湊かなえ【2】

【水青の読んだ本たち】

★夜行観覧車★湊かなえ★


	父親が被害者で母親が加害者・・・高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件・・遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか・・その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる・・ :;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;: 坂の上の高級住宅街で起こった殺人事件(@_@。医者である父親は母親によって殺された(ﾟ･ﾟ)ﾝｯ?・・本当に母が殺したのか(._.？) 本当は行方不明の息子ではないのか(ﾟ･ﾟ)ﾝｯ?でも、なぜ ?(ﾟ_｡)?(｡_ﾟ)? 登場人物ひとり、ひとりの心情が、それぞれに痛々しく、心に突き刺さる(｡＞0＜｡) 坂の上の高級住宅街・・坂の上であればあるほど不便だと思うけれど、土地の値段はどんどん高くなっていく・・下の地に住むものと上のもの・・いったい何が違う??(･_･)(･_･)(~^~)/?? 事件の起こった家族の向かいに40坪の敷地に住む家族・・この家族にも抱えている問題があるのだ(・。・; 人間の持つ欲・・見栄・・それらを守るために失うものは大きすぎる(ＯoＯ;) そんなことを感じながら読み終えた（ﾟｰﾟ）（｡_｡） :;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;: 彼女の小説はTVドラマ化されている作品が多く殆ど観ている・・ 2010年に湊かなえさんの｢夜行観覧車｣を単行本で購入していたのに、未読だった・・(~_~;) TVドラマがスタートしてしまったので、慌てて読んだ(~_~;) ２年前（２００８年）には「告白」を読後に映画を観た・・（小説も映画もショッキングだった）ダビングしていたドラマは５話まで観終えたけれど小説とは別ものなのかな？ラストがどうなるのか気になっている(‘-‘)(,_,) :;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;:*:;;;:

★告白★湊かなえ★


	我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る・・衝撃のデビュー作(^^)/ :;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;: 最初、森口先生の衝撃的な告白に始まり子供を死に追いやった生徒二人の回想的手記でそれぞれの表現方法により事件全体が浮き彫りになってくる最初はえ～っ ?(ﾟ_｡)?(｡_ﾟ)?て感じだったけれどどんどん引き込まれていった(・。・; 教師として、母親として、生徒に対して、また犯人に対しての復讐の仕方があまりにも衝撃 (￣Д￣；；修哉の母、直樹の母、そして森口悠子・・優秀であるがゆえ、子育ての出来ない母、自分の子や取り巻く状況を客観視できない母、そして子供に深い愛情を注ぐ母・・モンスターペアレントは直樹の母のような人なのだろうか(._.？) 修哉や森口先生のような母は一般的なモデルなのか？(ﾟ_｡)？(｡_ﾟ)？それぞれが怖さを秘めているが、母親の子供に及ぼす影響ははかり知れないものがあり、恐ろしくなる (-。－；) やはり森口先生の言う通り、最後は全て本人の責任であり、誰のせいにしてもいけないと思う(‘-‘)(,_,) なぜなら同じ環境に育った人やもっと過酷な環境に育った人であっても、心の影やひずみを他人に向けて爆発させないのが殆どだと思うから・・母親としての森口先生の気持ちは痛いほど分かる・・それが良いか悪いかは別問題として人間それほど合理的には出来ていない筈・・もし、自分がその立場だとしたら、そうしたいという気持ちはあっても出来ないと思う(・。・;最後の展開には驚いてしまう(@_@。この怖い展開と結末、後味は悪く、後を引きくけれど色々と考えさせてくれる作品だった( ﾟｰﾟ)( ｡_｡)

