わたやんの健康・快適シニアライフ

わたやんの健康・快適シニアライフ

◇江戸時代の知恵

わたやんの団塊世代応援ブログに立ち寄り頂き有難うございます。

かって堺屋さんは江戸の知恵を採用せよと言っています。

権(権限)、位(階位)、禄(収入)をわけるのだ。

たとえば忠臣蔵では、朝廷から来る勅使の柳原前大納言をもてなす接待役に任命されたのが浅野内匠頭、接待指南役が吉良上野介だった。

地位が一番高いのが柳原前大納言の従二位、次に吉良の従四位上、浅野は従五位。

ところが禄は柳原が220石、吉良が4,200石、浅野は53,000石で偉さと、収入が逆転していることがわかる。

同じく将棋の段位制も江戸の発明であると。年功で段位は上がるが、下がることはない。柔道も同じだ。

江戸時代は経済と人口が増えなかった中で、260年も泰平を保っただけにすぐれた知恵があったのだ。

肩書きと収入をうまく使うことが、団塊世代の戦力化に重要である。


日本のアルゼンチン化

堺屋氏は、団塊世代の戦力化がうまくいかないと、日本の『アルゼンチン化』が始まるだろうと語る。

筆者は20代なかばにアルゼンチンで、会社の研修生として語学勉強と仕事をしていたので、ちょっと複雑な気持ちではあるが、堺屋さんの言うとおりだ。

アルゼンチンは20世紀初頭には世界でも有数の豊かな国だった。主にヨーロッパに穀物と牛肉を輸出して、特に第一次、第二次世界大戦中は終戦直前まで中立国として両陣営に食料を輸出して、大変裕福だった。

母を訪ねて三千里のマルコもイタリアのジェノバからアルゼンチンに出稼ぎに来ていた母を訪ねてくるのだが、今なら逆にアルゼンチンからヨーロッパに出稼ぎに行くことになるだろう。

日露戦争の日本海海戦で活躍した『日進』と『春日』の両戦艦は、アルゼンチンがイタリアに発注していた戦艦を、当時の日英同盟の関係から、英国の口利きで日本に譲ったものだ。

またロンドン、パリに続き、世界で三番目に地下鉄ができたのがブエノスアイレスである。

筆者は賄い付きの下宿にいたが、下宿のおばさんは50年間、同じ電話番号を使っていると言っていた。

アルゼンチンの問題は、20世紀の前半がピークだったことだ。

地下鉄も100年近く新しい路線・駅が建設されず、日本の銀座線(日本で最初の地下鉄)で使われなくなった古い車両がアルゼンチンに輸出され使われていた。

また電話も20世紀初頭に各家庭までゆきわたっていたのだが、NECが1980年代初めに電話網を受注するまでは、電話がなかなか通じないので、秘書の仕事の一つは、つながるまで根気よくダイヤルを回すことだった。

ブエノスアイレスには電柱はなく、すべて電線は地下に埋没されていたが、雨が降ると電話線が濡れて、まず電話は通じなかった。

海底ケーブルや衛星通信で国際電話する方が、市内や長距離電話よりもよっぽどクリアーでよくつながった。

アルゼンチンの没落の原因は、古い産業(農業)での国際優位に安住し、生産性を高める努力を怠ったこと、首都ブエノスアイレスの一極集中を改めなかったこと、貧民を中心とした人気取りのため政策をころころ変える一方、特権階級は汚職・税金逃れで、ぬくぬくと優雅な生活を送っていたことなどだ。

日本も真剣に改革に取り組まないと、22世紀は「貧しい大阪から豊かな上海に出稼ぎに行く」ということになりかねないと。


最後に団塊世代への堺屋太一氏のアドバイス

本書の最後に『団塊』の名付け親の堺屋氏からのアドバイスが記されている。

1.好きなことをみつけて10年打ち込む
2.再就職に成功する方法
3.満足の尺度を変えよう
4.すべては「自分のため」に



© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: