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幼馴染












幼馴染













「祐太、もっと早くこげないの??」

「乗せてもらっといて言うなよ。」






そうです。わたしたち2人はTHE★2ケツをするほど仲良しなんです。


残念ながらカップルとかそーゆううらやましいものではありませんが。


ってゆーか祐太とは嫌だ。





「このスピードじゃ部活遅刻じゃん。祐太が昨日遅くまで起きてるから。」

「それは真央が 新作ゲーム買ったから一緒にしよ~。 とか言って俺ん家にあがり込んであげく3時までピコピコやってたからだろ。」

「とかいって自分楽しんでたくせに。」

「楽しいわけねーだろ。ボロ負けだったのに。」

26連勝ってわたしすごいよね でも相手が しょせん祐太だったし・・・ きわどいな。」

「振り落とすぞ」

「キャ★デンジャラー」













祐太とは幼稚園のころからの幼馴染で、こうして土日の部活のときは、2ケツして学校に行くのが定番となってい ブオオオオン




―――――――――奴か。





超ロングな車が横を通り過ぎていったが、 こんなのに乗って登校する馬鹿 あの馬鹿 しかいない。



「綾木先輩格好いいよな――― ぐえ! ちょ、おい真央首絞めんな死ぬ・・・ ゲホボホァア

「あんなものはしょせん親の所有物を借りたいってみればレンタカーよ。それをいかにも自分が働いて買ったもののようにするなんて、














結構うらやましかったりしますよ。

でもね、若いころ何の苦労もなく生きてきたんじゃ将来ぜったい失敗するんだから。祐太みたいに1回つまづいてなきゃだめだって。 あ、1回どころじゃないか。

「おま…本当殴りたい。心の底から殴りたい。」















そんな感じで、祐太のチャリをこぎつつ繰り出してくるパンチや頭突きなどをクリティカルによけながら仕返ししていると、気づいたら学校についていた。



祐太がヘトヘトになりながらチャリ置き場に行く姿はそれでも運動部かと尋ねたいほどだった。







ババババババババ…







突然上空から強い風が。


ちょ、風の分際で真央ちゃんのスカートをめくろうなんざ良い度胸じゃねーか。


風と闘おうとするも、自分のスカートをまもるので精一杯だ。

く、この勝負、わたしに勝ち目はないのか・・・!?

よもやあきらめかけたそのとき、風の源を見つけた。














屋上に























屋上にヘリが止まっている―――――――!!











…いかん。幻覚みえた。

あぶないあぶ…あ、 やっぱヘリだ。



一人悶々と考えていると、どこからともなく綾木が現れた。





「はざーっす。」





野球部並みの省略。

運動部はやっぱこうでなきゃ、という真央ルール。




「おはよう高原」





なんか優雅さをアピールしたくて失敗したようなあいさつがとてもムカツク


もういいや、 祐太は置いていこう 一刻も早く綾木と離れたい。
















「オオーホホホホホ」








奇妙な高笑いがする。
こんな意味不明な登場シーンを演出するのはあの人しかいない。
女子テニス部部長、綾木と同属、 「榊原葵!!テメェ気色悪い笑いしてんじゃねェ。 いこうぜ高原」「はぁ」

あのヘリの所有者は榊原さんだったのか。
納得…て、ん?
何わたしも巻き込んでるんですか。しかも肩に手ェ置いていいなんて誰が言いました?

「俺様」

「も、ウザイっすよ。ほんと、わたし祐太待ってるんで、ちょ、 セクハラ犯でうったえますよ!

「あァン?お前にセクハラだと? 侮辱罪で訴え返すぞ!!

「なんでわたしがキレられるんですか。逆ギレか!!?」

「触ってもらえるだけありがたいと思え。」













ちょっと、この人の思考回路尋常じゃないよ。 曲がり角と落とし穴でグネグネぐしょぐしょだよ。












「ちょっと綾木!! わたくしの高原さん に気安く触らないでくださらない?」


「アァン?」

「いや、あのだから巻き込まないでください。しかも貴方のわたしじゃないです。わたしのわたしです。」

「そんなアイデンティティはどーでもいんだよ。」

「そんなツッコミもいらねーですよ。」

「高原さん、そんな イモい綾木 なんかがいる部より、わたくしのいる女テニにいらっしゃらない?」











いや、あのですね。綾木もあなたも、同じくらいちょっとダメなんです。

拒否反応が否めません。

人間ね、正直に生きるべきだと思うんですよ、私。

だから、 「考えておきます。」




どっちも同じくらいなんだよね。

さすが幼馴染っていうか…。








この後遅れてきた祐太にエルボをくらわせたり、あとなんか綾木が異常にウザかったりとイライラが積もる一方でしたが、


桂ちゃんのテニスプレーで心が和んだのでまあ、いいか。



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