その１６
すぐに 臆病（じぶん）に負けそうになって
逃げてばかりだ
そんなんじゃ 何も始まらないのに
入り口が 見えているなら
飛び込んでみようか
ほら きっと 悪いことばかりじゃない
そう きっと だいじょうぶ
「何処か遠くへ・・・」
理由も聞かず 飛び出した
最後の言葉さえ 言えないまま
泣いても 泣いても 涙は枯れない
何処かで きっと 期待してた
どうにかなるかと・・・
でも そうならないこともある
想いだけじゃ どうにもならない
戻らない 時間（とき）が現実に突き落とす
後戻りは出来ない・・・
後悔するくらいなら いっそ
飛び込めば良かったのに
何もできなかった 自分を
切り刻んでは 何処か遠くへ旅立ってしまおうか
「drop out」
いつも変わらずに流れる時間
変わってしまう原因
探しても無意味で
何も求めていなかったのかも知れない
きみがいなければ
すべて成り立たない
失って気付くのはいつものこと
癒されるモノ またみつけ
傷つけてしまう
繰り返すのは もう おわりにしようか
「また ひとつ」
また 気付かずに すれ違う
重ならない 想い
またひとつ もうひとつ
気付けば 零れていたよ
すべて おわりにしてしまいたい
そう カンタンに時間が流れる訳もなく
またひとつ ナニかを失ったみたいね・・・
「彷徨い」
哀しい夜 独り 星空見上げては
零れそうなモノ 堪えてみたり
頭ん中 キミを浮かべてみたり
ひとつになれない 歯痒さ
抱えては 行き先ない想いの捌け口
探しては 彷徨って 凍らせたまま
もっと 素直なら 愛し合えたのでしょうか？
「願っているだけ」
色んな人の想い また踏みにじってしまうの？
言葉が見つからず 駆けだしてまた逃げるの？
また いつか 繋がるときが来る
そんなの甘い考え？
届かずに 叶えられずに 分からず 迷い
ふと 気が付けば 孤独（ひとり）
気付けば 願っているだけ
想いを 振り切っては 落としてきたモノ 数えては
願っているだけ ただ 願ってるだけ・・・
「しあわせ」
キミが幸せになれないのなら
僕も幸せになれない
奪った幸福で本当の幸せはやってこないよ
ねぇ 目を覚まして
もう争いはやめてね
悔しさ憎しみ恨みを捨てる場所を探すのは
大変だけれど これ以上 増やしても仕方がないよ
「ココロ模様」
途切れそうな 想い
見失っては 彷徨う
ココロ模様は移ろいやすく
原形さえ 既に分からず
このまま 消え去っても
何も無かったように過ぎてゆくのだろう
変わらないモノがあるとするのなら
それを信じてみたいけど
それも夢物語で終わるかな？
君との時間の様に
落とされ底に辿り着いたなら
また 繰り返し生きること できるかな・・・
涙を拭いて もう一度 歩いてみれば
また逢える？
それならば 歩くよ 初めから
哀しさなんて 振り捨てて
ココロ模様 も一度 塗り替えてみるよ
「夜空」
泣いて見た夜空
煌めく星空 滲んでしまうよ
君が笑っていられたら
それだけでイイなんて
そんなの強がりだね
君のいない 日々なんて
星の見えない 夜空
こんなにも強い思い
行き場がなくて堕ちるだけ
何もない夜空に
何を感じれば良いのだろう・・・
「離したくない」
止まらない 想い
隠し切れない 気持ち
もう逃げたりしない
たった ひとつ 大切なモノ
やっと 気付いたんだ
遠まわりしたけど それも糧にして・・・
光が見えない暗闇の中で
涙落として 立ち上がれない時
君がくれた 優しくて強いもの
いつも感じていたよ
強く繋いだココロ
優しく絡んだキモチ
嬉しくて落としたナミダ
愛しくて 離したくないよ
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