ももなちゃん♪ドラマでぶつぶつ

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ご冥福をお祈りします


イウンジュさんがお亡くなりになりました。
自宅マンションにて、死因は、首吊り自殺でした。

わたしが、この訃報を聞いたのは、昨夜午後8時のSBSニュースででした。
衝撃が走り、背筋に寒さが走り、手が震えました。

まさか…?人気絶頂だったし、
なにより私自身が、これからもっとドラマで見ていきたいと思っていた女優さんの一人だったのに…。
「どうして…?」
もうこの言葉しか見つからなかった。
と、同時にむしょうにせつなくて、じわじわと涙が私の目を覆ってくるのがわかった。

「プルセ」での彼女は、新キャラを開拓したと言われるほど
彼女の本来のイメージと違った、お金持ちのわがままお嬢さん役チウンを
キュートに演じていた。
さらに、10年後の落ち着いたキャラは、このドラマのせつなさを
倍増させたと言っても過言ではないだろう。

私は、プルセの彼女しか知らないのであるが、彼女の雰囲気は、彼女の周囲1メートルじゅうに「打ち水」をしたかのような、しっとりとした、25歳という年齢を感じさせない「落ち着き」を感じられた。
韓国女性の特性である「押しの強さ」や「気の強さ」というものが、あまり感じられず、
どちらかというと「一歩下がって」たたずんでいる、
コスモスの花を思い出させるような
日本人男性が好みそうな、そういう女優さんだったと思う。

声は、少しハスキーがかった感じで優しくゆっくりと語り
歌をうたうと、じっくりと耳をすませて静かに聞いてみたいような
そんな魅力あふれるものだった。

そんな彼女が、血文字メッセージを残していたというのには、驚愕した。
「オンマ ミアネ サランヘ。(お母さん、ごめんなさい、愛してる)」
うつ病で不眠症だったそうであるが、彼女はどんな地獄を見ていたのだろう。

役から抜けきれにくいタイプの女優さんだったということで、
最後に撮影した映画が原因ではないかと報道されているが
病院にも通い、治療をしながらも
彼女の心を開放させることができなかったということが
胸痛い。
彼女の心の闇は、それほど深すぎたのだろうか…。

彼女のような人が自分の周囲にいるわけではないけれど、
もし、苦しさを抱えている人がいるのがわかったら
なんとか話だけでも聞いて助けてあげたいとだれでも思うものだ。

でも、どうしても、時間に追われていたり、心がざわついていると
他人の心の動きや、ヘルプのサインをつい見逃してしまう。

さらに自分が苦しい立場にいると思い込むと
他人が相談に来たとしても、そんなのは『何でもないわよ』と
思ってしまうものだ。

でも、その人にとっては、決死の助けを求めているのかも知れないのだ。

どんな時でも、いつでも他人の苦しみを受け入れる「すきま」を
用意していかないといけないと思った。

決して自分が病気を治してあげるとか、そういうことではなく、
その人の心に共感してあげることが、いつでもできるようになりたい。
いつでも暖かさを発することができる、そういう心の準備を怠らないように心がけよう…。

イウンジュさんのご冥福をお祈りいたします。

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