2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全14件 (14件中 1-14件目)
1

まぁ、うち(デザインコラム)のネタなので美容やエステの話じゃありません(笑)なにが「美しい」のか?「綺麗」なのか?もちろんアート、デザインでも永遠のテーマですでも、難しいんですよねなにしろ永遠の美なんてないんだから(笑)美しさってモノは時代によって変化しています例えばルネサンス-人間開放神、教会から離れ、人間が素晴らしい!美しい!と肉体美がもてはやされたくさんの彫刻や絵画が残っていますところが、現代の眼で観るとみなさん豊満です(笑)女性には柔らかなライン、男性には筋肉美を求めたからです実在の人間がどうなのかはわかりませんが・・・(笑)生首を銀の皿に載せて微笑んで持っている貴婦人なんてのもルネサンスでは多いモチーフ(笑)その時代、骸骨や死体も美しい対象だったわけですそういう複合的な美が難しいのは当たり前ですが単純なモノでも完全はないんです黄金比(黄金分割)というのがありますGolden Proportion・・・なんとも豪華な名前が付いてますが昔の人が考えた「調和的で美しい比」の事古代の建築(クフ王のピラミッド、パルテノン神殿、ノートルダム寺院)などで使われる比率で、約1.6対1という割合が美しいとされていますハガキや普通の人が使う名刺がだいたいその比率ですねクイズではないのですが、A・B・Cと3種類の四角を描きました上と下は回転させただけで各辺の比率は変えてません学者さんは美を数値で表せるなんて言いますがもちろん正解はありません(笑)縦と横ではこれだけイメージが変わるんですねまぁ、そこですでに「絶対的」という調和が崩れてるのですが(笑)どうでしょう?どの四角がバランス良いと思いますか?縦も横も同じのが好みですか?それぞれ違いますか?とかく「美」というのは相対的なモノで決まりますなにかが流行ればその反動として正反対のスタイルということで簡単には語れない美しさ次回は美への憧れとでもしておきますか(笑)解答?真ん中のBが黄金比ですさすがにAは縦でも横でも にぶいフォルムですね良く言えばどっしりしている(笑)ところが、現代的なスタイルではよりスマートな細い形状のCが好まれるようです特に縦の場合はCを選ぶ人が多いのではないでしょうか?nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.31
コメント(22)
んー・・・やっぱり設計に関わっているので触れないといけないだろうなぁということで回転ドア・・・起こるべくして起こりとうとう子供が亡くなる事故まである程度情報が出てくるまで書かなかったのはやっぱり一番重要なセンサーの問題さて、ハッキリと区別して欲しいのは回転ドアと言っても問題なのは自動で回転しているモノこのタイプはTVの解説者も言っていたようにおおなわとびに入る感覚ってやつなんですねそもそも自分で回す昔からのタイプは入るタイミングを自分で選べ止めることもできるわけですTVの解説でご存知だと思いますが、回転ドアのメリットは建物内の温度調整が良いドラフト現象の防止(吹き抜けの建物などは特に)「デザインが格好いい」から設計者が使いたがるなんて言っている人もいましたが僕の知る範囲では通常の二段扉+風除室の約5倍も回転ドアはコストがかかるのでデザイン性だけで採用されるとは思えないやっぱり一番の理由は空調の安定による省エネここまで書くと気付くかと思うのですが、回転ドアのメリットであって自動回転ドアじゃないじゃぁ自動の良さは?やはり人の流れを安定させるぐらい?手動だと反対側に人がいる場合、回す速さが気になったり場合によっては乗り過ごしてタイミングを合わせたりしがちですところが六本木ヒルズのように人の出入りが多い場合はかえって混雑しちゃうで、今回の場合なにが重要かというとセンサー回転ドア安全装置が付いているので問題が起きると止まるようにできています現在もめているのはその感度や設置場所、反応時間など・・・ちょっと考え方を変えれば、一番良いのは全ての高さで反応することでも、そうすると足元でつまずいたり、ちょっと手で押しただけでも止まっちゃう入口として機能しなくなる・・・そうなんですよ!ハッキリ言って回転ドアっていうものは大量の人を処理できない大型商業ビルの入口には不向きなんですよだから六本木ヒルズの回転ドアもセンターで止めた場合に真ん中のドアが左右に開く通常の自動ドアに切り替えられるタイプだってもしビル内で火事や災害があった場合どうします?(安全上、回転ドア他にも通常の自動ドアもあります)最終的にはメーカーとビル管理側のセンサー設定の争いになりそうなこの事件自動の回転ドアそのものの存在理由にも関わってきます安全基準作りも含めメーカー、ゼネコンなどの早期対応が求められますねなんて事で終わるこのコラムじゃない(笑)ということで、批判覚悟で・・・やっぱり気になるのは大人でさえ入るのに気を付けなきゃいけない回転ドアにもう小学校に入ろうとする子を遊具感覚で はしゃがせ一人で飛び込ませたのか?なぜ、手をつないでおかなかったのか?危険防止の柵を乗り越えて(くぐって)入ることは誰の責任?