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2009年01月01日
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カテゴリ: 無加自
人間、どんなときが幸せか?


期待に胸を弾ませているときだ。

しかしそれが一番危険だと思っている。

S J グールドはかつてこんなこと言った。

「人々が判断の基準を学ばずに
 希望を追うことだけを学んだ時

 心理的操作が一番されやすい」




例えばうちの教室でミュージカルをやることになった。


皆、演じることの楽しさや開放感を味わい
人前で唄う緊張を楽しみ始めている。


ミュージカルをやるんだ!

その期待が胸いっぱいに広がるのはいい、しかし

期待だけ、しか存在しない時、
人は一番危険だ。

思いたい事実、そうあって欲しい願望、
こういった都合の良い判断基準が

冷静な思考を奪い、どんどん自分が

こう思う(こう思いたい)が


自分の願望から、あたかもそれが事実のように



単純な例で言えば
迷信。


何故人は科学的根拠や理論、データ抜きで

○○は△△である、などと結論を出し
又それに固執するか。



こうであって欲しい、その気持ちが自分の求めたい答えに近い情報を
敏感に察知するようになり


その反対の情報には目をつぶり始めて


どんどん、自分のこうあってほしい答えのみを
データとして蓄積することで


これは客観的事実であると思える根拠を
自分の手で作り出してしまう。


ミュージカルをやりたい、そのために出来ること
たとえば衣装を着る、化粧をするなどは
ある意味すぐできる、が


ダンスや芝居、また稽古、演出上必要だったり
事務的なことなど

しなければならないこと、は

決して簡単に出来るようにはならない。


本人たちにいくら悪気がなくても


したいこと、と すべきこと の判断基準が

こうであって欲しいばかりに着目し
できることばかりにエネルギーを使うことで

あたかも、それでいいのだ、という根拠を
創り上げてしまう。

これは同時に


しなくてはいけないこと、は 今すぐでなくていい
あとにしよう、から結局やらない、という


見たくない事実に目をつぶる形となってしまう。

迷信を信じている人は、決して
迷信を信じているとは思っていない。

それが事実だと思っている。


具合が悪くても自然療法とか、特殊な薬などで直す、
現在の医学では治療しない、といって

命を落とす例は過去あまりにあるが


関係者は一様に

悪いことをしている自覚はないどころか
正しいことをしているとしか

思えない。


そしてその時、おそろしいことに
人は快感を覚えている。


カルト信者の強い結束力と同様に

自分の信念をつら抜いているとき
人は強い。


一歩見方を変えれば

都合のいい思い込み、迷信を信じているだけ


なのだがその軌道修正をするのは
難しい。

自分が演じる、踊る、歌う、それは楽しいだろうが
それを見た相手はどう思うか。

離見の見とはその戒めであるはずだが

かくのごとく難しいのは


人には


迷信を信じることが楽しい、という
厄介な習性があるからだろう。









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Last updated  2009年01月01日 19時02分30秒
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