もっぷ道-season1３-わがままなおしゃべり

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ももびー

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１．６キロのウサギの薬は耳かき一杯ほど

袋の折り目に入り込んでなかなか出て来ない

その少ない薬をかき集め　ふやかしたペレットに混ぜてシリンジに詰め

て強制食餌

が　なかなか口を開けない

無理強いをすると骨が折れるかもしれないと聞き　恐る恐るやってるの

で時間も掛かる

なんとか口の隙間からシリンジを差し込みペレットを押し出すと

上手い具合にそのまま吐き出してくる

食事が届いただけで　 食べたくないから食べていけ と言う

点滴も終わり　栄養が補給できないので無理にでも入れる

すると悪態をつく

挙句には柵に掴まって逃げようとする

土日　朝から晩まで三食食事介助して嫌がられまくる

私だってこんな事やりたかないわい

もっぷは垂れ耳で　預かり兎は立ち耳のミニウサギ

３年ぶりのウサギは忘れていた事も多く最初は触る事すら嫌だった

うちのウサギはもっぷだけ

が　食べなくて　仕方なく　ひざ掛けに包んで病院に行って

ずっと箱を抱きかかえて　診察中も抱っこして・・・

今は毎日抱えての強制食餌で否が応でも情が湧く

ウサギも様々な個性があるのは知っていた

見た目も違うけど　本当に二匹は対局なタイプ

預かり兎は突然手を差し入れても攻撃してこない

もっぷの力強い後ろ脚での足ダンは凄まじかったが　預かり兎は受診の

ために箱の中で微かに足ダン

もっぷに比べたら笑っちゃうぐらいの反抗だ

ドクターも　 この子は暴れるからリスクが大きい

なんて言っていたが　もっぷに比べたら全然暴れてない

やって来た当初に比べたら環境に慣れたのか　強制食餌で嫌がる事も多

いがそれでも可愛らしい

思うに　お祖母ちゃんっ子で育ったから鷹揚なんだと思う

人間慣れしている

段ボールを噛み千切ったり　トイレシーツで悪戯したりしない

もしかしたらペレットが嫌いなんじゃないかと思うぐらい食べず　

食べるのは野菜くずだけで困るけど・・・

それに比べたらもっぷは我が家の男性陣のようにキレやすい

でも飼い主に似るって言うから似てしまったんだろう

預かり兎は期間限定の子だけど　もっぷはうちの子

ビビりでキレやすいのも家系だから仕方ない

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