贅沢な昼寝

贅沢な昼寝

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Aug 11, 2004
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カテゴリ: リブランの森
自然学校ねぎぼうずが主な活動の場として使っている森林は、妙高高原町杉野澤にあり主要地方道に挟まれた約10万坪の里山である。

里山といっても、ガスの普及により薪炭が不要になってからは、積極的な利用もなく放置されていた。

80年代初頭、この里山を開発してテーマパークを作るという計画が持ち上がった。
その為に複数の個人所有であった土地を、東京の開発会社が買い占めることになった。

しかし計画は実行されず、所有者は東京の会社と言うことでますます放置の度合いが進む。
おそらく人の手が入らなくなって三十年から四十年は経っているだろう。

自然体験活動の固定した場所を探していた我々は所有者に借用をお願いした。
森の中で子どもの笑い声が響き渡れば森も活かされるであろうというご理解を戴き、整備をするという条件で無償で借り受ける運びとなった。
昨年五月に整備を開始する。



一抱えもある太さの藤蔓が巻き付き、桜の木を引き倒している。
雪の重みで倒れた樹木。
それが寄りかかり不自然に湾曲しているもの、立ち枯れているもの、全体的に樹高は高く枝が横に広がっていない。
足元は藪また藪。
里山の名残である炭焼き窯が半ば崩れて残っていた。

現在まで全体の約七分の一を切り拓き、約千百人の子どもたちが訪れている。

間伐しその材を利用する活動、
草や蔓を利用した手工芸、
森の中の音に耳を澄まし自然物で音を奏でる活動、
ツリーハウスでのキャンプ、
雪で覆われた森の中での歩くスキーなど四季を通じた体験活動を森の中で展開している。



1本の蔓が子どもの心を捉え、火をおこすという単純な作業の中に生きていく知恵が隠れている。

切り拓かれた森はかつての里山だった頃の様相を取り戻しつつある。
山からの恵みを戴き続けることを考えながらの利用は、森と人とを豊かにしてくれる。

そこにある古の智慧、その途切れていた糸を繋いでいくことが、昨今盛んに提唱されているスローライフや持続可能な社会への糸口となるように思えてならない。





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Last updated  Jul 23, 2005 06:41:09 PM
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