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2023.10.31
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カテゴリ: 引用








われわれの間では普通鞭で打って息子を懲罰する
日本ではそういうことは滅多におこなわれない
ただ〔言葉?〕によって譴責するだけである
ここに西洋人と日本人との自然観の違いが顕れる

西洋人にとって自然は懐柔する対象 日本人にとっては自然が主であり神
からだ は最も身近な自然で 子供はさらに自然に近しい存在
だから西洋人は鞭で調教する
それが「教鞭を執る」ということ
日本では7歳までの子供は神のうちとされ 躾などは行わないと貝原益軒なども書いている

数え齢なので満で言えば5歳の後半から6歳
この頃自我が芽生え始める年齢で それ以前に自他の区別は無い
つまり「自分」“自”然と“分”かれた我は無く 自然と一体の状態
これは悟りの境地


筋力が弱い子供は四肢を扱うにも全身を連動させ使う
これは達人の からだ の使い方 などなど身心共に目指すべき先を子供は体現している
現代人と比較にならない昔の日本人の身体性の高さ そして身体性の高さは同時に精神性の高さをも表す
その人達だからこそ子供の内に“神”を視たのだろう


しかし “あるがまま”の存在はそれ以上でもそれ以下でも無く そこを目標にするからこそ “あるがまま”を超えられる可能性を秘めている
釈迦やイエス、聖徳太子から野口晴哉や黒田泰治、正郡、ミカエル・リャブコ、桜井章一など 奇蹟を起こす異能を持てるのも人
だから動物に“神聖”を視なかった
のかな?


一方でこの本には堕胎、嬰児殺しが頻繁に行われていたとも



ヨーロッパでは嬰児が生まれてから殺されるということは滅多に、というよりほとんど全くない

​訳註 岡田章雄

ことに女児よりも男児の方が多く殺されたらしい

完全な「素晴らしい時代」も「暗黒の時代」も過去には無かった
だから今がある
先人に為し得なかったからといって 未来にそれが訪れないとは言えない
先に待つものは私たちが何を望むかに依る








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Last updated  2023.10.31 03:35:14
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