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ぽぽらっち3809

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2008.10.17
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カテゴリ: 仕事
 同じ学年に所属している数学の先生が、10月1日から大学に内地留学をしている。代わりに、若い女の先生がやってきた。最近まで企業に勤めていたが、先生という仕事に興味を持ち、今回縁あって我が校にやってきた、というわけだ。

 やる気満々、元気よく仕事をスタートさせたのだが、彼女どうもこのごろ元気がない。声をかけたところ、「授業の進め方がよくわからない…」と悩んでいる様子。学年主任、校長の許可をもらって、放課後、二人で話をした(僕は今年から学習指導主任という、学習指導に関する主任を仰せつかっている)。

 話を聞けば、なるほど日々つらかったんだろうな、ということばかりだった。我々の仕事、大ベテランも新人も、基本的には教室の中では一人で授業を進めなければならない。もちろん、教育実習等で実際に授業をする機会はあるが、これはまあ、運転免許にたとえれば路上訓練みたいなもので、当人はその場では一生懸命でも実際に毎日授業をするとなると大して役には立たない。さらに、彼女の場合、臨時採用なので、新規採用教員につく「指導教員」がいない(僕には退職した校長先生がほぼ毎日後ろについてくれた。今にして思えば有り難い限りである)。当然、着任したその日から一人前扱いである。
 我々は「経験がないから多少のことは…」と考えるが、生徒にしてみれば先生は先生、さらには保護者の目というものもある。それもまたプレッシャーとなり、真面目な彼女は「授業をきちんとしなければ」という思いが強くなっていったようだ。

 頑張っている人に「頑張れ」というほどむごい仕打ちはない、と聞いたことがある。今の彼女にはそれがぴったりだった。「大して参考になるかどうかは分からないけど…」と、僕の授業の進め方について話をした。本当にたいした内容ではなく、「たくさんのことを教えようとしないで『これだけは覚えてかえってもらいたい』ということだけに力を入れる」とか、「発問したらすぐに挙手を求めるのではなく、まず作業させる。それを巡視して指名計画を立てたり、誤答の傾向をつかんだり、計画の変更を考えたりする。」、さらに「巡視しているときに『いい考えだね、黒板で書いてよ』『名札つけてね。みんなの名前、覚えたいんだよ』と話をすれば、生徒との心理的な距離が縮まって授業がやりやすくなる」等、授業を進めたり、生徒とコミュニケーションをとったりする際の基本的な技法についての話である。
 実は、彼女と話をする前に、クラスの生徒数人に「新しい先生が、みんなが授業を分かってくれているか、心配しているのだが、率直に感想を聞かせてほしい」と聞いておいた。すると、「なかなかいいですよ」「特に困ったところはありません」など、おおむねプラスの評価をしていた。彼女にそれも伝え、「『その教科を嫌いにさせない』という最低限の目標はクリアしているようだから、自信を持って」と話をした。
 「なんか、すっきりしましたぁ。なんだか、授業がやりたくなってきました」と笑顔になってくれたので、何よりだった。

 今まで決して彼女を無視してきたわけではなかったけれど、もっと気を配ってあげるべきだったなぁ、と反省。また、我々教師の中に「他人の仕事に口を出さない」という雰囲気がなかったか、とも反省。誤解のないように言えば、今勤務している職員室の雰囲気は、今まで勤めてきた学校の中でも1,2を競うくらい良い。そういう学校でさえ、あとから来た人には、なかなか人には聞きにくい、あるいは相談しにくい空気があるのかもしれない。








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Last updated  2008.10.17 20:55:49
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