宝塚近辺には、ヒルクライムを楽しむ適度な勾配の上りが多数あります。年間を通してそれらの上りでヒルクライムを楽しむ頻度は高く、ロードバイクの練習コースとしても定着しています。
近年のロードバイクブームで、多数のライダーを見かけるようになりました。10年前と比べると雲泥の差があるように思えます。ひとり黙々と走っていた時代から、今となっては挨拶だけでくたびれてしまうほどのライダーが後から後から上って来るのです。
ロードバイク愛好家が増えると同時に、公道での危険度も増してきているように感じます。
自転車の場合、グラウンドの中で楽しむのでは無く、あくまでも公道にて一般の車と一緒に走ることになります。自転車人口が増えれば当然事故の起こる確率は高くなるでしょう。その状況が今なのではないでしょうか?気軽に楽しめるスポーツではあるものの、その危険度は相当高いことを自覚しなければいけないと思います。
ヒルクライムを楽しんだ後に下っていると、いつも「この下りで落車したならば、相当のダメージを受けるだろうな?」と考えながらひとり下っていたものです。
今、そんな落車率も非常に高くなってきているのです。
原因はライダーの増加もひとつですが、ライダーの自覚の低さも大きな要因であると思われます。その自覚と言うのは、「ロードバイクは乗り方を間違えると危険である。」というものです。
条件は違うものの、プロロードレース界でも頻繁に落車はおきています。プロ中のプロが操っていても、落車するときには落車してしまうのです。その危険度を自覚していたならば、自分の技量に合わせて走ることを心がけると思うのです。
ロードバイクは、ある意味麻薬のような働きをします。自分の身体が数倍にも強くなったかのような錯覚に陥ってしまうのです。そのスピード感に酔いしれてしまうと、すっかりと虜になってしまい自制心を失います。その結果、オーバースピードとなって、落車へ繋がってゆくのです。そんな落車が増えているように感じます。
私自身、走りながらアドレナリンが噴出するのを何度か経験しています。そんな時にはふと我に返って、自制します。その繰り返しと言っても良いのではないでしょうか?そんな中で、少しずつ経験値を高めて行き、スキルを上げてゆくのです。そのところを急いではいけないはずなのです。
すべてのライダー、ロードバイク愛好家へお願いします。「ロードバイクは乗り方を間違えると危険である。」と言うことを自覚して、基本から少しずつスキルを上げて行きましょう。皆が、安全で安心して自転車へ乗れる環境を作ることが最も大切なことであると考えます。