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虎・マートン、神がかり!サヨナラ再奪首ダ~ン

taiga-su torakkii

 (セ・パ交流戦、阪神4x-3ロッテ、最終戦、阪神3勝1分、9日、甲子園)神様!! マートン様!! 阪神は1点を追う九回、マット・マートン外野手(31)が逆転サヨナラ6号2ラン。チームを4連勝&今季最多の貯金12に導いた。6日の西武戦(甲子園)でもサヨナラ弾を放ったばかり。虎党もM砲に拍手喝采だ。巨人が、楽天に敗れて首位を奪還した虎。Vへむかってチーム一丸や!! 

 まるで再現VTRだ。完ぺきに捉えた打球は曇天に美しい弧を描く。4時間21分の激闘。デーゲームにもかかわらず照明灯が点灯される中で3日前と同じようにウイニングランを満喫。マートンがプロ野球タイ記録の月間2本目のサヨナラ弾をぶちかました。

 「九回はラッキーイニングになってるんじゃないかと思います」

 笑みが絶えないヒーローインタビューだった。1点ビハインドの九回無死一塁。守護神・益田の初球のスライダーを打ち損じてファウル。「タイミングが早くなっていた」と心を落ち着かせた。2球目。甘いスライダーにバットが反応した。左翼手の伊志嶺がすぐに追うのをあきらめた逆転6号2ラン。仲間とおなじみのポーズを決めて勝利の美酒に浸った。

 前回6日の西武戦(甲子園)はスライダーを空振りした後、バットが折れていることに気づいて、交換。直後に劇弾を放った。3日後に訪れたデジャブのような状況。再び「ラッキーバット」とたたえた相棒を使って、快音を響かせた。

 和田監督も「最後はクリーンアップがカタをつけてくれた。あれを一発で仕留めるというね」と最敬礼。主砲は第1、2打席には右前打をマークし、5月23日のロッテ戦(QVC)以来、今季12度目となる猛打賞だ。

 敬けんなクリスチャンはグラウンド内外で救いの手を差し伸べる。遠征先の宿舎の食事会場。今シーズンから先発転向した榎田が制球に苦しんでいると、声をかけた。「四球を気にすることはない。ダイジョウブ!」。片言の日本語を交えて背中を押した。

 昨年の自身と同じ左足の負傷から1軍復帰した新井良には「僕は1年間、気を遣いながらやったよ」とけが予防をすすめた。この日は、救済の一発でルーキー藤浪の聖地不敗神話を「14試合」に継続だ。「それは知らなかったけど、甲子園で(高校時代に)2度優勝しているし、プロで負けてない」。藤浪の昨夏の甲子園での快投はテレビ観戦していた。「彼をミニダルビッシュと言っていたんだ。小さいわけじゃないけどね」とほほえんだ。

 宿敵の巨人が敗れ、1週間ぶりにてっぺんを奪取。貯金を今季最多の「12」とし、もうひとつの目標である交流戦Vへ、2ゲーム差のまま食らいつく。4連勝と勢いに乗る猛虎の快進撃はまだ終わらない。

 「1位はうれしくないわけじゃない。でも、10月が終わったときに1位であることが大事」

 求めるのは8年ぶりの優勝のみ。実りの秋に思いを馳せ、青い目の4番はチームの勝利のためにバットを振り続ける。
(小松 真也)










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Last updated  2013年06月10日 17時38分07秒
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