-小麦粉記-

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クラッシック暴力~小倉~


 ドビュッシーの「月の光」っていう曲がある。
 名前は知らなくても、だれでも一度くらいは利いたことがあるだろうし、聴けばわかる。ベートーベンの「月光」じゃないぜ?
 俺が母親に教わった唯一の曲で、ピアノを前にするととりあえずこの曲をぽろぽろとやる。母親の腹の中にいるころから、ずっと聴いてきた。橘がギターを持って、ほとんど無意識にスモークオンザウォーターのイントロをやってるのと似たようなものだ。
 中條に貸してもらったCDで、初めて母親以外の誰かがこの曲を弾いているのを聞いた。中條に返すときには「まぁまぁ、おもしれぇんじゃねぇの?」などといったけれど、正直なところをいうと、どいつもこいつも、腑抜けた演奏。ピアニストがくねくねとしなをつくって弾いてるのがめに浮かぶ。やわらかい、やさしいタッチで、情緒豊かに。気味が悪い。
 俺の母親は、音大出のピアニストの卵だった。ゆくゆくはプロを目指していた。それなのに何をトチ狂ったのか親父にほれ込み、こんなへんぴな田舎に嫁いで、あっさりピアノをあきらめたという。23年間続けたピアノを、あっさりとだ。いまじゃすっかり、田舎のお母さんだ。
 その辺の理由って奴を、まだ俺は教えてもらっていないし、教えてもらう気もしない。
「男だったら腕立て伏せ100回3セット・背筋200回3セット・カツアゲ・強‐姦・けんかの出来ない奴は、ピアノに触るな」というのが口癖だったのは、ピアノをやる人間おなかでもかなり特殊だったはずだ。
 ふつう、クラッシックをやる人間は、別の音楽(とくに、ロック)をバカにして軽視する。
 奴(母親)は、逆だった。
 ロックとアングラをこよなく愛し(YBO2が特に好きだった)、クラッシックは、軽蔑し、聴こうともしなかった。若い頃はどうかわからないけれど、俺が知る限り母親がクラッシック音楽を進んで聴いているところを、見たことがない。もちろん家にあるレコード、CDにそれらしきものもない。
「いいかい、勝人。もしアンタがピアノをやるんだったら、あんまりピアノを聴くんじゃないよ。耳が腐る前に、いろんな楽譜を自分のものにしなきゃ。自分の感じた弾き方でさ」
 というか、今でこそ大体の楽譜は初見である程度こなせるけれどそれこそ四分音符っていのは~っていうレベルの俺に、何も聞かずにやれっていうのもムチャがあるけどさ。
 母親が俺の前でピアノを触らなかったのは、そういう理由があるんだろう。
 ただし、「月の光」だけはべつだった。
 母親の感情のボルテージが最高潮に達したときに、まるで嵐のような勢いで鍵盤を文字通り「叩く」ようにして、「月の光」を弾いていた。ピアノは、打楽器だ。
 体中を使い、女のくせに隆々の腕の筋肉に青筋を立てただひたすらに、暴力を放っていた。なのに、出る音はどこまでも透き通った、ガラスみたいなのにしなやかで、一転の曇りもちりもない空気を急進して俺をずたずたにする、月の明るすぎる光だった。
 ガキだったおれはその音に体中の細胞を蹂躙され、カセットテープで隠し撮りした母さんの「月の光」を、狂ったように聴くようになる。
 そうして今日も、コーヒーのミルクのビンに保存したよく言う「白い粉」を、細いスプーンでごく丁寧に薬包紙の上におく。ふるふると手先が震えていた。最近、よく指先が震えるのは、あー、「白い粉」のヤリスギなんだろうかなんて考えながらあらかじめ用意してあったペーパーをしたの上に乗せ、しゃぶる。南米の植物から、他のクスリの効用を促進、倍増させる成分を抽出した調剤液(ペットボトル一本1万円)をコップに注ぎ、ごくごくと飲み干した。最後に、今までは買ったことの無いバイヤーに勧められた、少量の粉末の入った緑色の包みを空け(もの凄く甘い匂いがする)これまたストローで摂取。
 部屋の鍵は、施錠済み。
 あとは外の音を遮断する機能がついたヘッドホンを頭にセットし、ステレオに接続する。
 再生するのは、今時時代遅れの、カセットテープ。音量は、最大。
 リピート再生設定。猛烈な吐き気に背中を押され、再生ボタン。吐き気のせいで口からこぼれだすよだれを気にせず、倒れこむようにベッドへ。
 ベッドが、よだれでびしょびしょ。
 身を捩る。
 首に、ヘッドホンのコードが巻きついて、ちょっと苦しい。
 やっぱり、新しいものに手を出すんじゃなかった。
 カクテルを試すのは、も少し調べてからが正解だったな。
 頭の中に、何千、何万と聞いたイントロが流れ始める。
 目から、火花が出た。
 音符一つ一つに、世界が色を変えてはじけた。
 理解する。
 体が、物凄いスピードだ。堕ちているのか、昇ってるのか。びゅぅぅううう。
 五段階欲求で有名なマズローは人が大きな、大きな感動の渦に巻き込まれてんとちがひっくりかえってコペルニクス的転換的世界の光が赤青緑、タンスがぐにゃぐにゃからだがすごいスピードで、すばらしいクラッシック音楽を聴くときと、出産に立ち会ったときだというようなことをいっていた。
 母さんの月の光と、神崎を孕ませて子供を産ませよう。
 橘はなにしてるかな。中條はどうしてるかな。
 俺は、なにやってんだろ。