全ての公共性が今の日本では過保護になっています今までリスクを誰かに押しつけることで生活してきた日本人「オウンリスク(自己責任)」にいきなり変われないまでも仲間や小さなコミュニティー(ご近所さん?)で責任を持つのも必要になってきていると思います生まれてからずっとマンション暮らしで隣も誰だかわからないような生活をしてきているからこそ感じるのだろうか?だって僕らが小さい頃、人のたくさん集まるところで騒ぎ回ったら親に怒られるか、まわりの誰かに怒られたもんですいたんですよねぇ、どこにもおっかないおじちゃんが(笑)ダ・ビンチ空港で知らないローマおっさんに叩かれたnagooより・・・そうかぁ ACミランT-シャツはダメなのかぁ(笑)-補足1-※ドラフト現象 高層ビルなどで下の入り口が開くことにより 上層階との温度差による気圧の変化が起こり ドアが開かなくなる、最悪の場合はガラス窓が割れるなど なを、回転ドアをバリアフリーで導入なんて言ってますが実際、通常の自動ドアでも段差が無いタイプが多くなってますので今回、メリットに入れていません(どう考えてもバリアフリーには思えない・・・)N.Yなんて回転ドアだらけですが、どういう対処してるんでしょうね行ったことないもので(笑)※ACミラン 去年のチャンピオンズリーグでの優勝など イタリアセリエAの名門チーム 今年で設立105年(すげぇ!) 大好きなルイ・コスタが最近カカーにレギュラー奪われて寂しい・・・ えっ!こっちの補足はいらない?(笑)-補足2-ビル管理会社、メーカー共に業務上過失致死で調べが入ったようです(当然の事)また、安全基準作りを早急に始めるそうですでも、ココまでは業界側のできる限界・・・nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.29
コメント(30)

もう反応はどうでも良くなっている?(笑)印刷するブックカバー企画第4段!今回は画像作品近所の錆だらけのゴミ捨て場の写真ですいやぁ、錆やシミだらけの壁って綺麗ですよね!一時期、錆ばかり撮ってました(笑)ついでに横には鉄格子まであって懐かしい方いらっしゃいますか?(笑)で、モノクロも面白くないのでちょっと加工して色付けしてみましたちょうど本にカバーしたとき表紙側と裏側で表情が変わるのでなかなか面白いと思いますフルカラーでも面白いのですがA4サイズで印刷レベルの画像ともなるとかなりデータが大きく、誰にでも自由に扱えるとは思えませんなんとかココまで落としましたがそれでも1.5MBあります(元は10MB以上あった)ということでマシンパワーの無い方はご注意下さい今回のは光沢感のない真っ白な紙で出してますが昔、図面をクラフト紙(梱包用の薄茶の紙)に青インクで書いたとき綺麗だったのでコレでやっても面白そうですね中身が見えないのでどうでも良いですが(笑)「一千一秒物語」稲垣足穂(新潮文庫)「一千一秒物語」 稲垣足穂/たむらしげる(ブッキング)絵本も出てるんですね確かにかわいい話が多いので絵本には向いてますね使い方は以前と同じですがラインがあるのでそこを折り曲げる横はてきとうな位置で折り曲げ本に挟み込む特に難しいことはありませんね(笑)ということで、興味のある方はPDFファイルにしました下記の注意事項をお読みになり同意の上でダウンロードして下さいこちらから※専用ページを作りましたココに直リンしている方、ページ作り替えてますのでリロードを(ファイルへの直リンはお止め下さい)うまく落とせない方はご連絡を・・・Winの方 落とせますか?※WinでもOKとの確認が取れましたのでご安心をってべつに爆発するわけじゃなし(笑)Acrobat Readerのバージョンが4以上でこのファイルが見れず、印刷もできない場合はOS環境も含め不具合がないかお確かめ下さい※PDFファイルの印刷はAdobe Acrobat Readerで開いて印刷して下さいAdobe Acrobat Readerはこちらからhttp://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.htmlダウンロードした方は一言いただけると嬉しいです※フリーですが、権利を放棄はしてませんので個人使用でお願いします(転載、複製など必ずご連絡下さい) WIN環境では確認できませんので、どのように出力されるか保証できません 今回はカラーなので出力の違いが出てしまいますね プリンタードライバーなどで好みの色味に調整してみて下さい(笑) あくまでも参考程度で・・・※MacでもWinでも問題ないとの連絡ありました-追加-アンケートを無記名でさせていただいているのですが今頃?になって気付きました書いていただいている人は僕宛てにメッセージを書いてくれるのですが無記名なので誰からの連絡かわからない(笑)必須にはしてませんがHN(ハンドルネーム)を書く欄を増やしました引き続き御協力を・・・EPSON 両面上質普通紙もちろんインクジェット対応の和紙などに印刷するのもおもしろいですインクジェットマテリアル 和紙(厚口) A4インクジェット専用 和紙 A4nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.24
コメント(19)

