インターナショナルに生きる

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お友達?


特に、科学の時間は、必ず話しかけに私の席に来ていた。
でも、直接来るとしらじらしので、近くに座っていた友達に話しに行って、その後私の席を通りすぎる時に「こんにちは」みたいな感じ。
講義が始まりそうになると、握手みたいな、微妙なタッチがあったのを覚えている。
「じゃあね」と言って右手を出す彼に、最初は右手で応えて、ぎゅっと握手をして見送ったけれど、だんだん、私が左手を出したりして、なんだか「離れるのが辛い」みたいなお別れ。

握った手にこもられる思いみたいのを感じたのはこの時ぐらいからだったと思う。
あったかくて、男らしくい彼の手は、印象的だった。


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