.。o○水青の部屋.。o○

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原田マハ


book-a【水青の読んだ本たち】book-a


★楽園のカンヴァス★原田マハ★
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大富豪の屋敷に掛かる一枚の絵。

その真贋判定を迫られた若き二人の研究者。

期限は七日間--絵画の「本当の価値」に迫る傑作アートサスペンス!

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日本とスイスを股に掛け、過去と現在を交錯させ、

作品鑑定の舞台と絡ませて、1枚の名画の背景を劇的に描き出す。

物語の中の物語という二重構造、知的サスペンス!!

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ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、

スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。

MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。

その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作品が目の前にある(OoO;)

持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、

ヒントとして謎の古書を手渡した。好敵手は日本人研究者の早川織絵。

リミットは七日間・・ピカソとルソー。

二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。

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アンリ・ルソーの最後の作品「夢」それと対となる「夢をみた」を巡る物語。

ルソーについて、殆ど知識のないままに、この物語を読んだ・・

フランス画家のルソーのなんという不思議さ ?(゚_。)?(。_゚)?

ルソーは遅咲きの画家で、40歳を過ぎてから絵を描き始め生前には

全く評価されなかった・・彼の生きた時代は、写実主義から抽象画、

シュールレアリズムへと変化する時代・・ピカソ、ドガ、トゥールーズ・ローレック、

コクトー、アポリネール、ローランサン達との交流があり、

どちらかというと彼らに影響を与える先駆者だったのだ(‘_’)

しかし、アンリ・ルソーは、未だ絵画の評価も定まっていない画家ともいわれている

この物語を読んでいるうちに、凄くルソーの絵に興味が出てきた。

美術館の運営、キュレーターという仕事、美術館の監視員、

新聞社の展覧会、絵画コレクター、そして画家。

絵画を巡る世の中の仕組みを垣間見ることができた(‘-‘*)(,_,*) 

早川織江とティム・ブラウン2人が競う絵画を巡ってこんな、ミステリーが作れるのか

と感心してしまう(‘-‘*)(,_,*)驚きの仕掛けがいっぱいありとても、楽しめた( ゚ー゚)( 。_。)

ルソーを愛してやまない登場人物達とルソーの人柄・・

さらに原田マハさんもルソーがとても好きなのだと思った(‘-‘*)(,_,*)

そして、私たちまでもルソーに引き込まれていく・・

有名な人物パブロ・ピカソが登場するが、そのピカソとルソーが織成す仕掛けが面白い(‘-‘*)(,_,*)

アンリ・ルソーの絵はだれもが目にしたことがあるはず。

作者を知らなくても、ああ、この絵がルソーなのだ( ゚ー゚)( 。_。)と

文章力、構成力も素晴らしく、20世紀初頭のパリの画家達の息遣いが聞こえてきそう・・

原田マハさんの絵画に対する思いと緻密に調べ上げた資料を自分の中で昇華させ、

素晴しい作品が完成したのだ思う。感動作だった(^^)/








★蹴りたい背中★綿矢りさ★
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第130回芥川賞を受賞した小説

さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ

鈴の音で鳴り響いて、胸を締めつけるから、

せめて周りには聞こえないように、私はプリントを

指で千切る。細長く、細長く。

紙を裂く耳障りな音は、私の孤独の音を消してくれる。

気怠げに見せてくれたりもするしね。” と始まる・・・

高校生が書いた小説に心惹かれ読み始めていた・・・

長谷川初実(ハツ)は、陸上部に所属する高校1年生。

蜷川とハツはクラスの余り者同士。

やがてハツは、あるアイドルに夢中の蜷川の存在が

気になってゆく・・・いびつな友情? それとも臆病な恋!? 

孤独な二人の関係とは・・・?

19歳の“綿矢りさ”さんだから描けた世界なのだと思う。







★インストール★綿谷りさ★
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突然、学校生活から脱落することを決めた高校生、朝子。

ゴミ捨て場で知り合ったクールな小学生かずよしに誘われて

風俗チャットでひと儲けすることに・・・

押入れのコンピューターから二人が覗いた

"オトナの世界"とは?(゜_。)?