あなたはどちら派?ってことで、みなさんはどちらがお好きですか?廃墟と建設現場もう4、5年前になっちゃいますかね廃墟ブーム(心霊ものじゃないですよ!)渋谷パルコのロゴスギャラリーで『廃虚の博物學』展なんてのをやっていて偶然見たんですが廃墟で拾ったタイルのかけらを標本箱に入れて展示してあったりなかなか面白かったんです誰かさんの宣言じゃないですが「未来都市は廃墟である」なんて感じの『ブレードランナー』(すげぇ!楽天で扱ってない 笑)や 『未来世紀ブラジル』それこそ宮崎アニメの 『天空の城ラピュタ』なんてものも廃墟がテーマだったりするし大好きなジュネ&キャロの 『デリカテッセン』も荒廃したパリだし・・・そうそう!コレと『ロスト・チルドレン』も一緒に見るとジュネだけで撮った『アメリ』がつまらなくなったと言う意味が分かると思います(笑)話は戻って「廃墟」何に惹かれるんでしょうねヒトのいた気配?生活感?止まり続けている時間?自然に壊れていく姿がアートな感覚から言えばヒトがコントロールしていない造形の持つ美しさ以前紹介したトマソンと同じ様な感覚も入りますね廃墟が大好き!なんて方も多いと思いますで、なんで注目されないんでしょうね建設現場同じようにいろいろなモノが剥き出しになってるんですよ完全な状態(完成形)を想像しながら観るのも同じたしかにこちらにはノスタルジーは無いです(笑)でも逆に、ヒトがコントロールしている美しさがあるんですよそれこそ構造美!廃墟がダダやシュルレアリスムだとしたらこちらは構成主義それも構成主義の宝庫(笑)一度そういう目で建設現場を見てみて下さいけっこう楽しめると思いますよ!そういえば、近くの解体現場でアパートが取り壊されていましたそれもちょうど外壁が無くなった状態で・・・僕らが描くような図面そのままの3階までの断面図(笑)ハッとする美しさでしたカメラ持って戻る頃にはガレキに変わって・・・んー残念!※危険ですので廃墟探索は 詳しい人が一緒じゃないと行くのはお薦めできません 上から何が落ちてくるかもわからないし、床が抜けるかもしれないし・・・ 朽ち果ててるので危険がいっぱいです 写真で楽しみましょう!nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.22
コメント(26)

ちょっと今さらの話になっちゃいますが・・・ホワイトデーでのお返し(笑)(探検記や終了が近い展覧会の紹介があったので後回しに)いや、クッキーやアメでも良いのですが食べ物もイマイチ面白くないので(コンビニでも買えるしね)で、いきなりですがちょうど先日大変お安く手に入れたアンティークペンシル日本で言うシャーペン、世界的にはメカニカル・ペンシルと呼ばないと通じないのはココを読んで下さっている方はすでにご存知ですよね(笑)で、上が1.18mm芯のアンティークペンシルでは一番多いタイプもちろん現在はどこからもこの太さでは発売されてませんね芯も銀座のユーロボックスとかでしか手に入りませんhttp://www.euro-box.com/下は0.9mm芯、製図用に今でも使われているサイズこちらは芯を探すのはたいして大変ではありませんどちらもアメリカのアンティーク(コレクティブル?)販促モノというかノベルティーモノと呼ぶのかでも残念ながら全く知らない企業名(笑)タイプ的に判断すると上のが40年代の戦前モノ下は50年代かなぁ・・・特に下のは以前紹介したエバーシャープのペンシルhttp://plaza.rakuten.co.jp/nagoo/diary/2003-09-14/と限りなくデザインが一緒(笑)先端の金色の部分を回すと芯が出てきますでも作りが甘いのでエバーシャープほど高級品じゃない飴色に見えるところは大理石風プラスチックお尻と先の濃い部分は30年代に流行った木目模様のハード・ラバー(エボナイト)じゃなくてこちらもよくわからないプラスチック(笑)そんで金属パーツは金メッキアメリカが考えそうな高級品(笑)唯一の救いは50年ぐらい経っているのに機械がスムーズな事お尻のキャップを外すと消しゴムが入ってるんですがもちろん硬化しちゃって使えませんさて、アイボリーで綺麗なんですがあまりにもシンプルな上のペンシルこちらは軸の中程にある金のリングの部分で前後が分かれている軸を回して芯を出すタイプこちらの方が機械的にも高級でちょっと古いタイプ素材はなんとベークライトんーいい色してます(笑)やっぱり使わなきゃねアンティークは0.3mmなんてすぐ折れちゃう芯でちょこちょこ書くより太い芯で豪快に!(笑)さてさて、そこでこの2本を見せて何も説明せずに好きな方あげると あひるさんに言うと迷いもなくベークライトを持っていきました(笑)わからないハズなのに・・・ちゃっかりと良い方を持っていくのはいつもの事それだけじゃつまらないからどうせならとパッケージもデザインしました実物見てもらわないとわからないとは思いますが箱の中に浮くように入ってます自分で言うのも何ですが、綺麗なんですよ!コレオブジェにもなるし・・・オリジナルデザインモノなのでココでは詳しくは言えませんが興味ある方連絡下さい(笑)えっ!こんなの作ってて暇人だなぁ・・・って?こういうのを現実逃避という(笑)-追加-これが文字通り本当のシャープペン(笑)いや、冗談じゃなくて・・・日本で最初に早川式繰出鉛筆として発売したわけでこれはそのデザインをアレンジして復刻したペンシル残念ながら0.5mmでノック式それが普通だろ!と言われそうですが販売しなかったらしいのでけっこう珍しいかも・・・で、こちらは本当の早川式繰出鉛筆を限定で復刻させたモノ なぜプラチナから発売か不思議に思うかもしれませんがシャープはすでに特許を手放しているから・・・現在はイギリスのヤード・オ・レッドがこの手のを出してますねあっ!ヤード・オ・レッドは現行品も1.18mmだった・・・前述は訂正させていただきます(笑)nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.18
