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[はな 花]種子植物の生殖器官。一定の時期に枝や茎の先端などに形成され、受精して実を結ぶ機能を有するもの。 私にとって、花は描く対象としてかけがえの無い存在で、それが生殖器官と記されていることに 妙な安堵も感じて… 上京直前に、岩渕拓郎さんという方の個展でマルチプルピースという作品に出逢って、ひとつのシンボルのように ずっと、机の傍に置いて愛でてきた、大事な作品。 でも、本物の花を手に入れてしまったら?この花は還さないといけない…誰に?全て循環していくのだとするなら…花をくれた持ち主に? …なんて風にこじつけて、枯れない[はな 花]を贈ることにした。 あの時、海岸で翡翠と信じて拾った石を、海に還すみたいな気持ちで。
November 22, 2013
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太陽を触ろうと手を伸ばす枝葉を、焼けこげる前にと パチりと切り落とす。 どうせなら、焼かれて死にたかったと言わんばかりに私を見上げる 千切れた手。 そうして月がこの間の夜みたいに満ち満ちて破裂音がしそうなくらい、膨らんだ そのあとで翌日には欠けて行くのを止められないことは分かっていて。 それでも、魔法で時を止めたつもりになって、エンディングも聞こえないふりをして… 「一日のおわりに、一杯の紅茶を あなたと向かい合って」
November 18, 2013
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