Memory of Embers

Memory of Embers

存在感



 立ち止まって振り返る 信じ続けて裏切られた
 付いて来たはずの希望は 気付けば絶望と手を組む
 明日に向かってたはずなのに ずっと昨日を見つめていた
 進む事も戻る事もなく 今の自分に縛られて

 掌をなぞってみると 感じるこの身の震え
 瞳を閉じても耳をふさいでも 鼓動と呼吸に囚われる

 拭い去っても消えぬ存在感を 消し去る為の術を探す
 忌わしくとも続く存在感など 『永遠』と『孤独』の堕落者
 もう忘れられない 屍の姿を
 真実と偽りの狭間に 生まれた混沌の罪

 迷ったまま疑ったまま 差し込む光に縋りつく
 照らされていた栄光は 愚かさを映すだけの鏡
 彷徨い続け求め続け 失った物すら知らぬのに
 ただ欲する自己証明 無意味な命の価値を探る

 崩れ去った世界は 僕だけのパラレルワールド
 過ぎる事の無い時間を 永遠と謳っただけ

 拭い去っても消えぬ存在感は 自ら背負った大きな罪
 忌わしくとも続く存在感が 絶望だけを与えてくれる
 もう二度と出会えない 本当の命に
 輝きを無くした 屍に埋もれた地では

 血を流し疲れ果て 世界の終わりに縋りつく
 願っても憎んでも 死に絶えた希望は・・・・

 拭い去っても消えぬ存在感を 消し去ることで命を絶つ
 忌わしくとも続く存在感は 生存という最後の証
 もう取り戻せない 自分の姿は
 滅び行く世界の隅で 今も震えている

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