★花の鎖★湊かなえ★


	毎年届く謎の花束。差出人のイニシャルは｢K｣・・ ☆ﾟ゜ﾟ☆ﾟ゜ﾟ☆ﾟ゜ﾟ☆ﾟ゜ﾟ☆ﾟ゜ﾟ☆ 小説を読み終える前にTVドラマ化されてしまった (；~〓~) いつもの様に、先ずは読み終えてからネ(‘-‘)(,_,) そして・・ドラマを観終えた（ドラマの方が分かりやすかった・・）｢花の鎖｣は温かい気持ちになれるストーリーだった・・果たして「Ｋ」とは誰なのか ?(ﾟ_｡)?(｡_ﾟ)? 主人公達と、どんな繋がりがあるのか(._.？) 三世代に渡ってストーリが同時進行していき、ラストになってようやく、謎が解けた・・成るほど、そうだったんだぁ～( ﾟｰﾟ)( ｡_｡) 花の鎖は繋がった(‘-‘)(,_,)(‘-‘)(,_,)

★豆の上で眠る★湊かなえ★

行方不明になった姉。真偽の境界線から、逃れられない妹・・

あなたの「価値観」を激しく揺さぶる、究極の謎。

私だけが、間違っているの? 13年前に起こった姉の失踪事件。

大学生になった今でも、妹の心には「違和感」が残り続けていた。

押さえつけても亀裂から溢れ出てくる記憶・・

そして、訊ねられない問い・・戻ってきてくれて、とてもうれしい。

だけど・・ねえ、お姉ちゃん。あなたは本当に、本物の、万佑子ちゃんですか?

*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:

失踪した姉。真偽の境界線から逃れられない妹。お姉ちゃん。あなたは、本物なの？

疑惑の芽は、微かな「違和感」を養分にし、育つ。眠っているときでさえも・・・

私だけが、間違っているの？夏休みの晴れた午後。

神社から家に向かったお姉ちゃんが、行方不明になった・・

駐車場におちていた麦わら帽子。13年が経った。

大学生になった妹は、亀裂から溢れ出る記憶に、今でも、苦しめられていた。

訊ねることのできない問いを、胸に秘めたまま・・

私の幸せな時間は、小１の夏に、消えた・・・

「価値観」を激しく揺さぶる、究極の謎ミステリー

*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:

行方不明になって丸2年が経ち姉が戻って来るしかしその姉は本物の姉なのか…？

妹の疑問はどんどん膨れあがって行く・・

現在と過去を行き来しながら物語は進んで行く・・

行方不明の姉を探す為の母親の異常行動、家族それぞれの葛藤などが

細やかな描写で描かれていて先が気になり先へ・・先へ・・と読み進んで行った・・(~_~;)

姉妹を決定出来るのは血なのか？記憶なのか？

思い出の中にある手掛かりを探し、それらを照合して、相手が何者かを判断している。

一粒の豆の入ったベッドの布団の上で眠れないお姫様の話・・

コドモの疑い深い感性の描写が面白い・・

妹が姉に対して抱いている不可思議な疑念を、妹の回想と共に少しずつ辿っていく・・

ひたすら純粋に姉を想い、姉を信じ、姉を追い続けた妹が迎える結末とは ?(ﾟ_｡)?(｡_ﾟ)?

色々と考えさせられるおもしろい作品だったけれど('-'*)(,_,*)

何だか・・(*ﾟ･ﾟ)?すっきり感がなかった(￣Д￣；；

★Nのために★湊かなえ★

「究極の愛、それは罪の共有」

4人の証言から浮かび上がる、それぞれの「N」に対する想い・・・

□■*:;;;:*□■*:;;;:*□■*:;;;:*□■*:;;;:*□■

超高層マンションの一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。

現場に居合わせたのは20代の4人の男女・・

それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく・・

なぜ夫妻は死んだのか?それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか?

切なさに満ちた、純愛ミステリー。

「N」とは特定の個人を指すものだと思って読みはじめた・・

しかし、登場人物に「N」の付く人たちばかり・・・

途中から、特定の個人ではないと気がつく('-'*)(,_,*)

それぞれが、様々な思いを抱きながら、事件は起こった。

それぞれが予想をしていなかった展開になっていく・・そして・・その時・・

それぞれの「N」のためにしてあげることは・・・

登場人物たちの生き方に興味を引かれ読み進めた・・

そして、杉下希美は強い女性だと思う・・自分勝手な父親と大人になれなかった母親・・

その環境でも自分で生きる道を切り開いていく・・

事件の真相も気になりつつ、杉下希美の生き方も気になった(‘-‘*)(,_,*)

私的には面白く読み終えた(‘_’)

*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:

小説を読み終えてからTVドラマをまとめて最終回まで観終えた(・。・;

ドラマの方が、ハラハラドキドキ感がいっぱいで、面白かったと思った( ﾟｰﾟ)( ｡_｡)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2014．12）

★★湊かなえ★

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	行方不明になった姉。真偽の境界線から、逃れられない妹・・あなたの「価値観」を激しく揺さぶる、究極の謎。私だけが、間違っているの? 13年前に起こった姉の失踪事件。大学生になった今でも、妹の心には「違和感」が残り続けていた。押さえつけても亀裂から溢れ出てくる記憶・・そして、訊ねられない問い・・戻ってきてくれて、とてもうれしい。だけど・・ねえ、お姉ちゃん。あなたは本当に、本物の、万佑子ちゃんですか? :;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;: 失踪した姉。真偽の境界線から逃れられない妹。お姉ちゃん。あなたは、本物なの？疑惑の芽は、微かな「違和感」を養分にし、育つ。眠っているときでさえも・・・私だけが、間違っているの？夏休みの晴れた午後。神社から家に向かったお姉ちゃんが、行方不明になった・・駐車場におちていた麦わら帽子。13年が経った。大学生になった妹は、亀裂から溢れ出る記憶に、今でも、苦しめられていた。訊ねることのできない問いを、胸に秘めたまま・・私の幸せな時間は、小１の夏に、消えた・・・「価値観」を激しく揺さぶる、究極の謎ミステリー :;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;: 行方不明になって丸2年が経ち姉が戻って来るしかしその姉は本物の姉なのか…？妹の疑問はどんどん膨れあがって行く・・現在と過去を行き来しながら物語は進んで行く・・行方不明の姉を探す為の母親の異常行動、家族それぞれの葛藤などが細やかな描写で描かれていて先が気になり先へ・・先へ・・と読み進んで行った・・(~_~;) 姉妹を決定出来るのは血なのか？記憶なのか？思い出の中にある手掛かりを探し、それらを照合して、相手が何者かを判断している。一粒の豆の入ったベッドの布団の上で眠れないお姫様の話・・コドモの疑い深い感性の描写が面白い・・妹が姉に対して抱いている不可思議な疑念を、妹の回想と共に少しずつ辿っていく・・ひたすら純粋に姉を想い、姉を信じ、姉を追い続けた妹が迎える結末とは ?(ﾟ_｡)?(｡_ﾟ)? 色々と考えさせられるおもしろい作品だったけれど('-')(,_,) 何だか・・(*ﾟ･ﾟ)?すっきり感がなかった(￣Д￣；；


	「究極の愛、それは罪の共有」 4人の証言から浮かび上がる、それぞれの「N」に対する想い・・・ □■:;;;:□■:;;;:□■:;;;:□■:;;;:□■ 超高層マンションの一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは20代の4人の男女・・それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく・・なぜ夫妻は死んだのか?それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか? 切なさに満ちた、純愛ミステリー。「N」とは特定の個人を指すものだと思って読みはじめた・・しかし、登場人物に「N」の付く人たちばかり・・・途中から、特定の個人ではないと気がつく('-')(,_,) それぞれが、様々な思いを抱きながら、事件は起こった。それぞれが予想をしていなかった展開になっていく・・そして・・その時・・それぞれの「N」のためにしてあげることは・・・登場人物たちの生き方に興味を引かれ読み進めた・・そして、杉下希美は強い女性だと思う・・自分勝手な父親と大人になれなかった母親・・その環境でも自分で生きる道を切り開いていく・・事件の真相も気になりつつ、杉下希美の生き方も気になった(‘-‘)(,_,) 私的には面白く読み終えた(‘_’) :;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;::;;;: 小説を読み終えてからTVドラマをまとめて最終回まで観終えた(・。・; ドラマの方が、ハラハラドキドキ感がいっぱいで、面白かったと思った( ﾟｰﾟ)( ｡_｡) 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2014．12）