 指先が、もう動かない。


「うおえええっぇええぇっぇぐえうおぉぉおおげぇぇええ。ブッ、ベッ、ぺァパッ。ウーォエッ!」ゴボゴボジャーァァァ。
 あ、これは俺が吐いた音とトイレのレバーを大のほうに引いたときの水の音。
 まぁ、案の定というかなんと言うか、イケナイお薬の服用後のバッドトリップの残滓を伴う猛烈な嘔吐というか、なんというか。サイケデリックは、マジで楽しいときにやらないと、俺みたいな人間は特急快速で地獄に直行する。今日は大丈夫だと思ったんだけどなぁ。
 ちゃんとモノを食べていれば、吐くときもほとんど無音で、トイレの水溜りに胃の内容物がボチャンと落ちる音だけなんだけど、今みたいに吐くものがないのに嘔吐すると、こうなる。
 あまりにうるさかったのか、夜中の3時を回っているのにアネキ部屋のドアが開いて、パジャマ姿の女がパタパタとやってきてしまった。
「ちょっとダイジョブ!? こんな夜更けに嘔吐かよとかそんなことはどうでもいいけどようやく眠ろうとした矢先にすんごい声が聞こえて来てみれば」
「いいって、きにしなくて。母さんが起きてきたらやっかいだ。アネキは、だまって寝てろよ。あとこんな夜更けにシリーズはやめろ。語呂がよすぎて笑えねぇ」
「そぉ? んじゃ、お姉ちゃん寝るからね。ほんとにやばくなったら、ちゃんと言うんだよ?」
「あぁ。大丈夫だから、はやく寝ろって。明日も仕事……じゃねぇか。日曜か。ま、いいから」
 胃液で汚れた口元を拭いて、俺はアネキに向き直り、たぶん酷くげんなりした顔で無理やり笑顔を作った。本当は今すぐにでも腹を抱えてベッドの上でのた打ち回りたいところを、精神力と見栄と意地で押さえ込む。この人に、いらない心配をさせちゃいけない。相手が母親なら罵声の一つでも飛ばして気分を紛らわせたいけど、アネキ相手じゃそうはできない。俺が風邪でも引いたら、たとえ仕事があっても休みを取って看病をしてくれるような人だ。バッドトリップの挙句の嘔吐だなんて知られたら、それこそ仕事をやめて俺の更生計画を実行するにちがいない。
 ただ、今日のアネキはトイレの電気を消して、部屋に戻るそぶりを見せても、もたもたしている。
「勝人」
「あ?」
「母さんと違って、あたしはお父さんに似たからさ、ロックだとかクラッシックだとか、音楽のことはわかんない。けど、身体は、壊したらだめだよ。自分がだめになったら、音楽も何も、残らないんだから」


