パーソナリティー録



1、冨永みーな 人生の中で初めて本格的に聴き始めたラジオ番組がかの「はいぱあナイト」である。その中でも初めて聴いたのが月曜日で、彼女は5年間月曜日の担当を勤めていた。最盛期には1週間に2000通ものハガキが来ていたとか。そもそもは金曜日の日高のり子ともども、アニメの声優をしていたのを自分は知っていたので、それをきっかけに「はいぱあナイト」を聴き始めたのであるが、一度聴き始めるとそんなことは聴く理由にはならなかった。とにかく番組自体が面白いからである。そのラジオパーソナリティーとしての上手さは「はいぱあ」の中では一番ではないかと思う。番組進行が上手かったし、劇団出身・声優業メイン(当時)を生かしたキャラの作り方、リスナーとの程よい距離感の縮め方など、聴いている方も、おそらくスタッフ側も、安心出来たのではないかと思う。そのあたりが5年間も2時間の夜生ワイドを維持出来た要因であろう。その証拠に「ラジオデイズ」という企画CDを2作製作し、「はいぱあ」卒業後も「走れ歌謡曲」や「ドリカン」などの東京の番組に抜擢されたのもこの辺りの上手さが買われたからではないか。なにより本人のラジオにかける意気込みが並々ならぬものがあったように思う。今は「サザエさん」以外ではアニメ声優はほとんど活動せず、ナレーションと日テレのモノマネ番組がメインとなったが、もうおそらくこのような夜ワイド的なラジオをやることは無いだろう。しかし本来は彼女のラジオへの再登板を望むのではなく、後継者が出ないことが残念でならない。

2、杉原徹 「はいぱあ」の火曜日そして後継番組の「ハイヤング京都」水曜日を7年間担当していた。あの「はいぱあ」の最も熱い部分を担当していた人物であろう。決して全国区のパーソナリティーではなかったが、京都のみならず全国各地でローカル局のパーソナリティーを勤めていたので、各地に熱狂的なリスナー層が存在していた。彼のラジオパーソナリティーとしての特徴は、人を乗せるのが上手い。リスナーを乗せ、番組の相方を乗せ、人を動員する。本人のトークはどこか飄々としているが、どこか惹きつけるところがあるのだろう。また、エロトークも当然ながら満載であるものの、「さわやかエッチ」を自称するだけあって、嫌味も無いし、コテコテ感も無い、でもスマートでもない。そこら辺のバランスも絶妙であった。音楽活動メインの人だけあって歌も上手いし、交友関係も広く、その部分もラジオ番組では如何なく発揮された。大阪出身だけあって自らを飾ることも無いのも好感を呼ぶ面であったのだろう。レッツゴウ淳に似ているとか、頭が薄いとか、包み隠さず自らをネタにすることも忘れなかった。「はいぱあ」ではまさに持てるところをフルに発揮して「はいぱあ」を牽引、終了後も「ハイヤング京都」に残留したが、局側の都合で半年で降板したのは残念でならない。その後別の局のネットという形でKBSに復活したが。彼にはもう一度関西で良い意味で中途半端に亜流なラジオ番組をやって欲しい。

3、三重野瞳 まだ若いので「懐かしの」という人物ではないが、高校生の時からラジオに出ていたのでかなりの歴史を持つ。ラジオ大阪との関わりがかなりあるので、最近ラジオ大阪を聴かなくなった身としてはあまり声を耳にすることは無くなった。とにかく人を弄るのが上手い。岩田光央や石田彰を弄り、親父臭いキャラを発揮し、若い女性達を弄る。しゃべりもそつが無い。本業が歌手であったのにラジオパーソナリティーが本業のようになっていく。事実歌唱力よりもしゃべりのほうが圧倒的に上手かった。人弄りの上手さはその後創作活動に生きていく。その結果、今は構成作家やイラストレーターとしての活動の方が多い。

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