コメント(15)

球体関節人形展というのを東京都現代美術館でやっています(3/21まで)この球体関節人形、文字通り関節が球体だから様々なポーズが取れるまぁ、そんな意味で説明されています四谷シモン日本を代表する人形作家宇野亞喜良表紙の雑誌「新婦人」に遭遇そのなかでハンス・ベルメールの人形の写真を見て衝撃を受ける雑誌を見てすぐ部屋に帰り、部屋にあった人形と材料をすべて捨てるシュルレアリスムに傾倒し、記事を書いていた澁澤龍彦の著作を読み始める(作品集「四谷シモン-人形愛」から抜粋)ハンス・ベルメール(1902~75)ポーランド(当時はドイツ領)生まれベルリンで数学と工業デザインを学んだ後タイポグラフィやイラストなどの仕事を行うシュルレアリスト、画家、人形作家にして写真家この、ハンス・ベルメールが世界中の美術家に及ぼした影響は計り知れず・・・なぜハンス・ベルメールの人形がそんなに影響を与えるのかそう!欲望に忠実だから!そもそも、なんで人と同じ形を作る必要があるのでしょう?ジュサブロウさんのように「等身大の人形は自分の死体だ」と言う人もありますがたいていは、そこに自分の願望(フェチシズム)を封じ込めるわけですハンス・ベルメールが目指したのはフェチシズム関節が自由に曲がるようにじゃありません(笑)関節ごとに自由に身体のパーツを組み合わせることができるから脚が何本あったって、たとえ腕が無くても・・・とても危険なエロティシズム少女に対してのそういう衝動 - 子供の残酷さと同じ感覚(分解、破壊)を自分好みに作ることのできる人形という形で表現することができたもし、実物なら ただの犯罪者(最近多いですね そういう人は人形作りましょ!)じゃぁ、四谷シモンは危険じゃないのか?いやいや、彼も違った意味で危険(笑)「機械仕掛けの少女」や「木枠で出来た少女」のように中身への興味(これも子供の残酷さですね)彼の言うところの「発汗、血液、腐敗への嫌悪」シモンは外見は美しいままにベルメールのような畸形は作らず皮膚が剥がされ歯車や金属板、木枠がのぞいている痛々しくも感じるが血は通っていない突き放した冷たさ・・・人形は人形「人間はうつし世の影、人形こそ永遠の生物」-乱歩-乱歩の人形愛は人間を人形のように愛すという全く別物の怖さそれはまたいずれ・・・-----------------------------------------------------80年代のサイバーパンク人間と機械の融合より優れたパーツとの交換ポストヒューマンなぜ今頃「イノセンス」と言ってみたりする・・・球体関節人形展東京都現代美術館の館長は日テレの会長さんジブリ展と同じパターン(笑)でも天野可淡さんの人形見に行こうかなぁ・・・銀座松屋で「創作人形公募展・ドールファンタジア」というのもやってます おまけ-これが2000年に行われた「四谷シモン-人形愛」展のカタログというかもう立派な作品集!ハードカバーで220ページもあって写真は篠山紀信さて、会場の隅っこに黒ずくめのボサッとしたおっさんがコソコソと立っていた何だ?この怪しい人は と思い近づくと目をそらし背を向けるますます怪しいので覗き込むと生シモン(笑)そこでカタログを出すとシモンさんはポケットに入ってたマジックを取り出しサインしてくれました(サインする気 満々じゃないの?)それより他の客!ナゼ気づかない(笑)なを、この作品集「四谷シモン-人形愛」は絶版です病院ギャラリー 717 days 2001-2003メディアプロダクション/メディアート出版-四谷シモン Narcissisme佐野画廊/書肆山田-四谷シモン/篠山紀信んーハンス・ベルメールは1つ残らず絶版(笑)相変わらずのモンです※ここにまとまってベルメールの作品が紹介されています 人によっては不快に感じるかもしれませんが 嫌悪を抱かせるにもエネルギーがあればこそ・・・ ということでご了承下さいhttp://ebanjohnson.com/BELLMER/sculpture.htmnagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.16
コメント(21)

