その12



これで最後 もう悪あがきしないわ

これで最後 もう追わないわ 

きっと これで良かったと 自分に言い聞かす

本当に あっけないものね

君との関係って 今でも大切に想っているよ

街中 哀しみで渦巻いてるみたいな雨

こんな時にやってきて 涙隠す

最後はスタート・・・そう思って頑張るわ


「自分勝手」

今日も君は自分勝手ね

私はいつも そんな君に乱される

一緒に築いていきたいのに

どうすれば良いのか分からない

君の未来が 見えないのよ

ねぇ そろそろ終わりにしようか?


「はばたいていてね」

私には まだ高嶺の花ね
         遠い遠い存在 

でも夢見るくらい許してね

一緒に歩いていくことなんてないでしょう

そんなことは分かっているのよ

でも夢見るくらい許してね

君の瞳(め)には 私なんて映ってないのよ

そんなことは分かっているのよ

ほら また そんな哀しい顔して

良いのよ 私は心の準備は整ってるの

だから自由に はばたいていてね


「見付けないで」

どこからか運ばれてきた 不思議な感じ

ねぇ そんなにみつめないで

心を奪われそうだから

私達は 一緒にいちゃいけないのよ

運命って意地悪ね

見えないものを 恨んでみたり

でも結局 最後は自分自身の決断ね

もう見付けないで・・・・

悲しんだって・・・ 私・・成長したわ


「願い」

ボクとキミが誓い合った 遠い場所

僕らは何を求めていたの?

揺るがない何かがあったのに

あっちこっち探しても 
それは手の届かない所へ行ってしまいました

帰ってきておくれ・・・

そんな願いなんて叶うわけもないのは
誰もが知っていた

頭で分かっていても 認めたくない

ボクってヤツも情けなくなるほど不器用だね

まだ 少しだけ時間をもらうよ


「無力感」

なんだよ 話し合わないで
勝手に決めちゃうなんて

ちょっとした すれ違いで
何もかも 粉々に砕けてしまったよ

言葉のないまま このままサヨナラ

それも良いかな もう何だって良いわ


「このまま眠らせて」

きっと もうダメね

とまらない涙 どうすればいいの?

ココロの奥底に刺さったトゲ 抜けそうもない

このまま しばらく

この 傷みと共に歩むよ

どうせなら このまま眠らせて


「女神」

いつも微笑み返してくれる

苦痛な顔は見せない女神

もっと気楽に生きたって 

いいのに・・・

また 優しい微笑みで包んでくれるのでしょう


「乗り越えてね」

自分で作った壁を 越えられずに

何が出来ると言うの?

もう ちゃんとしてよ

私が傍にいるのよ

言葉なんていらない

ただ 強く強く抱き締めていて


「一人歩き」

いつも 私に相談なしで
       決めてしまうのね

何もないなんて 寂しすぎるよ

少しで良いんだ 
も少しで良いんだ

君と交わしていける時間
  1つでも多くしていきたいの

だから一人歩きしないでね












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