♪知ってる人は知っている♪

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☆5話♪



それを人々が色々なことを考え、思いながら見ていた。

第3国の王子シンヤ・クオンもその中の一人だった。

「闇に消えし光は再び輝きだし、闇に喰われし巨星は再び立ち上がる・・・

そして、闇は再び光を飲み込まんと歩みを止めぬ・・・か」

「我らは光になるべきか・・・否か・・・」

そのとき、1人の側近が歩み寄って深々と何かを申し上げようとした。

「報告いたします、ただいま第2の国の王が「第1国に進軍を始めたのだな?」

「な、何故それを・・・!?」

側近が慌てるのも当たり前だろう、言おうとしたことを先に述べられたのだから。

「天が教えてくれた・・・他に報告は?」

「い、いえ、我が国にも進軍し、我が軍は必死にこれを撃退しております。」

「そうか・・・また何かあれば、報告を頼むぞ。」

「は!!」

そう言って、側近は去って行った。

クオンはそばにあったイスに座りじっと考えていた。

ふと、昔のことを・・・父上が亡くなったときの事を思い出した。

そう・・・憎んでも憎んでも憎みきれない先代の王を・・・


-3年前-


当時のクオンと王は2人きりだった。

「クオンよ・・・儂(わし)は先が長くないようだ・・・最後に1つだけ言い残したことがある」

「はぃ、父上・・・」

「実はな、お前は儂の実の子ではないのだ、ごほごほ・・・」

「え・・・」

言葉を失った。 実の親子ではない? では、本当の両親は? この王は誰なのだ?

王は静かにこう言った。

「・・・お前の実の両親を殺し、この国の王として立ち上がったのは紛れもなく儂なんじゃ・・・

そして、幼きお前を育て上げ、我野望の礎にと・・・

だが、出来んかった・・・育てるうちに罪の意識に気付き自らを呪いそして今に至るのじゃ・・・

今更、許しを請うても許されるとは思わぬ・・・こんな儂じゃが、最後に言える・・・

お前の両親は立派じゃった・・・儂が愚かじゃった・・・そして立派に生きてくれ・・・く・・お・・・ん・・・。」

そう言い残し、王は静かに息を引き取った。

「俺は・・・俺は、これからどうすれば・・・?」

衝撃過ぎる真実にクオンは状況を飲み込めずにいたのだった。

この時からだろう、比較的社交的だったクオンが人を避け、自らの闇に閉じこもったのは・・・

その闇に気付くようなこともなく、人々は王の死に嘆き、悲しむのであった・・・

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