長々と?御覧いただきました旧岩崎邸探検隊もう最後にします(笑)庭園部分からの外回りを・・・ (左)これが庭園に面した南側のベランダ 建物の大きさがわかると思います(右)東側はサンルームこの構図だと各ベランダの柱の違いがわかると思います(大きい画像はココをクリック)2階の柱の上部(キャピタル)にはぐるぐる巻きがあるので「イオニア式」1階の柱のキャピタルはシンプルな階段状なので「トスカナ式」と呼びますこちらが東のサンルーム側入口正面のランプの明かりが見えるところに天井がペルシャ刺繍してある部屋があります これが離れにある撞球場(ビリヤード場)全く違う様式でスイスの山小屋(笑)中に入れないし隙間から覗くだけなのでよくわかりませんでしたがこのドアのガラスはおもしろいですね(一応ステンドグラスでしょう)こういう壁は校倉造りといいますまぁ、ログハウスと同じですねで、大事なことに気づきますか?そうなんですよ!これだけ建物の全景が見える引きの距離(庭)があるということ西洋の建物が立派に見えるのは全体を見渡せる場所があるから日本ではせっかく格好のいい建築を建ててもそれを綺麗に見せる事が出来ない(隣が邪魔したり・・・)庭園はハッキリ言えばタダの芝生で広いだけでも、ちゃんと建物を見渡せる距離が取ってある庭園を楽しみたい人は清澄庭園http://www.tokyo-park.or.jp/kouen/park.cgi?id=20の方がお薦めですここも建物は焼失しましたが岩崎邸(笑)以前は食糧ビル(小山登美夫ギャラリーがあったところ)に行った帰りによく寄ってました(そういえば食糧ビル閉鎖後って行ってないけど壊しちゃったのだろうか?)ついでに言うと高輪の開東閣世田谷の静嘉堂文庫(岩崎家の美術品を収めるための建物)+玉川廟(お墓と祭場)あっ!もちろん熱海や長崎には別荘岩手の小岩井農場の聴禽荘もですもう笑うしかありませんね・・・さてさて、最後にパンフレットから簡単に書き出してみた全体の配置図こんなに広大な土地だったんですねぇ完成時は1万5000坪の敷地があったそうです緑の敷地と赤い建物が現存ピンクの敷地とグレーの建物は現在はありません現在、緑の敷地内は重要文化財に指定されていますおまけショット!凄い景観です!洋館とスイスの山小屋とそびえ立つ変態ビル(笑)そうです!不忍池から見える景観を損ないまくっているソフィテル東京(旧ホテルCOSIMA)菊竹清訓おじいちゃん作です(笑)江戸東京博物館も含め、変なのばかり造ってますいろんな意味で凄い人です(笑)そうそう!春日通り沿いのデリー上野店ちっちゃいですが美味しいカレーのお店です銀座と思ってたらこちらが本店だそうで・・・岩崎邸に行く前の腹ごしらえには最適!※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.14
コメント(11)

旧岩崎邸探検隊(やっぱり続いちゃいました)前回のステンドの勝手口?を横目に曲がるとこの様な長い渡り廊下が目の前に現れますおぉ!突然の日本人スケールってな感じで天井に手が届きそうです真ん中が高くなっているのを舟底天井といい写真では縦方向に同ピッチで通っている細い材を竿縁そして屋根の頂点には、6間(11mぐらい)以上もある一本ものの立派な棟木そして横には岩崎家の家紋(三階菱)をデザインに取り入れた太い梁この三階菱は釘隠し、欄間、襖の取っ手などなどいろいろな意匠に取り入れられてますそしてこの廊下にぶつかります書院造りなので、周りを回廊のような廊下と縁側で囲まれています写真の右側が広間、左側が外になりますこちらはフラットな天井で柾天井フローリングのように柾目の細長い板を貼る天井ってそうはいっても1枚の長さが10m以上あるわけですが・・・昔の日本家屋は襖や障子を開くと外と中が1体になるんですよね自然を取り入れる面白い方法ですさて、和館は書院造りを基調にし、完成当時は建坪で550坪洋館を遥かにしのぐ規模だったそうですが今残っているのは広間と2つの次の間(現在は茶屋?として使ってる)の3部屋板絵や襖絵などあるのにどれも程度が悪く、明らかに和館の扱いが酷い!床の畳もゆがんじゃってるし・・・ 書院独特の長押(なげし)「鴨居の上に通っている材」は20畳の広間から18畳の次の間まで、通しで1本ものおいおい長押は飾りのハズなのに・・・間違っても洗濯物掛けられません(笑)欄間?にも三階菱の穴が開いてますねそして、豪華なダブルの床の間 もうなんだかよくわかりません(笑)付書院(つけしょいん)のアップようは、飾り付きの勉強机ですね明かり取りの障子が綺麗ですね もちろん三階菱柱に付いている黒いのが釘隠し釘の頭を隠す装飾ですが、もちろんこれも三階菱(笑)さて、広間の外に出るとおばちゃんが「お茶いかがですかぁ お菓子もありますよぉ」なんて呼び込んでいる覗くと次の間を茶屋代わりにしているようだが誰もいない(笑)「お茶とお菓子で500円!」どうしよう?と考えたものの襖が取り外され、自然と同化した北風吹き抜ける中見学者へ縁側からも廊下側からも覗かれ動くディスプレイにされちゃうので却下!なにより寒いって!しばらく経っても誰も飲んでませんでした(笑) これが濡れ縁?と突っ込みたくなるほどの幅とは言いつつも今までのアウトスケールから考えればこれでも狭いのか?軒は・・・出てますねぇ なんなんでしょ!今時の住宅じゃ考えられませんねこんなに出せるなら部屋にしてるってそうそう!