拙者は、もともと.. 山登りとトレイル・ランを区別して考えていない。
学生の頃から、気持ちの良い草原などでは.. しぜんと小走りになることもあったし、
早く下山して“ビール”を飲んで“温泉”にでも入りたい時などは..
暴走族のように駆け足で下ったこともあった。
小学生の頃まで遡れば、山は遊び場であった。とにかく仲間と山に入ると、嬉しかった。
時には.. 忍者ごっこ、時には.. ターザンごっこ、
秘密基地をつくったり.. 探検隊を組織したり.. 裏山に入り込んで遊び呆けた。
真っ黒になったり、ビショビショになったり、擦り傷や痣をつくったり、駆けずり回っていた…
元来.. 類人猿魂が備わっていたのに違いない。
草原の道、落ち葉が敷き詰められた柔らかい絨毯のような地面、
ゴツゴツした石の道、アスレチック遊びのような岩場、
緑のトンネルを くぐったり、木の根っこを またいだり、沢を渡ったり、
四季折々の.. 美しい景色に魅せられて、暫し.. 我を忘れてしまうことも多い。
時には.. 優雅に。 時には.. 秀麗に。 時には.. 崇高に。 時には.. 勇壮に。
時には.. 厳格に。 時には.. 妖艶に。 時には.. 静寂に。 時には.. 憂愁に。
自然の姿は、様々な表情を映し出してくれる。
さらには、ちっぽけな自分の存在に気づかせてくれ.. それが我々を無の境地に導いてくれる。
我執(雑念).. “コダワリ”や“シガラミ”を捨て去り、大自然との一体感を覚える。
それが、爽快感や.. 安堵感に.. 結びついていくのだ!
これからも、より安全に.. 他の登山者に迷惑をかけずに.. 自然に やさしく..
この三つを守って、走ったり.. 歩いたり.. 仲間との触れ合いを大切にして..
山を楽しんでいきたい。