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休日ですが、何か?






休日ですが、何か?










今日は嬉しい土曜日。部活も終わって、スーパーに夜ご飯の買出しです。
朝、広告で隣町のスーパー“朝日町ストア”が大安売りとの情報をゲットしたので早速行った………………


















…………のが間違いだった。



















彼がいる。正しくは彼ら。でも同じ顔だから一人って数えてもいいよね…!!











二中の和輝、尚孝の双子様方。









おおおおお落ち着くんだ、わたし。変装もしていたし、今の私はあのときのわたしではないのですよ。
やばい。
ニンジンを持つ手が震える。
これじゃあ疑ってくださいとたのんでいるようなものだ。
とりあえず、深呼吸を…




「どーしたのー?手、震えてるけど大丈夫ー?」









大丈夫じゃね―――――――――――――――――!!










ちょ、尚孝君、君の優しさが今とても迷惑です。ごめん、可愛いけどね。
あァ、もう 悪いのはわたしだよ!







「だいじょーぶでござります。」

「・・・?」

「尚孝、こーゆう変人には関わんな。」




聞こえてますよ、キミ。





「でも、気分悪そーだよ。顔もなんだか青ざめてるし。」

「いえ、あのわたしニンジン触ると顔が美白になっちゃうんです。病気とかじゃ全然ないんで。」

だれも美白とか言ってねーよ。 勘違いも大概にしとけよ、ブス。」

「えー?ヒドイよ和輝ー。女の子に向かって。」

「ブス?一度ならず二度までも!!仏の顔は三度までって言うけどね、真央ちゃんの顔は一個しかないんだからね!!」











わぉ、墓穴。















「二度…?俺は1回しか言ってねーよ。ん?おまえどっかで見たな、オイ。」

「ひと違いっすよ。」

「アァ?俺の前でシラばっくれようたぁいい度胸だな。」

ちょっとおおおお 可愛い顔してこの子すっげー悪魔を飼っちゃってるよ!ちょ、店員さん目ェそらしてんじゃねーですよ。







「あっれー真央ちゃん何してるのー?」

「マネージャー仕事中?」





BADタイミング★



ジュン先輩は名前呼びだったからセーフ。だけど、小泉先輩。テメー空気読んでください。冷や汗が止まりませんよ。










「こいつら、義氷テニス部じゃん・・・あ?マネージャー?」















ちょ、ピンチ過ぎてヤバイ。







ごまかせ!ここは普段使わない頭の見せ所じゃん。




「そ。私義テニのマネでーす。あ、もしかして大会とかで逢ったのかもですね。」

「ア?何で俺がテニスの大会行ってるってわかるんだ?俺テニス部入ってるって行ったか?」










和輝を抹殺してしまいたい………!!












そんなスルドイこと聞かなくていーじゃん、軽く流せよ、バカ。








「もーどーだっていいじゃん、和輝。まおまおも困ってるよ。」

「…まおまお?」

「うん。君の呼び名。かわいーじゃん。」






ヤバ!この子はんぱなくかわいい。天使だよ、マイエンジェル尚ポン。








「そーいえばさ~、朝日二中とは初戦であたるんだよねー。」




ジュン先輩ナイス!そのまま話の流れを持って行っちゃってください。


「悔いの残らない、良い試合をしよう。」



小泉先輩がムリヤリしめて、ジュン先輩と私をつかんでズルズルとその場から遠ざけるように歩いた。









「ジュン、お菓子売り場のトコ行っとけ。俺はマネと話しがあるから。」

「わたしはないですよ。 ………うそです。にらまないでください。

「ふーん。わかったー。ズミやん真央ちゃんにヘンな事しちゃダメだよー。」

「安心しろ。 そんなこと世界が滅亡してもおきないから。

「言い切りやがりましたね、先輩。」





鼻で笑う小泉先輩が憎らしい。






「お前は救いようのないバカだな。」

「そうじゃないかと自分でも考えてました。」

「まじめにいってるんだぞ、俺は。スパイがバレたら大変だろ。しっかりしろよ、お前。」

「…小泉先輩って私のこと名前で呼んでくれないですよね。」

「は?」

「なんかさみしいなー。…なんつって。」

「おい。俺今怒ってるって分かってるか?空気よめって言葉知ってるか?」

「…知ってます。」

「―――ったく、お前をあいてにすると疲れる。」

「すみません。」

「いや、誤んなくていいけどさ。」

「あ!   今日の晩御飯はカレーにしようかな。」

「・・・何?突然。 ついに頭がイカれたか。

「そんなわけないです。ずっと悩んでたんだけど。うん、カレー。先輩も食べていきます?カレーって一人前作るより多めに作るほうがいいし。」

「一人前…?」

「あ、言ってませんでした?私一人暮らししてるんですよ。」

「はぁ?親はどうした。」

「外国で企業立ててるみたいです。時々電話とか手紙とかきますし。それに一人暮らしサイコーですよ。毎日ゲームし放題。」

「お前本当に女か?」

「失礼な!!こうみえても私 乙女ゲーで日々女としての魅力を学んでいるのですよ。

「あァ、なんかそんな感じするもんな。」

「アレ?ちょっと先輩どうして目ェあわせてくれないんですか。ちょ、なんか問題発言しましたか、わたし?」



「あ、ジュン。そんなにお菓子買うのか?せめて500円以内にしとけって。」


「せェんぱーい。シカッテイングたぁタチ悪いですよ。涙が頬を伝いますよ。そしてその一粒がやがて大きな川を作り 「ねえー真央ちゃん、ズミやんいないよ?」

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