それより絶対 建物傾いてる(笑)さて、やっと庭園へ出るわけですが長いのであと一回続いちゃいます(笑)ごめんなさい次回最後にします追加ですこれが襖の引手 三階菱のデザインです(僕には松皮菱としか見えないのですが、まぁ説明にはそうなってます)岩崎邸は明治の書院建築なので比較的シンプルでモダンになってますが昔の日本の建築では、こういう場所にこだわりました鉄の鋳物、銅板を打ち出して燻したもの、真鍮中には七宝を施した物まで(名古屋城が有名かな)-書院造り-室町時代に僧侶や公家の間で流行った建築様式手紙を書いたり、本を読んだりする机(書院)があり当時は電気がないので、目の前は障子で明かりを取る8畳から18畳ほどの畳敷の部屋を2、3室一列に並べ周囲に入側縁(濡れ縁と座敷の間の縁)を巡らす(岩崎邸の場合は回廊のような廊下)部屋のあいだの間仕切の上部には欄間を用いることが多い(岩崎邸の場合は三階菱の穴が開いていた)回廊のような入側縁は人が来たことを知り急いで勉強してた振りをするための時間稼ぎと推測(笑)信じないでください・・・あぁ、だからお坊さんに人気が(笑)※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.12
コメント(17)

さてさて、やっと1階に降りますと、その前に金具好きの方多いみたいなので こんなハンドルで上の窓を開けるんですね階段室(入口正面)の窓ですさて、階段を下りながら・・・うわぁ!40人の団体客だ(笑)ダメだよ そんなたくさんは(笑)(これ以降、写真を撮るのにジャマ人が入るので苦労する)現在は入れない地下へと続く螺旋階段めちゃくちゃ急で怖いです!危ないから公開しないのかも?たぶん一番豪華だと思われる1階の客室 もう笑うしかありませんね・・・この天井、シルクのペルシャ刺繍が貼ってあります 天井のアップとコーナー部の彫刻彫刻の上部(欄間とは呼ばないしなぁ)は玉をつないだような文様なんとなく中国っぽいですこれが食堂、とってもデコっぽい天井の板張りが印象に残りました壁は落ち着いた赤、でも食堂には多いですね厨房への のぞき窓付き扉があるのですが、触れない、開けられない・・・床の組み木はこんな感じ真ん中部分は現在は赤絨毯敷き(剥がすとヘリンボーンのフローリングだと思います)で、1階にはサンルームもあるのですが、人が混み合っていたうえなぜだか外の植木やプランターが敷き詰められていて身動き取れず・・・撮影も断念 おじさんたちの顔しか写らないし(外からの写真は次回)さぁて暗い廊下を歩きながら和館へと続きますそうそう!途中にはこんなステンドが んー・・・扉のフレームが木で幅があるからいまいちスッキリしないなぁステンドは右の写真のように外の光で見るものですねやっぱりステンドは鉄のフレームだな・・・次回は和館 たぶん最終回(笑)※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.10
コメント(10)

さてさて、全何回になるのか自分でもわからない旧岩崎邸探険飽きずに着いてきていただけると嬉しいです(笑)やっと2階に上がりました係りのおっさんに「そこ!つまっちゃうから早く行って!」の声を無視し(笑)昨日の階段ホール写真の左手に見える婦人客室へ・・・中には入れないのですがこんな感じにピンクの金唐革紙という壁紙が貼ってあるんですね(紳士用客室はモスグリーンです)この金唐革というのは中世ヨーロッパで使われた壁装材で革にレリーフ状に凸凹をつけ、漆、金彩などをほどこしたものそこで日本は湿気などで革が向かないこと浮世絵の版木を作る技術や刷り(空刷りという)和紙製造の技術もあったので和紙で作ってみたのが金唐革紙で、これを大量に作ってヨーロッパに売りつけて儲けようとして失敗したのが平賀源内もうここら辺のいかがわしさが最高です!(笑)床には組み木でこんな模様が・・・ なを、歩くと無垢材の床だから?予想外にたくさんの人が歩いたから?床はガタガタ(笑)フカフカの場所も・・・床抜けないか?ちゃんと修復しましょうねベランダに面したのが広い集会場きっとダンスやパーティーをしたんでしょうね ここでチェックは右の写真のディテール巾木(床と壁の境に回す木の帯)がこうなってますもちろんこのデザインも綺麗なんですが、壁と巾木の間に紐が入ってますこういうのを何と呼ぶのかわからないのですが(オイオイ!)詳しい方お教え下さい!昔の洋館では、建具と壁を直接つなぐのを嫌い、この様に紐が入ってます(見切りの処理は難しいんですよ)それと、金唐革紙に色が入ってませんこの着彩のできる職人さんが、現在1人しかおらずその方も高齢なので、全ての部屋の壁紙に彩色することを断念したそうですさてさて集会場からベランダへ・・・って出る前にこんなドアノブこんなベランダ贅沢すぎて困っちゃいますがこの並んでいる柱は上部を見るとイオニア式(くるくるってやつですね)後で紹介しますが、1階の柱はトスカナ式こんな所も混ざっちゃって盛りだくさん(笑) 2階の端まで行くと開かずの扉の奥からギュイーン・ギュイーンと妖しい音が・・・これ以上の部屋は修復中のため見れませんでした次回は1階に降りてきます※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.08
コメント(21)