 枕元においてあった携帯電話の音で、目が覚めた。
 昨日の晩、部屋に戻った後ベッドでしばらくベッドでのた打ち回るイモムシを演じた後ようやく眠れたのが朝の6時過ぎで、「橘」と表示されている携帯電話の画面のデジタル時計は、7時43分。ちくしょう。1時間ちょっとしか眠ってねぇ。
「あ、なんだ」
「おぅ小倉。おはよう。寝てた?」
「寝てたどころじゃねぇよバカヤロウ。さっきようやく眠れたと思ったのに、なんだって日曜のこんな朝っぱらから電話掛けてくるんだっつーのこのバカ。バァカ!」
「……わ、わるかった。そんなに怒んなよ。いやさ、「みんとかくてる」がライヴやるって話、きいてねぇだろ? 今日なんだよ、今日。うん、ベイシティ・ココアで」
「で、なに」
「それで、あいつら、今日の演目に月見やぐらのカヴァーをやるらしくて、セッションしないかっていう話をふってきやがったかやよ。そうなれば早めに向かったほうがいいだろうし」
「みんとかくてるが? 誰だよ、発案者は。ありえねぇだろ連中が月見のカヴァーなんて……三澤のイヤガラセか? つーか、カヴァーって単語、腹立つからやめろ。コピーだコピー。劣化コピーだクソッタレ。マザーファッカーシットイーッツ」
 ウチの学校が関与しているバンドのなかで、3つほど継続的にバンド活動をやっているところがある。もとい、あった。
 その一つが「月見やぐら」
 正式に高校の軽音楽部としてバンドをやってるのは、「月見やぐら」のおれたちだけだった。軽音楽部の部室を占領していた、というほうが正確かもしれない。ヴォーカル・ギター・ベース・ドラム・キーボードもしくはピアノが各一人ずつの、計5人。ロックが基本だけれど、俺がピアノを使ってるせいもあってちょっと変わった曲目もやっている。プログレじゃないが、中條が風邪を引いたときに、一度キング・クリムゾンの「RED」をまねて演奏したことがある。主に学校の軽音楽部室で練習し、学校祭のほかは定期的にライブハウスでGIGっぽいのをやっていた。実力としては、三つのバンドのうち一番下手くそだが、一定のファンはいたのでそれほど下手なわけじゃない。むしろ、他の二つのレベルが高すぎた。
 そのレベルの高いバンドが、同学年の「中原 いつみ」という天才的なヴァイオリニスト率いる「旧式オートバイ」と、いまの電話にでてきた「三澤 七海」が率いるドキッ! 女だらけの……女だけのロックバンド「みんとかくてる」の二つになる。

「旧式オートバイ」は、中原の「めんどうっぽいからいや」の口癖さえなければ、既にメジャーデビューしてもおかしくはない。何度もレコード会社からオファーがきているらしい。
 ヴァイオリンにアップライトベースという視覚的にも強烈なインパクトを持つ上に、他のドラム、ギターの腕もかなりのもので、特にヴォーカルは「お前オペラやっちまえよ、もう」といいたくなるほどの素晴らしいハイトーンの持ち主。しかもロックからバラードまで、そつなくこなす。客受けする軽い曲から、痺れるような重厚な曲までと幅広い。作曲は中原。ただし作詞は誰だかしらねぇが普通以下。ウチの学校の人間はヴァイオリンの中原とドラムの男だけ。そもそも進学校なので、継続してバンドをしている人間はかなり少ないのだから、仕方が無い。ちなみに仲原とヴォーカルの二人が女。二人とも上玉。中原は大人しい顔をしたサディストで、ヴォーカルは一度セック・スを覚えるとハマルタイプだ。
 なんどか対バンしたが、体力と性欲と勢い以外に勝てるものがないように思えた。
 月見の連中で中原とは中條が面識がある程度で、俺も一度だけ話をしたことがあるくらいだ。

「みんとかくてる」については、名前からして気に食わない。
 初めて対バンしたときに「平仮名かよなめてんのかてめぇらぶっ殺すぞアマァ! キツマンをガッタガタにしてやんぜ! 出血ヴァギ・ナ! ファックオフ!!」と叫んだ記憶がある。隣では、そのときめずらしくイカレタ中條が「『みんとかくてる』ゥ? クスコでガン開きのヴァギ・ナにでも流し込んで痙攣してろビッチ共がッ! なんだそのギターは、牝豚が欲情してんのかコラ! それともアレか!? 雄の汁をアタシのグチョマンに注ぎ込んでカクテルしてぇッ! ってことか!?」と叫んでいたことも覚えている。たしか、アッパー系のヤツをジントニックと一緒に二人でがぶ飲みしたときだったはずだ。
 そんなこともあって、「月見やぐら」とはかなり仲が悪かった。
 キーボード、ドラム、ベースが各1人ずつ、ギターが2人と、三澤がヴォーカル・ギター。ギターを三本、しかもエフェクターを多用したメロディアスな曲が多く、ライヴではかなり強い。「みんとかくてる」を一言で言うと、「ノリのよさ」に尽きる。
「ノリ」っていう要素はかなり大事で、いくら演奏が完璧だったとしても、客がノらないライヴは失敗だ。あたりまえだけど。レコーディングした曲がクソ以下の駄作でも、ライヴを聞くと信じられないくらい痺れる演奏をするバンドは、いくつもある。
 全員ウチの高校の生徒で、全員が成績優秀学力抜群学校推薦枠独占というようなクソッタレ連中で、参ったことに人気がある。
 今回のライヴも、卒業記念&同窓会入会パーティーでやるライヴのリハーサル、というところだろう。しかもそこで、月見やぐらのカヴァー……コピーをやるなんて、一体どういう風の吹き回しだ。
 おれたち(月見)の曲は、おれたちがやる。それが一番良い。橘の曲の感情は橘にしかわからないし、中條の歌詞の意味は中條にしかわからない。俺は、この二人との付き合いの中で培ってきたものをフル動員して編曲をする。月見の曲は、そうやって出来てきた。斉藤は自分のストレス発散のためにドラムを乱打しているだけであの天才のやることは完璧に俺たちに合っていたし、小林は、もうヤツは、おれたちについてこれなくなっていた。

