*nini*nana*

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ウエストチェスター~高校時代その5~

体育の授業は、日本にいた頃は大好きだったけれど、こっちに来てからはちょっと憂鬱な時間になってしまった。なぜかというと、種目がかなりバラエティーに富んでいて、まだ私がやったこともない競技が多かったから。
私が来たばかりの5月はTrack and Field (陸上)。
最初の授業で1mile走るって言われて、持久走は得意中の得意だったからすごいスピードで走ってしまった。
そうしたらなかなか終わらない。
なんで~!と思ったら1マイルは1.5kmだった。1キロ走るつもりで走ってしまったから、そりゃ疲れるわ。
でも周りのみんなは私のスピードにかなりびびっていた。
まあ授業でそんなに本気だして走る人もいないわな...。

つづいて種目はBasesball。
お父さんやお兄ちゃんと小さい頃にキャッチボールとかはした事あるけれど、ホントのゲームなんてやったことない。
みんながバットの持ち方とか教えてくれるけれど、全然ボールが当たらない。
授業の間だけゲームするから、そんなにみんな気にしないのだけれど、私は自己嫌悪の連続。
しかもこの頃から目が悪くなってきたから、飛んでくるボールも良く見えなくて、かなり足手まといな存在になってしまった。

ある日、フライボールが私の方に飛んできて、目をつぶって手を伸ばしたら見事にキャッチできた!!
その時、初めて自然に"I got it! I got it!" と英語が出てきて、自分でもびっくりした。
みんなが走ってきて一緒に喜んでくれて、すっごく嬉しかった。
たぶんあそこでゲームオーバーになったんだろうな。
ルールも良く知らなかったから、えっ? ここでおしまいなの? って、全然分かってなかった~。

その日から、以前よりもgymのクラスのメンバーともうち解けられた気がする。
そして、みんなが言ってる言葉も聞き取れる様になってきていた。

そしてその頃、クラスメイトがあらゆるシーンで "fuck!" って言葉を使っている事に気が付いた。
「????? ファックって何だろー??」

"Fuckin Shit!" "Oh! You fuckin..."
うーん。
自分で考えていても分からないので、ある朝お父さんが会社に行く時に、
「お父さん、ファックってなーに?」と聞いてみた。

お父さんは明らかに硬直していた。
そして突然の質問にあせったかの様に、さささっ!と行ってしまおうとする。
今日教えてくれないとまた一日悩んじゃうよ!ファックって何?とお父さんを追いかけて聞く私。
なぜか私に背を向けたまま「...hang って事だよ。」
「hangって何?」
「...何かを引っかけること。」
えー!違うと思うよー。と言う私を置いて、お父さんは行ってしまった。
何か悪いこと聞いたのかなー。
変なの...。
訳のわからない私。

今考えると何でわざわざ訳わかんないウソ (?) をお父さんも言ったんだろ~。
そんなに真剣に意味考えちゃったのかな~。
スラングだよ。とか、軽くかわせばいいのにー。(ハハハ)
でも、意味+使い方をマスターした頃にEddie Murphyの「Coming to America」を観て、大受けした。
そして私の一番好きな映画になった!


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