1、 涙




私、山瀬 晶は、ついさっき、バスケ部の片山 誠治に告白した。
最近クラスでも仲が良くて顔もいいし頭もよくて、スポーツもできて性格もいいことで、女子からかなり人気があった。
そんな人が私のことを相手にしてくれる訳がないのを解かってて、私は何故か告白した。
きっと誰でも良かったのだ。告白の相手なんて。。。
2年前の失敗を忘れすためなら。。
気づけば私は教室で泣いていた。
何が悲しいのか解らない。ただ、1つだけ覚えている。
彼のあの真剣な眼差しと、あの一言。。。
「俺も最近山瀬のこと、気になってたんだ。。。」――――
そのことを思い出した瞬間、これまでに無いくらいの大量の涙が私の目から出て、頬をつたって、机に落ちた。
嬉しいのか悲しいのか解らない。でも、涙はただ何かをうったえるように流れ続けた――――
気づけば夕陽はもう沈みかけていた。部活はもうほとんど終わって、皆帰ってしまったようだった。おそらくバスケ部も。。。
私はもう止まりつつある涙を拭い、涙でぐしゃぐしゃになった顔を洗おうと席を立った。その時、誰かが教室のドアを開けた。
涙と夕陽で顔はよく見えなかった。
でも、身長、髪型、あのユニホォーム。。。
その人を見た瞬間、体は凍りつき、止まったはずの涙がまた流れた。

放課後の誰もいない教室は、静かで、どこか寂しい。。。
前の私の心みたいに。。。


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