最年少17歳、第38回文芸賞受賞作。

芥川賞受賞作家である綿谷りささんの別の作品も読んでみたかったので、買ってしまった(*'-'*)

部屋の中のものを全部捨ててしまう女子高生と、それに気づかない母親・・・

パンツを大量にくれる近所のおばちゃんと、その家に住む小学生・・・

妙に大人びたその小学生と、何もない押入れの中のパソコン。

そしてパソコンは風俗にリンクされている。。。

深くのめり込む訳ではなく、日常からの逃避行・・・

でも、最終的には普通の生活に戻っていく・・・

女子高生という大人でも子供でもない中途半端な年齢、

世間の風俗的な感じ方は大人の目線はと違い独特の面白い感性だと思った

賛否両論あり「中身が薄い」という批判もあるけれどまだ、まだ

人生経験の少ない彼女の視点から面白可笑しくあっさりと描かれていて、

後味も悪くないし、興味深く結構、楽しく読めた♪

現役女子高生だからこそ書けた小説だと思う。映画化されるらしい(*’-’*)







★蛇にピアス★金原ひとみ★
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第130回芥川賞受賞作品。

ピアッシングや刺青などの身体改造を題材に、

現代の若者の心に潜む不気味な影と深い悲しみを大胆に描いた問題作・・・

ピアスの拡張にハマっていたルイは、「スプリットタン」という

二つに分かれた舌を持つ男アマとの出会いをきっかけとして、舌にピアスを入れる・・・

暗い時代を生きる若者の受難と復活の物語。

埋め込んだピアスのサイズを大きくしていきながら、

徐々に舌を裂いていくスプリットタン、背中一面に施される刺青、

SM的なセックスシーン。迫力に満ちた描写の一方で、

それを他人ごとのように冷めた視線で眺めている主人公の姿が印象的・・・・

顔面にピアスを刺し、龍の刺青を入れたパンク男、アマと知り合った19歳のルイ。

アマの二股の舌に興味を抱いたルイは、シバという男の店で、

躊躇なく自分の舌にもピアスを入れる。それを期に、何かに押されるかのように

身体改造へとのめり込み、シバとも関係を持つルイ。

たが、過去にアマが殴り倒したチンピラの死亡記事を見つけたことで、

ルイは言いようのない不安に襲われ始める・・・

この小説を読むのは少し勇気がいる・・身体改造という自虐的な行動を読んでいると

肉体の痛みや精神の痛みを感じてしまうから・・・

「未来にも、刺青にも、スプリットタンにも、意味なんてない」と

言い切るルイの言葉から金原さんの心が見えるような気がする

かなりグロテスクで、刺激的でちょっと読むのを躊躇したくなる場面もあったけれど、

気になり読破してしまった・・・色々と考えさせられてしまった作品だった・・・







★女たちのジハード★篠田節子
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“めげず挫けず我が道をゆく聖戦(ジハード)という企み!”

男性優位社会の中で、踏まれても虐げられても

逞しく失意と絶望を重ねながら、人生を切り開いていこうとする女性たち・・・

それぞれの選択と闘いを描く痛快長編♪直木賞受賞作品は

彼女たちの生き方からパワーがもらえそうで勇気が湧いてくる物語だった\(*^▽^*)/

読んだあとのすがすがしさがたまらなく、嬉しくなってしまった・・・

現代女性の生き方の参考書になると思う(*’-’*)・・・

★*~*☆*~*★*~*☆*~*★*~*☆*~*★*~*☆*~*★

保険会社に勤める5人のOL。

条件のよい結婚に策略を巡らし、幸せな結婚を強く望む美人の“リサ”が

最終的とった決断はとても格好イイと思った♪

商社マンの素敵な男性と倖な結婚をした筈だった

“紀子”は家事能力ゼロで結婚に失敗・・・

それでも自分には結婚が合っていると再婚する(´ー`)

有能なOLでありながら会社を辞めざるをえなくなった

“みどり”は子供を産み育てながらも自分の歩む道を力強く切り開いて行く・・・

得意の英語で自立をめざすけれどことごとく挫折しそうになりながらも、

自分の生きる道を求め見出す紗織・・・

30歳を過ぎてもぼんやりとした人生設計を抱いたまま働き続け結婚出来ないでいる

キャリアウーマンの康子は地味な女性だと思っていたけれど、

自分の城を持つことに夢を持っていた・・・

そして、競売物件の中から、苦労してマンションを手に入れ、

その夢を実現してしまってから彼女の人生は変化し始める・・

ふとした事からトマトを作っている青年とめぐり合い思いがけない展開へ・・・

彼女の生き方に共感出来る部分がいっぱいあるような気がした。

この小説に登場していた女性たちはその後元気で頑張っているんだろうなぁ~

お薦めしたい一冊ョ(*^ー°v

★*~*☆*~*★*~*☆*~*★*~*☆*~*★*~*☆*~*★








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