あれ???全く反応がない(笑)でも第2回目みなさん明治の洋館とかって興味無いのだろうか・・・さて、1896年に完成した旧岩崎邸今回はやっと中に入りますその前に靴脱がないと・・・(笑)いきなりですね赤絨毯を敷いちゃってるので全部見れないのですが(誰だ!こんなの敷いたのは!)玄関床はこんなモザイクになってますイスラム風の幾何学模様、これもコンドルのデザインだそうです見逃す人多いので気を付けて・・・さて、やっと室内建物としては木造2階建て地下室付きの洋館と廊下でつながった書院造りの和館入るとすぐエントランスホールで圧倒されます こんな木造のアーチ柱が何本もあるのですが、触っちゃいけないんですもちろんパシパシしちゃいました(笑)(みなさんお止め下さい)でも、さすがに良い木使ってましたね左の写真は木のアーチと天井の収まり参考に・・・って今時はできないなぁこんな凄いの天高は周りも大きくてスケール感がおかしくなっちゃってますが推定で5mぐらいですかね巡回順序は2階が先なのでなので階段ホールまで暗い廊下を歩きますとは言っても壁にはこんなガラスのレリーフが・・・さて、招待したお客を驚かせるには十分な階段ホール 他人を呼ぶ建物を造るときの基本ですねそこで、家の主人が階段の上から降りてきて威厳を見せる(笑)でも、素晴らしいですね、この空間の見せ方手摺の支柱にもこの様な彫刻がアール・ヌーヴォーの様に植物を有機的なラインで表現してますが17世紀イギリスのジャコビアン様式という貴族のカントリーハウスのスタイルですとはいいつつ、各所に様々な様式が混ざっているので日本人好みに組み合わせたというのが正しそうですなを、踊り場で立ち止まっていたら怒られます(笑)いや、誰だって圧倒されて立ち止まるってさて、次回は2階を・・・※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.07
コメント(17)

久々の大ネタ?ってなことでつい先日の修復が終わりやっとまた一般公開された旧岩崎邸 行って参りました!数回?に渡り、ディテールも含め紹介したいと思いますなにしろ50枚ぐらい撮ってきたからネタはある(笑)初めなので、ご存知無い方へ簡単に説明すると岩崎弥太郎という三菱財閥の創始者の長男、岩崎久彌の本邸ですで、まぁこちらは政財界の大物だからすげぇ金持ってるなぁ程度の知識で十分(笑)重要なのはジョサイヤ・コンドルというイギリスの建築家彼は1877年、日本政府に呼ばれ来日現東大工学部建築学科の初代教授になり西洋の様式を取り入れた建築を教え、日本の近代建築に絶大な影響を与えます彼の門下生には戦争で焼けちゃって3階部分を崩して2階建てにし八角形の大ドームも消え、タダのスレート屋根に変身しちゃった東京駅や僕は一度も入ったことも縁もない日本銀行本店そして今は無き旧両国国技館を設計した辰野金吾明治天皇に「贅沢だ」と一言いわれ第二次大戦までに会食の1回のみしか使われなかった迎賓館赤坂離宮(東宮御所)や日本で最初の美術館ともいわれる東京国立博物館の表慶館高輪プリンスホテル洋館(旧竹田宮邸)の片山東熊(確かプリンス会館の方は壊されちゃったんですよね)旧三菱銀行神戸支店、慶応義塾の旧図書館現在はレストランにもなっている旧小笠原伯爵邸の曾禰達蔵東京憲政記念庭園内の日本水準原点標庫(日本の標高の原点標を保護するための建物)日本郵船小樽支店ぐらいしか作品が残っていない佐立七次郎などと、後の日本建築で重要な位置を占める建築家を育てましたで、当のコンドルはというと日本人を妻とし日本画を学び・・・ってそっちの話ではなく(笑)様々な邸宅建築を手がけることになります現在は石碑しか残ってない鹿鳴館旧古河邸本館(大谷美術館)、今回の旧岩崎邸と双璧をなす三田の三井倶楽部そういえば高輪にも三菱開東閣という岩崎家の別邸が僕じゃ入れてもらえない清泉女子大学本館-旧島津公爵邸(一応、事前申込みすれば見学させてくれるそうだが)ちょっと変わりモノでは神田駿河台のニコライ聖堂シチュールポフというロシアの建築家が設計し日本へ図面を送るすると現場のコンドルが自分好みに大きく手を入れて完成(笑)現在は震災で大聖堂の鐘楼やドーム屋根が壊れ、内部も焼失したためかなり違うものになっていますと、なかなか旧岩崎邸の話に入りませんね(笑)これじゃちょっと怒られそうなので写真だけでも・・・ まだ中に入らなかったりして(笑)修復中のカラーコーンが泣けてきます・・・ということで次回に続く(忘れてました場所は上野、不忍池の横、無縁坂の所です)※掲載した写真は個人的に撮影したものです個人使用に限り、メールで問い合わせて頂ければ1280×960のオリジナル画像を送りますので無断での転載、転用はお止めくださいCopyright 2004 nagoo design factoryAll right reserved.nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.06
コメント(4)
