『一進流珈琲屋』もか店長かくれ部屋PART2

【コーヒーの木】



  当店には十数鉢のコーヒーの木があります。
  マスターが20年以上前から育てています。
  初夏から秋口までは屋外で育てているのですが、寒さに弱いため
  冬場は店内に取り込みます。
  2メートルくらいまで育っているコーヒーの木が店内に入るので、
  さながら珈琲屋はジャングルのようになります・・・(- -;)

  当店に来店されるお客様からよく
  「こんなに立派に育てるコツを教えてください」
  と聞かれるので、今回のテーマは「コーヒーの木」!!

  まず、コーヒーの木の種子あるいは苗木を手に入れてください。
  コーヒーの種子は昔はめったに手に入らなかったそうですが、
  現在は大きな園芸店で取り寄せて頂けるところもあるようです。
  また挿し木でも増やせるので、分けて頂くのもよいかと思います。

  コーヒーの木は根が縦に伸びるため、深めの鉢を用意し、水はけ
  のよい土に植え、日当たりのよい場所で育てます。
  土が乾いたら鉢底からしみ出るほどたっぷりと水をやります。
  コーヒーの木は発芽までにかなり時間がかかります(2か月程度)
  種子から育てる場合は、かなり根気強く待って上げてください。
  種子から発芽し、本葉が数枚育ってきたら(6か月くらいかな?)
  深めの鉢に植え替えします。

  3~4年程度で星形の白い花が咲き始めます。
  ただし花は2日くらいで枯れてしまいます。(> <)
  花が枯れたあとに小さな緑色の実が付き、およそ6~8か月かけて
  直径1~1.5センチ程度のコーヒーの実が赤色に熟します。
  当店のコーヒーの木は春に開花し、晩秋に実が熟す時期を迎えました。
  (しかし毎年咲くほどは成績が良くないのです・・・・)
  が、日本で栽培されているコーヒーは開花の時期も環境によりばら
  つきがあるようです。
  熟した実は、中の種子を取り出してまた栽培してもよいですし、
  ある程度の量が収穫できれば
  (ここまでには根気が要りますが・・・)
  自家焙煎に挑戦してみるのもよいでしょう。(*^^*)

  自家焙煎ができるまで育てるにはかなりの労力と根気と年月が必要で
  すが、そこまで望まなければ、つややかな葉と・白くて可愛らしい花・
  真っ赤な実とかなり興味を引く観葉植物としても楽しめますよ。

=<栽培時の留意点>========================
 ☆ とにかく日光を好みます。日当たりの良い場所で育てましょう!
(当店は地下のため冬場は日光に当たらずかなり弱ります・・)
 ☆ 寒さに弱いため冬場は必ず屋内へ!!
   (日の当たる場所が◎)
 ☆ 水不足にも弱いので、土が乾いたらたっぷりと!!
   (ただし根腐れには注意)
 ☆ 木が生長して鉢に根がぎっしりはりだしたら、ひとまわり大きな
   鉢に植え替えてやります。
 ☆ 肥料は一般の園芸用の肥料を使っています。
 ☆ 雨にあててやると、葉の色がいっそう濃く、つややかになります。
 ☆ ある程度成長したら(6~7年)、木を半分くらいに切りつめてやる
   とまた元気を回復して葉が茂ります。
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  とにかく手間と時間がかかります!!
  が、手のかかる子ほど可愛いとはよくいうもので・・・(~0^)
  何年もかけて育てたコーヒーの木に赤いコーヒー・チェリーが結実した
  時には、きっと感動すると思いますよ!
  チャレンジしてみる物好きな(?)方、相談受け付けまーす(*^^*)//

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