☆Kakite Popo☆

☆Kakite Popo☆

I am fraternal twin

~I am fraternal twin~

私の幼児期~学童期のリアル。

私は双子。二卵性双生児です。

そう、きくと、いつも聞かれる興味本位な質問。

「どんな顔してるの?見てみた~い♪性格とか全然違うと?」

みてどうすんだ?きいてどうする?

だんだんうっとうしくなる。

返ってくる言葉は心無い2者択一だとわかっているから。


「kちゃん(仮名)の方が頭いいね」だの

「rydiaちゃんの方が色白だね」だの

「なんでKチャンは出来るのにrydiaはできんの?」だの

外見や成績でしか見てくれない大人たち。

物心ついたころから、常に比較され、常に評価され、

常に優劣をつけられてきた。息が出来ないくらいきつかった。

「うち(の家)は成績が全てよ!!」という親。

あからさまに扱いを分けられた。私は常に「劣」だった。

運動音痴で何でも飲み込みが悪く不器用な私。

愛想がよく内弁慶だが、なんでも器用にこなし、

小学生時代オール5をとるK。

食べ物も服も、いつもKが好きな方を選んで

残り物だった。何も言えなかった。

「白い服は着なさんな、どうせ汚すんだから

紺色ばっかり着てなさい。」

いつも行動はKに監視されているようだった。

あることないこと、告げ口されその度に

有無を言わせず叱られた。

どうせできんのやから、どうせ、どうせと

何度もしたいことを閉ざされた。

担任の先生に相談しても、Kにバレて

告げ口され、「恥さらしが!!」と叱られた。

口げんかになったとき、

かんしゃくを起こして私の机の上のものを

Kが全部投げ落としたことがあった。

「コレで我慢しなさい」といわんばかりに

500円玉をにぎらされた。

何度も、何度も。

私は、拒絶できなかった。

そんな自分がキライだった。

ただ、食べさせてもらうために捨てられないために

必死で出来ることは、した。

唯一の武器。本を読んだり文を書くこと、

それしか、とりえがなかったから。

読書感想文や作文に応募して賞やタテをもらった。

小学生なりの必死の努力だった。

家事の手伝いもちゃんとした。

Kはいつもうざそうで家では、

昔から今でも手伝い自体あまりしない。

私は手伝わないことで母親を怒らせて拒絶されるのがイヤで

手伝っていた。怒りそうになるといつも黙って何でも手伝った。

多分ただ褒めて欲しかった。1回でいいから。

比較せずにひとりの人間として見て欲しかった。

ただ、それだけだった。

いつも、なんで生まれてきたんだろうって考えて

布団の中で声をひそめて泣いた。

自分の生存価値があるのか、わからなくて、きつかった。

やりすぎると「イイ子ぶって」とKに言われこどものケンカ。

でも、いつも手加減してた私の腹を

Kはいつも本気で蹴ってきた。

トモダチはいなかった。

誰も信じられなくてどんどんココロを閉じた。

誰かと遊ぶといつも言われる言葉

「今日は一緒じゃないと?」

「Kちゃんとは違うんやね~」

私たちはバリューセットじゃない。

私の好きなものとKが好きなものは違う。

性格だって違う!!何で一緒にしかみてくれないの???


昔から双子だということで、
常に周囲からあらゆることを比較・評価されてきました。

その、評価をもとに、扱いや見方が勝手に変えられ、

何度もツライ思いをしました。
だから、比較・評価されるのは、嫌いでした。

今でもキライです。自分とKを比較されるのだけは。

例え私が褒められたとしても、全くうれしくないのです。

その人に対して、比較された瞬間ココロを遮断してしまいます。



でも、「比較・評価」というものは、

「社会のどの分野でも必要不可欠」で、

それがないと、

「世の中が回らない」ということにも、

うすうす気付いていたような気がします。

看護師になり、「努力が形となって表れたりすること」

「その努力や結果を称えてくれる人がいること」

「誰かが必ず自分の努力を見てくれていて、

私も称えられるときがある」ということを知りました。

「比較」して、誰かを蔑んだり、上からモノを言ってみたり、

そういうのは今でも嫌いです。

でも、「評価」って、悪いことばかりやなくて、嬉しい時もある。

ただ、自分の言動を客観的にとらえて伝えてくれているだけ。

それをどう受け止めるか、

プラスのエネルギーに変えれるかは、自分次第なんよね・・・

当たり前のことのようで理解するのに、

かなり時間がかかってしまいました。

でも、今は、随分ココロが楽になった気がします☆





☆次のお話へ☆


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