はああああ・・・・（安堵感）

産まれた喜びをかみ締めながら
パイオツくんとキスをした。


陣痛が来るたびにパイオツくんにしがみついていたから
パイオツくんもぐったりしていた。

助産婦さんが、「他の出産に比べて
本当にスムーズですばらしい出産だったわ！」

何度も何度も褒めてくれた。

赤ちゃんが出てからは、
胎盤を取り出し、（これがかなりグロテスク）
会陰の裂けてしまった部分を縫ってもらった。


そして終わり・・のはずが・・


大量出血　＿|￣|○ガクッ


赤ちゃんが大きかったからのようだが
お腹にまだ血が大量に残っているようなのだ。

これは大変よろしくない状態のようで、
血が止まるまではここを出られませんと言われてしまった。


点滴をうたれながら、
先生が猛烈にお腹を押して血を出していく。


い、痛いですがな（涙）

もうちょっとやさしく・・・・（涙）


なかなか血が止まらず、
赤ちゃんに母乳をあげながら終わるのを待った。


赤ちゃんって誰にも教わったわけでもないのに
乳首に激しく吸い付くから不思議。


血は不安だけれど
幸せな時間が流れていた。


なかなか血が止まらず、
なにか金具で子宮口を広げて？チェックをされた。


この痛みったら鼻の穴にゴルフボールを入れる感じっ！


痛い痛い！！！と言っても通じないから
必死でアウー！アウー！と言って歯をくいしばっていた。　＿|￣|○



結局、母子同室の部屋に行けたのは
朝の６時半のこと。

待っている間、すでに４，５人の赤ちゃんの産声を聞いた気がする。

バックミュージックはずっと叫び声だったもんな。 

パイオツくんが病室から出て行くとき、
「ありがとう」と伝えた。

日本語で「当たり前なんでしょ～」と微笑んで彼は帰っていった。 

続く