Anima-Town

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第14話 幽閉

人間は脳の容量の70%を使っていないと言われている
人間の持つ不思議な力はこの部分に秘められると言われている。
その使用されることのない脳の70%はこう呼ばれる・・・
『NIGHT HEAD』・・・・・・・



第14話「幽閉」


【STORY】

曽根崎との戦いが終わり、直也の予知によって研究所が炎に包まれている事を知った直人は御厨の待つ、研究所に向っていた。もう二度と辿る事がないと思っていた研究所への道程。
かつて、自分達が研究所に連れて来られた、ある日の出来事を思い出していた────。

それは、自分達が研究所に連れて来られ、自分達への仕打ちを抵抗して研究所のある一室に籠城していた夜からの出来事だった。
体力の限界を超えながらも、ひたすら母の優しい手を待ち続けていた。他の誰にも世話になりたくなくて、御厨に抵抗し続けていた。
「この部屋から出したかったら両親を連れてこい」何度も条件を出す直人だが、御厨は受け入れる事をしなかった。
そんな時、慰め励ましてくれたのが、研究員の疋田さんだった。彼女は食事の世話をしながら何度も呼び続けてくれていた。
ある日、御厨が外出して外に出て来ないかと誘われた。外には野兎達が放し飼いにされていた。興味を持った直也は、野兎と戯れ遊んでいた。
しかし、直也が野兎を抱き走り出した時、事件は起きた。地面の雪に躓き、疋田さんは咄嗟に直也を助けようと抱き締めてしまった。疋田さんの思念が直也に伝わった。

「この子達は恐い・・・でも仕事だから仕方ない・・・怪我をしなければ良い・・・お金の為、お金の為にこの子達の世話をする」

心を読んだ直也は半狂乱に叫ぶ。それを必死に止めようとする直人。直也の頬に血が滴る。直人の頬が引っかき傷で赤く腫上っていた。
我に返る直也。「御厨さんが監視している。この人はお金の為に僕達の世話をしているんだ・・・」直人は直也の言葉で御厨を探す。
木の陰からこちらを伺う御厨の姿を見た時、直人は直也を連れて逃げ出した。「もうここには帰らない」必死になって逃げようとするのだが、岬老人の結界によって外に出る事は出来なかった。
やがて、御厨に見つかり研究所に連れ戻そうとした。「お願いだから一緒に帰ろう」手を差し伸べる御厨。その手を直也は必然と取っていた。

『私はお前たちの味方だ』

研究所の近くに車を止め、直人と直也は研究所のある場所へ向っていた。しかし、直也はもう研究所が焼け落ちてしまった事を告げる。
直人と直也が到着した時にはすでに研究所の跡形もなかった。直也は研究所で何があったかをリーディングを始める。
「3人が此処へ来て資料を持ち出し、研究所を燃やしてしまった」
「御厨やみんなは無事なのか?」
「解らない・・・でも御厨さんは生きている」
そして直也が案内した場所は────岬老人が住んでいた小屋だった。
御厨は二人が訪れるのを待っていた。
今まで経緯を話す御厨。そして曽根崎を逃した事、二人を何故この研究所に閉じ込めていたのかという事。それは全て岬老人の指示だった事を告げる。
ある組織が関係している事を告げ、その組織と岬老人が対等していた事を二人に明かす。そして今、自分はその組織に関係する3人の刺客によって此処に閉じ込められていると言う。直也はその3人の思念が流れているのに気が付く。彼らは直也に「御厨を置いていけ」と何度も語り続ける。
御厨は「この場所がエネルギースポットになっていて周波数が合うのはおまえ達しかいない。私は此処を出て研究を続けたい」と伝える。
それは、二人が戦いの中に巻き込まれるという事だった。
「勝手だ」という直人。しかし、何故か放追っておく事が出来なかった。直人は自然と御厨に手を差し伸べていた────。




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