ほら、ここにいる

ほら、ここにいる

歌詞その4 Snow Dream




さよなら 車のクラクション ひとつだけ鳴らして
この街ともお別れだね

君は二人の写真に火をつけてほほで笑う
すべては幻と笑う

 止まらない時計の針が
 ためらいと後ずさる心
 せかして日付を変えていく

胸に深い傷を残して 二人手のひら赤く染めたまま
ため息で愛を確かめてた
日々を暮らすことの難しさ 敵にまわし生きてはいけないね
すべてはこの雪のように 冬が来て思い出すのさ
Snow Dream



子供部屋の灯り 消して待ってたサンタクロース
願い事抱いて 眠りにつく

戻るなら早いほうがいい 行くにはもう遅すぎるから
恋にしても夢にしても

  さよならと 粉雪が舞う
  遠くから 聞こえる鐘の音
  もう見切りをつけよう

胸の傷は隠せばいいさ 気づかれさえしなければいいさ
それが二人過ごした証ならば
セピア色に変わっていくね まるで卒業写真のようさ
すべてはこの雪のように春を待って消えそうだよ
Snow Dream 

いつか子供の話でもしよう 日々の暮らしの話でもしよう
時が二人を許してくれる頃
すべて忘れることなど無理さ それでも記憶の底に沈むのさ
すべてはこの雪のように 冬が来て思い出すから
Snow Dream




クリスマスに別れを決める二人…

ていうか、男の方が未練たらたらですね、これは。

100%創作、というわけでもなくて、これは本当は恋の事ではありません。
大学を卒業して、4年間住み慣れた場所を離れる事が決まった時に書きました。

相手は女の子ではなくて、土地なので(笑)主人公の男の方(つまり自分)が
未練たらたらなのはある意味当然、というわけです。
別に「血を流すほど」の体験をしたわけではありませんが、そこはそれ、
作詞でございます。劇的な単語を考えていて思いついたのが「血だらけ」(爆)


この歌詞、作ってる時はあまり考えていませんでしたが、赤と白の対比に
無意識にこだわっています。サンタや血、炎の赤。で、雪。
いくつも出てくる赤を、雪の白で受け止めるようなものです。
で、その二つの色を遠くでつなぎ合わせるセピア色。
一番最初に書いた時は、セピア色が2.3回出てきました。

あの頃持っていた夢を、あきらめたこと。
赤と白の間にある夢と現実。空に伸ばし続けたい手と、地に着けるべき足と。

20代前半だった私は、その折り合いをセピア色になるまでの時間に
あずけようとしていたのかもしれません。



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