史上最低の監督と言われた男、エドワード・デイヴィッド・ウッド・ジュニア、通称エド・ウッドの愛すべき、奇想天外な半生を描いた1995年の伝記映画1995です。
ストーリー:
30
歳のエド・ウッド(ジョニー・デップ)は、“オーソン・ウェルズは 26
歳で「市民ケーン」をとった”を座右の銘に、貧しいながらも映画製作の夢に燃えていた。
ある日、性転換した男の話を映画化する、と小耳にはさんだ彼は早速プロデューサーに売り込む。「これは僕のための作品です。僕は女装が趣味だから、人に言えない辛さが分かる」と力説するが、バカ扱いされて追い返された。
その帰り道でエドは往年の怪奇スター、ベラ・ルゴシ(マーティン・ランドー)と運命的な出会いを果たす。ベラの出演をエサに監督になった彼は友人のオカマ、バニー(ビル・マーレイ)や恋人ドロレス(サラ・ジェシカ・パーカー)らの協力を得て、監督・脚本・主演した性転換の話「グレンとグレンダ」を完成させた。
これを履歴書代わりにいろいろ売り込むがうまく行くはずもなく、自分で資金を集めることに。その間にもエドの元には、頭の足りない巨漢プロレスラーのトー・ジョンソン(ジョージ“ジ・アニマル”スティール)、インチキ予言者クリズウェル(ジェフリー・ジョーンズ)など、一風変わった仲間たちが集まってきた。
次回作「原子の花嫁」がクランク・インするが、アンゴラのセーターと女装に執着するエドにあきれたドロレスは怒り爆発し、彼の元を去った。失意のうちにテレビで人気の妖婦ヴァンパイラ(リサ・マリー)に出演のアプローチをするが、けんもほろろ。そんな中、麻薬中毒のベラの病状は悪化する一方で、エドは彼を入院させた。その病院で彼は心優しい女性キャシー(パトリシア・アークェット)と出会うが、彼女は彼の女装癖も受け入れてくれるのだった。
一方、エドは心からベラの容体を心配していたが、入院費用が払えず、彼に嘘をついて退院させねばならなかった。「原子の花嫁」が配給会社により「怪物の花嫁」と改題されプレミア試写が行われた。ブーイングの嵐だったが、エドは満足だった。そして数フィートのフィルムを残してベラが死んだ。
傷心の彼の前に、バプテスト教会の信者という新たなカモが登場。早速資金を調達した彼は、史上最悪の映画と後世に名を残す「プラン 9
フロム・アウタースペース」に着手。ついにヴァンパイラの出演も取り付け、ベラの形見のフィルムや多くの仲間たちと共に意気揚々と撮影に入った。
ところが、今回の出資者はあれこれと撮影に口を出し、エドは爆発寸前。お気に入りのアンゴラを着ても心が落ちつかない彼は撮影所を飛び出すが、入ったバーで尊敬するオーソン・ウェルズ(ヴィンセント・ドノフリオ)と遭遇する。彼から「夢のためなら闘え。他人の夢を撮ってどうなる?」と教え諭されたエドは胸を張って撮影所に戻り、自身の納得のいく作品を堂々完成させた。
ティム。バートン、ジョニー・ディップコンビの作品です。
もっと面白く笑わせてくれるのかと思いましたが、拍子抜けでした。
本人はいたって真面目、映画愛があふれる作品です。
オーソン・ウェルズのシーンは本当かと思いましたが、こちらは創作のようです。
ドラキュラ俳優ベラ・ルゴシが良かったです
。
齢をとらないとできない役ですね。
アカデミー賞受賞です。
史上最低な監督の生涯を、真面目に撮った一見面白くない映画でした。
アメリカ最低の映画監督へ愛を込めて【 10
月 10
日】
https://www.youtube.com/watch?v=c2jJRKVU2IY
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