Memory of Embers

Memory of Embers

ミーティア



 凍える身体に 衣を纏って
 寝静まった街並みをここから見渡す
 旅立つ月日に 別れを告げても 
 すさんだ心は痛みを忘れていた

 僅かな期待で曇り空を見上げる
 迷いながら僕が星空にかけた願い

 過ぎ去る光探して 暗闇の果てに目を凝らす
 愚かな夢の見過ぎで 招いた孤独に震えたまま
 虚しさばかり見つめた 僕の視界は滲むけれど
 流れる星の群れ ずっと眺め続けていた

 落としてきた たくさんの何かを
『弱さ』と称して見向きもしなかった
 ずっと追い駆けてた 望んだ『強さ』も
 気が付けばどこかに置き去りにしてきた

 残された力も暗闇に紛れて
 空っぽの僕は夢の終わりを願った

 失くした何か探して 空の光に手を伸ばす
 傷付く事を恐れて 何一つ掴めずにいた
 廻り描いた明日を 辿るには遠すぎたから
 散り往く星の群れ 僕の眼に映らなかった

 三度願い事を呟いた 忘れかけてた僕に出会った
 走り続ける事も出来ずに ずっと空を見上げて座っていた

 夢だけ見続けて 光を待ち続けて

 ただ願う事しか僕には出来なかった

 僅かな希望を信じて立ち上がる
 逃げ出した僕を追い駆ける流れ星 

 光の行方辿って 暗闇の先へ手を伸ばす
 恐れと痛み抱えて 明日へと歩いて行くよ
 溢れる涙抑えて 滲んだ視界の片隅に
 流れる星の群れ 確かにこの眼が捉えた

 失くした何か探して 暗闇の果てを駆け抜ける
 凍える僕の身体は 今も孤独に震えるけど
 過ぎ去る光探して 曇り空を見上げようか
 輝く星の群れ あの空を流れ続ける

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