♪知ってる人は知っている♪

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小説・・・・1 P2






「そうだ功大、ついでだから授業後、校内を案内してくれ」

「はぁ?なんで俺がしなきゃいけないんすか? バイトとかあるから無理ですよ」

思いっきり嫌な顔をして、先生に言い返す

「バイトなんて7時くらいからだろ。 すぐ終わるか、頼むな」

一方的な押し付け・・・だが先生が言ってることも確かだ

バイトは夜だけだし、転校生に学校案内するのも普通のことだが、

龍宮を案内すると思っただけで、寒気がした・・・



「功大君、私も一緒に行っていいかな?」

隣の席の飛鳥響子が言ってくれた

龍宮と名前は同じだが、性格は丸っきり正反対で、男女問わず仲が良く。

可愛らしいので、評判も良い

「なら俺も付き合ってやるか。」

「お前は。飛鳥ちゃんが来るからだろ?」

前から考えていたが、どうやら憲二は飛鳥のことが好きなようだ

「そんなんじゃね~よ。いいじゃねぇか別に、ねぇ飛鳥ちゃん?」

「私は構いませんよ。多い方が楽しいですし」

「ほ~らな、んじゃ決定」

「まぁいいけどな、っというか正直有難い」


「なぁ、龍宮?」

「なんだ?」

「お前、頭良いの?」




  ―授業後―


「さてと、ほら行くぞ龍宮」

「私はいいと言っているだろが」

俺の予想どおり、龍宮は嫌がったが

連れて行かないと先生になに言われるかわからないから、半ば強引に連れていった

音楽室・・・理科室・・・美術室・・・

「それで、ココが職員室だ」

憲二が言い終わると、直ぐに龍宮が答えた

「はぁ~。やっと終わったか。」

「やっと、ってな。お前のためにやったんだろ、みんな忙しいのに。俺だってバイトがあるんだよ」

「誰もやって欲しいなんて、言ってないないだろ」

「まぁまぁ、二人とも。 えっと・・・それじゃ、帰ろっか」

飛鳥がなだめながら、俺たちに言った




俺たちは何個か龍宮に質問しながら校門を出た

「そういえば、龍宮ってどの辺に引っ越して来たの?」

「それ、私も聞きたかった」

俺と飛鳥が聞いてみた

「お前たちに、言ってもしょうがないだろ」

本当に、頭にくる言い方をしてくる

「・・・・お前、絶対友達いないだろ?」

「うるさい! 大きなお世話だ」

「おい功、お前さっきから龍宮さんに突っ掛かり過ぎだぞ」

「だってさぁ、なんか頭にくるんだよ」

「それは、こっちのセリフだ!」

「もぉ、喧嘩しないでよ~」




そんな話をしていた、気がする。

この後のことがあまりに大き過ぎて。

これまでのことを、すべて忘れてしまうような・・・。

そんな事が起きようとしていた


「あんな車、この辺じゃ見ないよな?」

気づいたのは憲二だった

黒塗りの、明らかに高級車と言われるやつだ

その車は、俺たちの横で止まった

「恭子君、とうとう来きてしまったぞ」

運転席の人が一言そう言った。

たった一言だけだったはずだ、

しかし、その瞬間に龍宮の顔が全てを察したかのように、厳しい顔に変わった・・・・


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