*nini*nana*

*nini*nana*

ウエストチェスター~高校時代その2~

最初の頃は毎日がすごく辛くて長かった。家につくと、ばたっ!とベッドに倒れてそのまま寝てた。
1週間が1年くらいに感じてた。

私が通っていたこの学校は公立だったので、いろいろな人種の人が集まる...はずなんだけれど、
高級住宅街 (?) ということもあって、ほとんどが白人(っていっても、みんな元をたどると先祖は
ヨーロッパだったりとかするんだけれど)。
New York市内の公立とかだったらPuerto Ricoの子とか、blackの子とかもたくさんいるのだけれど、
ここではminorityとされる人は全校で5%くらいしかいなかった。

そんな学校だけれど、ESLのクラスがあって、英語が母国語ではない人は、Social Studies (社会科) のクラスと
英語のクラスをこのESLのクラスで受けたら、その単位がそれぞれの教科の単位として認められる。

私も当たり前に、このクラスがスケジュールの中に組み込まれた。
このクラスの先生はみんなの人気者の先生。明るくて、みんな大好き。
私はこのクラスでも、まだ訳がわからなかったから、ぼほほほぉぉぉ~。としていた。

ぼほほほぉぉぉ~のオーラを発し続けている私に、メキシカンのクラスメートの子が
"Look! It’s snowing outside! Look! "
って言ってきた。
へっ?と思って見ると、な~んだ。花びらがひらひら、ひらひら、窓の外で降っていた。
なんかバカにしてんな~。と思うんだけれど、何を言ったらいいのかわかんないから、
ふーん。と、またぼぉぉぉぉ~。モードに戻ると、私の後ろに座っていたGabeっていうPuerto Ricanの子が
"This is kick!" って言って、パンチする真似して、"and this is punch!"って言って、キックする真似して見せた。
これくらいはわかるよ~。と、私もついに "No. This is punch!" って言って、彼の顔をぼか~んっ!ってパンチして見せたの。

そうしたら、もうすっごく喜んで (ひゃっひゃっ!) "She is strong! She is strong! Don’t mess with her! She is strong!" って大騒ぎ~。

その瞬間から、なんか自分の中で何かが変わった。
なんか楽しいかもっ!と、突然感じた。

とは言っても、まだ英語を理解するにはほど遠い脳味噌だったから、毎日がふぅ~。と、ため息の日々...。
でもさー、そのGabeがすごくいいやつで、私が帰りにとぼとぼ階段降りていたりすると、
だだだだだだだっっ!!!!(階段がゆれてる~っ!)
って、すごい足音させて追いかけてくるの。
"whaz up?" とか言って。
ドキドキ。嬉しかったな~。

このドキドキ。というのは、何話せばいいんじゃ?というドキドキなんだけど。
孤独な気分になっている時に、気にかけてくれている人がいる。っていうことがすごく嬉しかった。

Gabeは、Mike Tysonに似てるタイプの顔で、体はとにかくでかい。
赤ちゃんがそのままでかくなっちゃったみたいな、愛嬌があるタイプ。

そうだ!高校 (日本の) で習ったセンテンスを言ってみよう!と、ある日思って、
"Do you participate in any club?" と、言ってみた。
そしたら正に「んにゃ????? 何言っとるんだべ???」という顔をして、"I don’t understand man!" と言われた。
んー。このparticipate が使ってみたかったんだけど (←アホか...。) どうも理解していないようである...。
と、私もう~ん...。
そうしたらGabeの方から勝手に、"I play baseball man! Baseball! Baseball!" と、
バットを振る真似をして、おしりをぶんぶん振りながら、私の質問に対する答えを言ってくれた。

あー。Gabeって、正にBaseballってかんじだよ~。と、私もそのおしりに感心していた。




© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: