Memory of Embers

Memory of Embers

夕螺



 そうそれは 醜く照らされた唄
 いつかまた 終わりを告げる光の渦
 そうそれは 欲に塗れ堕ちた詩
 今もまた 世界を奪い消える空

 やがて廻り来る明日が 震えるほど美しくて
 声も届かない自分の翼は 夕闇の中

 朱く 高く 遠く 揺らぐ絶望が眠りに怯えていた
 この世界の中心は自分だけだと謳うように
 紅く 果てなく 強く 描く欲望が光と織りあって
 歪んだ映像を掻き消していくのだろう

 誰もが望んだ世界がこの手にあると 偽って
 全ての環る命が還るその空を 穢して
 誰かが望んだ世界で 救えるものなど何も無いと
 生まれたばかりの名も無い偶像に 言われた気がして

 やがて終わり往く明日が 震えるほど美しくて
 声も届かない自分の翼は 夕闇の中

 朱く 高く 遠く 揺らぐ絶望が眠りに怯えていた
 この世界の終焉に自分だけが臨むように
 紅く 果てなく 強く 描く欲望が光と織りあって
 憐れな永遠に満たされていくのだろう

 そうそれは 醜く照らされた唄
 今もまた 終わり願う光の渦

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