「朝早くから、三澤から連絡が来たんだ。からかいでもイヤガラセでもなくて、とにかくセッションしてくれ、ってさ。しかも、俺と小倉の指名で」
「中條は?」
「中條は、来て欲しくないらしい。つーか、中條がきたとしても、三澤は自分の仕事が奪われるだけだし。それにまだ一応、月見やぐらは無期限休止中で、部室もない。この間、半分事故みたいなカタチでようやく中條とやれたけどさ。あれで中條が本気でバンドを再開しようと思うかどうかは、俺にはわからない。しかもそのことを知ってるのは、俺たち三人だけだ。もちろん三澤は、おれたちが仲たがいしてるままだと思ってる」
「それで、お前は行こうと思ってるのかよ。俺と橘の二人で、「月見やぐら」の名前を背負って」
「さぁね。少なくとも俺は、ほんとに、少なくとも俺と小倉と中條の3人がそろわなきゃ、どうあがいても月見の名前は、言えないよ。そんなことを言うのは、ロックじゃないけどさ。どんなバンドだって、メンバーはしょっちゅう入れ替わってる。ディープ・パープルだって、第2期のほうが俺は好きだけど。彼らはそれで成り立つけれど、おれたちは二人じゃ、もう成り立たない」
「にしても、なんでまた連中は月見の曲をコピーしようなんて思ったんだ? っつーか、何の曲だよ」
「ん、『月見のやぐら』。三澤たちがいかに本気であろうとも、なんとなく、これをやられるのは腹立たしいっつーか、なめられてるっつーか、なぁ」
「なるほどな。わかった、これからお前のところに寄るから準備しとけ。ドラムの館山、3年になってからだいぶいい女になったとおもわねぇか? きょうは館山に、よがってもらおうじゃねぇの」
「……わかった。準備は、もうしてあるよ。とりあえず、ゴムも1箱」

 携帯電話を閉じて、ベッドから這い出た。
 部屋の鏡に映っているのは、げっそりとした顔色の悪い、ゾンビみたいな男だ。目だけがいやにギラギラしている。
 下に下りると、母親とアネキが朝ごはんをテーブルに並べていた。親父は、新聞を読んでいる。並んだ食器は、3人分。アネキが「あ」というような顔をして俺を見た。
「母さん、俺のは」
「あら、アンタ、起きてきたの。いっつも寝坊するから、朝ごはん用意してなかったんだけど。食べたい?」
 食べたい? じゃねぇよ。
「別に茶碗によそわなくていい。テキトウにおにぎり、頼む。これから、出かけっから」と、バリバリ頭をかきむしりながら洗面所に向かう。
「酒を飲んだら、運転は気をつけろよ」と、親父。
「今日は飲まねぇよ」
 洗面所の冷たい水で顔と頭を洗い、伸びたひげをそるとだいぶさっぱりした。顔にも、血の気が戻ってようやく人間レベルの表情になる。
 自家製の梅干を入れただけのシンプルなおにぎりとお漬物、熱いお茶の水筒が入ったバスケットを受け取り、
「じゃ、行ってくるわ。晩ご飯は、いらねぇ」
 と橘の家に向かった。

「で、ホントに中條抜きで、やんの?」
「しゃあない。一応、携帯に電話は入れたけど、出ねぇ。中條の携帯電話の不携帯は筋金入りだ。いつもベッドサイドにティッシュと一緒にキープだ。オナるときのズリネタを探す機械だとしか認識していない。それに、三澤の指名は俺とお前だろ? お前ならともかく、みるくかくてるの連中が俺を呼ぶこと自体おかしい話だ。ましてやここに中條なんか呼んでみろ。俺と中條で下半身丸出しのリンボーダンスを見せ付けることになる」
「ハァ?」
「俺も中條も、連中が気に入らないからさ」
 そんな下らんことを話しながら、三澤たちの待つスタジオへと車を急がせた。市内にあるスタジオのうちの、料金高めで清潔な「サウンドママ」が、三澤の待つスタジオだった。
 ちなみに「月見やぐら」が使っていたのが「スター」というスタジオで、建物の外壁に「KISS」のメンバーがでかでかとイラストしてあり、もちろん受付の壁は「KISS」関連のポスターで埋め尽くされている。
 料金は安いが、かび臭く、汚く、狭く、汚い。

「サンママってさ、2回くらいしか入ったことないよな」
「あー、そうね。スターが休みのときだっけ。高くてねー、あそこ」
 サウンドママの玄関に、橘の連絡を受けた三澤が、ニヤニヤしながら立っていた。
「だっさい車だねー!」
 このままひき殺してやろうか。


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