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2010年03月04日
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    クリックした ナナは・・


ナナ(バニー) 「コレが・・・世界の5箇所に隠された巨大武器工場の場所・・?(ゴクリ) 」


    ★ ロシア領チョクチ自治管理区 チョクチ武器工場

       責任者 ミュウ大佐



    ★ ロシア領サハリン シリアナ原子力潜水艦開発場

       責任者 ガイエル大佐



    ★ アフリカ エチオピア レダ武器工場

       責任者  エルナンド大佐




       責任者  スパン大佐


    ★ アフリカ ウガンダ  セナルチン武器工場

       責任者  アヤラ大佐




ナナ 「すごい・・コレを・・バベル様に・・報告すれば・・これらの巨大武器工場は
スターズの武力制圧により・・廃工場と化す。このパソコンから・・メールで、武器工場の場所を・・バベル様のパソコンに送れば・・戦争を阻止できる・・・」



   ナナは 武器工場の場所をコピーした後・・


   メールを開こうとした・・




   その時・・





   ナナの後頭部に・・


   コツンと 何かが当りました



大佐 「そこまでだ・・バニーちゃん・・」





   ナナの パソコンを打つ手は止まりました


ナナ 「たっ・・大佐?」


   大佐は 銃口をナナの後頭部に突きつけたまま 

   パソコンを覗き・・ 


大佐 「なるほどな・・その情報が欲しかったのか? あと・・来るのが数秒・・遅れていたら、と思うとゾッとするよ・・(汗)」





大佐 「バニーちゃん・・。 スパイのお前は・・軍規では銃殺刑だ・・・」



ナナ 「・・・」


大佐 「いい女だったけどな~?残念だよ・・」


ナナ 「大佐・・ワタシは・・心から大佐のコトをお慕いしてます・・(涙)」


   ナナは大佐の方を振り向くと・・

   目には涙が・・



大佐 「え? 泣いているのかい?(動揺)」


ナナ 「ワタシは・・死刑になります・・でも最後に・・大佐に一言・・言わせてください・・」


大佐 「うむ・・いいだろう・・言ってみろ?(ドキドキ)」


  大佐は銃を フトコロに仕舞いました


ナナ 「ワタシは・・・」


大佐 「なんだ?(ドキドキ)」



   直後! ナナは フトコロから吹き矢を取り出し!


   大佐へ! 発射!


   吹き矢は 大佐の左胸に命中!



大佐 「うわ!! しまった・・油断した・・くそ・・体が痺れて動かない・・・・へのへのもへじに栄光あれ! 将軍様!バンザーイ!・・・・・zzzzz」


  大佐は 眠ってしまいました


ナナ 「麻痺クスリよ♪大佐って本当に騙されやすい人で大好きよ♪ さて・・・さっさと武器工場の場所をメールで送って・・今夜中に・・この工場から脱出しないとダメね・・」



  その時・・


  ドアがゆっくり 開き・・


  銃を持った ターニャが現れました・・



ターニャ 「動くな・・」


ナナ 「ターニャ!? あんたが・・なんでココに?(汗)」


ターニャ 「一切説明する必要は無し・・向こうを向いて・・壁に両手をつきなさい・・」


ナナ 「・・・ (くそ・・どう考えても・・コイツは手強いわ・・)」


ターニャ 「早くしろよ!! 忠告しておく・・ワタシは撃つのは初めてじゃないし・・大佐ほど優しくない・・」



ナナ 「ターニャ・・話し合おうよ・・ワタシがしてることは・・戦争を止めるべきにしてるの・・ (こうなりゃ!口車に乗せるしか無いわね!)」



  直後! ターニャの放った銃弾が!!


  ナナの左のフトモモを! 打ち抜きました!



