員に対しては普通の海賊が行っていた戦利品の配分制ではなく、給与制。しかもちゃんと払っていた様子・初期は手下たちに船長としてあまり尊敬されず、信望がなかった・色々と困った挙句に黒ひげ(エドワード・ティーチ)と出会って彼に一時船長?になってもらう(手下はみんなカリスマ海賊黒ひげの方を尊敬する)・作中出てくる「海賊共和国」もハバナに実在・後々、イギリスから恩赦を受けるものの、もう一度海賊に戻るメアリーという奥さんもいて、子どももいて、そこも史実とあまり変わりがないみたいです。ドラマのようにメアリーが、夫が無責任に自分たちを置いて出て行った後、「最も幸せな未亡人」として活き活き生きたかどうかは分かりませんが。ただ本当に貴族(爵位があった)かどうかは不明で、単に資産家だったかもしれないとのこと。海賊をやっていたのはわずか1年と少しだったというものの、本当に「ただひたすら海賊になりたい」という夢のために資産も身分も全て捨てて海に出たんだったら、この人の一生はなかなか凄い人生。そのために妻子を捨てるなんて・・・というモヤモヤにも、ドラマでは一応解決策を示してくれます。「海賊になりたい」というのもあっただろうけど、それよりもっと正確に言えば「海賊のように海での大冒険がしたい」ということだったのかもしれません。ドラマのスティードのように子供の頃から持ち続けた「臆病」な自分への恐怖心を克服したい、というのに似た理由もあり得るのかも。彼の略奪行為や捕虜についての態度を見ていると、なるべくなら残酷な行為は避けたいという気持ちが透けて見えるような。まあ、いくら憧れていても、一般人が突然現実の海賊の凶悪な世界に飛び込んだなら、そうなるのは当たり前かもしれません。スティードとエドの各名シーンについては散々語られているかと思いますが、脇役の船員たちもかなり強烈で面白い。イジーとルシアスはもちろん、個人的お気に入りは↓・スウィードがスパニッシュ・ジャッキーに見出されて20番目の夫になり、愛に目覚めてめきめきセクシーになっていくところ。最終的には黒シャツの割とホットなバーテンダーになる。・手下の1人のバトンズがシャーマン的開眼を得て、とうとう人間の体を飛び出し、念願の鳥に変身して羽ばたいていく(?)。ところも、海賊伝説というか、海の神話感がある。・アジアン・パイレーツ・クイーン!!ただ全体的にバイオレンス表現は凄すぎて、苦手な人は要注意です。バトルシーンというより、暴力シーン。海賊ものだから仕方ないにしても、特にシーズン2の初めの方、荒れまくる黒ひげ辺りは見ていて辛くなるようなシーンも多かった。色々と書きましたが、とにかくおすすめなので興味があれば是非。Netflixの実写ワンピースといい、これも海外で人気があるみたいだし、世界的に「海賊もの」(本物の海賊の残酷さは控えめで、冒険心や底抜けの陽気さ・他人同士である船員の家族的絆を強調したフィクション風の)ジャンルに注目が集まっているのかも?混乱と混沌の時代を生き抜く、ダイナミックなパワーや物語が求められている…ような気もします。
2024.01.20
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おすすめ日本ドラマ「美しい人」(野島伸司脚本:田村正和・常盤貴子主演)全巻セット【送料無料】【中古】DVD▼美しい人(4枚セット)第1話〜最終話▽レンタル落ち90年代ドラマで、何となく見てみたものの、面白い。(U-NEXTで見れます)有名な野島さんの脚本だけれど、私は一度も野島さんの作品きちんとを見たことがないので、はじめて鑑賞。語彙力ない感想ですが、脚本とか、演出とか、一つ一つのカットとか、きちんとしています。商業主義的に何となく作られたものというよりは、本当に演劇作品という感じで、見終わった後の満足感がすごいです。二人の恋を演出する「相手を待っているシーン」だったり「すれ違うシーン」、「すれ違ったけどやっぱり会えたシーン」だったりがそれぞれ絵的にすごく綺麗に撮られています。ジェンダー観が今と違ったり、特に倫理観は見ていると「!?」となること多いですが。でもそれも野島さんの作品の特徴なのかな?ファンの人の感想聞くとそういう感じみたいですね。中盤~終盤のストーリー展開が凄くて、日本のドラマ見ながら久しぶりに声に出して「え!?」って言いました。でもそれぐらいストーリーに興味を持って見ていられる作品です。美しい人 DVD-BOX(4枚組)新品 マルチレンズクリーナー付き
2023.12.28
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