ここのホムペには
「長岡 阿古美歌集」「歌集 氷紋」「歌集 真沙美」を収録する予定です。



 迫り来る臨終のいのち看護りいてしづけかりけりその朝明けは
                      (平成六年十月頃)


じいちゃん


2003年12月02日
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           立秋低唱

かぞいろの眠りやすらはす奥津城にわが詣で来て御手洗いに洗ふ


杉落葉ここだ乱れて父母の奥津城どころわれを泣かしむ


今ははや身のかかづらひなき母は父と並びて心安からむ


稚児の瀧この山河に落ちたぎりつ音のよろしさ霧のはれ間を


谷底よま向かひに来る日涼し此処の峠の夕雲は疾く


杉松の茂りがもとの谷暗ししばらくをわが息づきにけり


かにかくに足なへの友忘れえずさびしく母と語りあひけり





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最終更新日  2003年12月14日 22時28分56秒
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