ナナ 「ぐっ! 」


ターニャ 「コレで・・アンタは逃げれなくなった・・。 今度はヒザか頭を撃つよ・・向こうを向いて手を壁につけろ・・早くしろ・・」


ナナ 「ううっ・・(最悪の事態・・しかし・・ターニャ・・分かってよ・・)」



  ナナは 足を引きずりながら・・

  壁の方を向き・・

  壁に手をつけました

  ナナは目の前の壁を見ながら ターニャに



ナナ 「ターニャ・・お願い・・聞いて・・」


   ターニャは ナナを無視して


   大佐のフトコロから無線機を取り出しました



   「ナナ・・コレで・・ローリー大尉を呼ぶ・・あなたは終わりよ・・」



ナナ 「ローリー大尉?なぜ? ローリー大尉なの?」


   「あんたの首と引き換えに・・カンナは貞操を守れるんだよ。ローリー大尉の変態からね・・」



   ターニャの言葉に

   ナナは 状況を把握できました




ナナ 「ワタシの首(大手柄)と・・大尉がカンナを買ったお金を・・取引ってことね?」


   「そうよ。」


ナナ 「ターニャ・・カンナには気の毒だけど・・今からワタシが・・そのパソコンで・・ある情報をメール送信すれば・・戦争は止められる・・・」


   「・・・。」


ナナ 「カンナ一人の貞操と・・・戦争で死ぬ・・数え切れない・・死人と悲しむ遺族達・・アンタも・・22年前の☆戦争で・・・あんたは両親は殺され・・あんた自身も男に襲われた・・」



   「なぜ・・それを知っている?」



ナナ 「大佐から聞いた」


   「・・・。」


ナナ 「ターニャ・・アンタなら分かるはずよ・・戦争は哀しみしか生まない・・。 足を撃たれた・・ワタシは・・もう逃げれない・・だけど・・情報の送信だけはさせて・・」


   「・・・。」


ナナ 「ワタシの首は・・ローリー大尉にあげるから・・・」


    「・・・。」


ナナ 「それで・・カンナは助かる・・お願い・・。」




   その時・・


   ナナの後ろから・・


   ターニャの笑い声が・・




   「あははは!(笑) なにマジになってんのよ!(笑)」




   ナナには その笑い声は


   悪魔の笑い声の様に聞こえました




   「 黙って聞いてたら・・笑っちゃった・・ あんたバカ?(笑)」





ナナ 「なぜ?笑うのよ?」




   「戦争? イイ事じゃない(笑) 」




ナナ 「え?(汗)」





   「☆人間なんて・・みんな死ねばいいのよ・・」





ナナ 「ターニャ・・あんた・・・正気!?」





  「もしもし・・ローリー大尉? エージェント・セブンを捕らえた・・カンナとの約束は守りなさいよね・・・うん、そうよ・・今、大佐の私邸にいる・・部下を数人連れて・・ココに来なさい。」




   ターニャの無線の声を聞いた・・

   ナナは・・

   力が抜け・・

   両足を床に・・



ナナ 「そんな・・ターニャ・・なんで分からないの・・」



  「ナナ・・

   ワタシは 星無しでも裕福な家庭で生まれ・・

   両親は誇れる親だった・・

   ワタシは・・ 今は落ちぶれた娼婦でも・・

   昔は 令嬢だったのよ・・


   しかし・・


   すべて・・


   ☆人間が・・


   壊した・・


   ワタシは犯され・・


   両親は殺され・・


   財産は全て・・

   野蛮な兵士に奪われ・・


   それからの・・

   ワタシは・・  

   ☆人間に体を売り・・ 食べてきた・・

   両親と・・ ワタシのバラ色の人生を奪った

   ブタ共(☆人間)に もてあそばれながら・・」



ナナ 「そんな過去のコトで?・・本当に・・お前はバカなヤツ・・。いえ・・身も心も堕ちきった女・・」



  「身も心も堕ちきった女だって? それはアンタよ・・ 

   星無しの 裏切り者が・・

   銃殺刑が楽しみね・・

   大佐に頼んで

   見に行ってあげるからね♪



   まあ~ あんたは目隠しされるから

   ワタシが来てることすら 分からないけどね・・ 」





   その時・・

   私邸の入り口のドアが開く音が・・

   上の階から聞こえました




匂いを嗅ぐナナ 「クンクン・・ (大尉が兵隊を6名連れて来た・・もう・・どうしようもない・・・最悪・・)」



   「どうやらローリー大尉が来たようね・・


    ナナ・・  アンタを一番許せないのは・・


    ワタシの大佐をタブらかした事よ・・


    ワタシは大佐に賭けている・・


    この男は・・  


    落ちぶれたワタシを・・ 


    裕福な昔の生活に・・


    きっと戻してくれる・・


    ☆人間を たくさん殺してね・・ 」



   ナナは目の前の壁を 殴り・・



ナナ 「くそ! バカ(ターニャ)のせいで! あと少しだったのに・・バベル様・・ごめん・・」





   ナナは チョクチ以外の武器工場の場所を知ることが出来たが・・

   無念にも 目前で ターニャに阻止され

   バベルへのメール送信に失敗した




   その後・・



   ナナは チョクチ武器工場内の軍に拘留され・・


   5日後の 正午に『銃殺刑』が確定した













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最終更新日  2010年03月04日 23時54分06秒
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