リンタロウ的・公演日記

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中村一喜@ Re:chuwi hi10分解、そして液晶修理(デジタイザ交換)(10/28) タッチパネルにヒビが入り、諦めかけた時…
杜川リンタロウ @ Re[1]:夏は表現布教活動(08/07) オカ リナさんへ コメントどうもありがと…
July 7, 2019
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カテゴリ: ステージ
ご案内は主にPICO2のTwitterでしているために
ブログを開いてみる度に前回の更新の時期に驚愕する私ですが、
おかげさまで無事、前回ご案内した公演はどちらも終えることが出来ました。



企画公演その13「オペレーションR」
すでに遠く一ヵ月半前ですが、名古屋を去る宇佐美さんとの
「最後になんかしましょっか」「いいっすよ!」から始まった公演でした。
稽古期間は直前の一週間だけ。
じつに頭が悪いスケジュールに二つ返事で快く付き合ってくれたキャストの皆さんに感謝。
そして頭が悪い内容の公演に乗ってくださった観客の皆さんに乾杯。

劇中でも旅立った宇佐美さんと上田さんは、東京で頑張っていらっしゃいます。
打ち上げは朝まで+後日もと、密度の濃かった一週間公演。
皆様、本当に有り難う御座いました!




そして同時並行で動きつつ、オペレーションR終了後にすぐさま本格的に始まった
東文化小劇場共催公演「マイスクール・ミュージカル!」も先日無事終了いたしました。
知恵を絞って大勢集まりやすいような募集をかけたつもりですが、
果たして実際には何人集まるのか…
と思いつつフタを開けたらなんと90名弱の応募があり、
名古屋市文化振興事業団史上でも一般参加形式では初めての規模の大所帯公演となりました。
とはいいつつ、自分のやることは毎回同じで、
キャストの個性と力量と長所と可能性を見極めた上でのあて書きの作品作りなのですが。




「廃部寸前の演劇部が学校中の部活からスカウトしてミュージカルを作る」というのは
ノリとして現代ミュージカルが作りやすいだろうなーとは思っていました。
なので東文化小劇場から共催のお話があった時、これで行こう、と決めました。
一般参加の方にとっても、話の内容からして演じやすいだろうなとも思っていました。



稽古開始以降はいつもの通りです。

最後の演出は2年前に上演した市民参加ミュージカル
「リバーサンド・ストーリー」を再構築しようと決めていたので、
あとは途中の流れにどの出演者をどう配置するかでした。
90名いるのでその見極めになかなか骨が折れましたが、
結果的に良い配置になったのではと思っています。

個人的に自分で作品を作る際、なるべく無名のキャラやコーラス、コロスを作りたくありません。
これは無名のキャラが可哀想…とかではなく、某寺山修司氏もおっしゃっていますが、
みんな誰しも一つは人生を背負えば舞台で使える面白いキャラを持っているから(意訳)です。
それを使わないのは勿体ない。
作られたキャラを演じるのが俳優ですが、客にとっては面白ければなんでもいい。
観客が物語の中で違和感なく出演者を楽しめれば、それは問題ないのではないか。
私は残念ながら決して作家ではありませんから、
そういう発想で皆さんから人生を戴き惜しみなく使って作品を構成するしかないのです。



今回は私自身のエピソードもかなり入れました。
昆布やら数学やら美しいミュージカルやら愚かなエピソードが多いのですが、
真面目なものも中にはあります。

これまで何度か市民参加ミュージカルを作りましたが、
その中には終演後に「実は私、末期がんであと数か月なんです」と
告白してくださる方もおりました。個人的にそれはすごいショックでした。

ああ、人生の最後に舞台をやってみようという方もいるんだなあ、
参加の皆さんはそれぞれ人生を抱えて出演を希望しているんだなあ、
一般参加の皆さんがいるからこそもっと真剣に向き合わなくちゃいけないんだなあ…
それ以来そんな事を頭の片隅に置いているのですが、
今回ついにそういうキャラを出してしまいました。これは完全に私のエゴなエピソードです。

舞台で観た時は、むしろリアリティが薄いと感じる人が多いと思います。
でも実際にはリアルで。そういう思いで舞台に立つ人も本当にいるわけで。
やっぱ舞台はリアルに勝てないな、と私はいつも思います。



主役のひなちゃんには随分助けられました。
いてよかったほんと、と何度思ったことか…
他にも舞台経験者が何人かいたので要所に配置、物語をうまく締めてくれました。
勿論首脳陣の皆さんにも感謝。皆様のおかげで無事舞台は幕を下ろすことが出来ました。
誠に有り難う御座います。



というわけで、一般参加の方も多かったので珍しくいっぱい振り返ってみました。
いつもの通りですが、打ち上げでは私、灰になってましたからね…
皆様お話しできずにスミマセン。
皆さんの中に、舞台楽しいなーいつかまたやってみたいなーという気持ちが残れば幸いです。

本番中は大きな怪我無く終えることができました。
参加の小学校低学年の子どもさんを見てくれた大人の出演者陣にも大感謝です。
反省はもちろん多々ありますので、次回以降に生かしたいと思います。
つまり公演は好評で、さっそく来年も行うことが決定。
来年は10月末頃を予定しておりますので、どうぞご期待ください。


さて、一息つく間もなく、8/12公演の尾張旭市民有志ミュージカルが始まりました。
東文化に出たり観た人で参加してくれる子もおり、楽しみです。
同時にPICO2で8月末に自身の営業新作の上演が決まりまだまだ怒涛の日々が続きます。
どこかの劇場でお会い出来れば幸いです。

<ざっくり今後の予定>
7/25 『仏典童話:老人を捨てる国』千種・5アール
8/3 『一人で演じる走れメロス』東京・代々木オリンピックセンター
8/12 『尾張旭市民有志ミュージカル』尾張旭市文化会館
8/28~30 『仏典童話:新作』PICO2
9/1 『一人で演じる走れメロス』各務原子ども劇場
10/1 MIA トリエンナーレ公演 出演





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Last updated  July 7, 2019 05:02:29 AM
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