本当は違うネタを書こうと思っていたのですがやっぱり紹介しておきたい(笑)買っている人をあまり見かけない?雑誌「東京人」都市出版前回も「乱歩と東京-同潤会-新しいライフスタイル」で紹介した雑誌ですが前回の「東京からなくなったもの」に続いて今回も200号記念の保存版「わたしのすきな東京23区散歩ブック」東京以外の人にもお薦めなんですよ!というのも各区の名所案内なんて話はどうでも良くていや、まぁそこも みうらじゅんさんとか泉麻人さんとかなぎらさん他、各区になじみ深い方が書いてるんとか写真がホンマタカシさんだったりとかもありますが後半に載っている丸谷才一×山崎正和 対談が素晴らしいんですもう立派な都市論ですねコレその中でもいくつかの重要な言葉として「東京の人は20年前のものはもうノスタルジアの対象、なくなったことを惜しんでる ところが京都では20年前のものなんて誰も気にしてない」「東京はエキゾティズムの大量生産」なるほど・・・何度も作っては壊しの繰り返しを見ているせいでもうやめてぇーっていった感情でしょうか?「東京は故郷のない人達の都市であったのが、今では故郷にしようとする人の集まり」なにしろ東京で生まれ育った人が居づらくて離れていくぐらいですし(笑)住んでいる8割が初代か2代目だそうで・・・「徒然草」のなかに田舎者と都会人の比較論があるそうです(さすがに教科書ぐらいでしか読んだことないですが)「ねじより、たちより」ものを見て万事しつこく楽しむ人が田舎者「よそながら」にものを見て距離を置いて楽しむのが都会人とあるそうですおもしろいですよね自分はどうだろう?と考えてみると中途半端に混ざってる感じはやりには興味無いし、話題のスポットは混むから行きたくないし(笑)人とは適度に距離を置いて付き合う・・・(いや、表面はドライに見られるけど実は義理堅かったりする)まぁ、そこら辺が都会人?かといって、ねじより(にじり寄る)とも言えるカメラ持って街中ブラブラするの嫌いじゃないし「しつこく楽しむ」も言い方変えれば「凝り性」?うーん、多重性とややこしさが同居してる辺りが特徴なのかも・・・なを、一番わかりやすいのは「田舎者!」と言われて本気で怒るのはやっぱり「田舎者」(笑)でもいつからだろう?地方の人が自分の生まれ育ったところを褒めると郷土愛で僕らが東京生まれだ!というだけでもカッコつけてるとかムカつくと言われて嫌がられるおんなじ事なのに・・・nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.05
コメント(14)

さてさて・・・イマイチ好評か不評かわからないまま続けていますプリンターで出力するブックカバーの第3段!なんだか、ただのグラフィックワークと化しておりますが(笑)今回はシンプルにストライプということで・・・でも、この縞っていうのはデザイン的にもとても奥が深いんですよね色の組み合わせももちろんそうですが巾や間隔も含め色々な可能性があります同じ巾で色の面を作る一般的な縞だけでなく今回のように不規則な縞もなかなかおもしろいですラフさを出すために刷毛目のような感じですがコレもシャープに描けばまた別のテイストにおまけで・・・「矢鱈縞」間隔や色の配色が不規則な縞模様 「子持ち縞」太い縞と細い縞が並んだ縞細縞が両側にあれば「両子持ち縞」「よろけ縞」くねくねと曲がっている縞着物を見ると日本には縞がホントに多いですね今回のも白い紙に印刷すると西洋ぽいですね生成の紙ベースだと和風な感じに今回もとりあえずカバーをしないととても持ち歩けないと思われる米倉斎加年(まさかね)さんイラストの「ドグラ・マグラ」夢野久作-角川書店に着けてみました(笑)使い方は以前と同じですがラインがあるのでそこを折り曲げる横はてきとうな位置で折り曲げ本に挟み込む特に難しいことはありませんね(笑)ということで、興味のある方はPDFファイルにしました下記の注意事項をお読みになり同意の上でダウンロードして下さいこちらから※専用ページを作りましたAcrobat Readerのバージョンが4以上でこのファイルが見れず、印刷もできない場合はOS環境も含め不具合がないかお確かめ下さい(WINでもOKとの連絡がありましたので・・・)※PDFファイルの印刷はAdobe Acrobat Readerで開いて印刷して下さいAdobe Acrobat Readerはこちらからhttp://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.htmlダウンロードした方は一言いただけると嬉しいです※フリーですが、権利を放棄はしてませんので個人使用でお願いします(転載、複製など必ずご連絡下さい) WIN環境では確認できませんので、どのように出力されるか保証できません 今回はカラーなので出力の違いが出てしまいますね プリンタードライバーなどで好みの色味に調整してみて下さい(笑) あくまでも参考程度で・・・※Macでは問題ないとの連絡ありましたが Winの方、いかがでしょう?僕は光沢感のない真っ白な紙で出しましたがEPSON 両面上質普通紙厚みのあまり無い光沢紙に印刷するとアート紙印刷みたいになってそれはそれでおもしろいかな?もちろんインクジェット対応の和紙などに印刷するのもおもしろいですインクジェットマテリアル 和紙(厚口) A4インクジェット専用 和紙 A4nagoo 本館http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html
2004.03.02
コメント(2)
全14件 (14件中 1-14件目)
1
![]()

