第四章


私は当時つきあっていた人とその友達とスキーに行くことにしました。
せっかくだから私の友達も誰か誘って4人で行こうと言う話になり、Nを誘うつもりで電話をしました。
しかし、家にはいなくて出発が急だった為TにNと一緒じゃないかと電話してみました。でもNはいなかったので次を当たることにして電話を切ろうとしたとき、「なんで?」と聞かれたので私は素直に「明日スキーに行くから一緒に行かないかと思って」すかさずTが「私にはお誘いがないわけね」と突っ込んできたのです。Tの父親は結構厳しかったので、そんな急な予定許すわけがないと知っていた私はたじろぐどころか「行く?」と誘ったところ、なぜかOKが出てしまったのでTも行くことに決定してしまいました。(泣)
もちろんNも後で連絡が取れ、女三人、男二人という中途半端にせまい車一台で出発しました。
みんなが車に乗り込んだ瞬間
「私風邪引いてるんだよね」とTが迷惑そうに言いました。

もちろんみんなが静まり返ったのは言うまでもありません。
その時のみんなの心はきっとひとつだったことでしょう。
<だったら来るなよ>

偶然風邪薬を持っていた私は彼女に飲ませ、せまい車内にこれ見よがしに咳き込むTは迷惑以外の何者でもありませんでした。

当然少し滑ってからはほとんど気だるそうに休んでいたのでみんなは気使いっぱなしです。

疑われようが何だろうがスキーの話を出すんじゃなかった・・・と心底悔やんだ一日でした。

帰りもますますだるそうに寝ているT。

みんな捨てて帰りたかったことでしょう。
次の日全員風邪が見事にうつって寝こんだのに、Tはケラケラ笑いながら「ごめんねぇ~また元気なときに誘ってね」と呪いたくなるような態度でした。


卒業前に旅行に行った時のことです。

特に何もなかったのですが、TをからかってNと私は遊んでいました。
ぜーんぜんこれっぽっちも悪気はなく、ほんの冗談のつもりでしたがプライドの高いTは言葉をそのまま受け止め突然泣き出し、その後も明らかに機嫌悪そうな態度をしてきたのです。
これぐらいでそんな態度されたら数々の仕打ちはどう責任とるのさ(怒)

言いたいのを押さえ、仲直りしようとすると高飛車な言葉を投げつけてきたのでむかついてアンパンマンマーチを歌ってやったのを覚えています。
その後買い物をしに店に入ったとき嬉しそうに「彼におこずかいもらっちゃったんだ」と浮かれていたのでみんなびっくりしました。いくらもらったのかと聞くと「成人式に履く靴がほしいから買ってきて。」と一万もらったそうです。
Tよそれは<こずかい>じゃなくて<おつかい>って言うんだよ。。。
どんなに理不尽な態度でも許せてしまう出来事でした。
だって彼女はうれしそうに三万のフェラガモの靴を買っていたのですから・・・気の毒で死にそうでした

そんなこんなで無事卒業式を迎え、みんなでホテルのランチに行こうとしたらTがまたもや
「おばあちゃんと記念撮影するために写真屋で待ち合わせしてるから車で待っててくれる?」
と言い出しました。
車で待ってろと言うくらいだから、せいぜい2・30分だと思っていた私達。
しかし、軽く一時間待たされました。

<おまえは何枚写真撮ってんだよ(怒)つっーかそんなの後でいいじゃん>

おかげでホテルのランチの時間には間に合わず、しかも彼氏も呼ぼうとしていたTはホテルで食事なんてしたくないと彼氏に言われ不機嫌そのものでした。

なんでおまえが不機嫌?

学生時代最後の疑問でした。



© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: