僕の好きな歌手＆歌(15.10更新）
物心ついたころから、僕の身の回りには、常に「音楽」がありました。歌好きの父親や祖母の影響もあったのでしょう。小学校時代には、百恵ちゃん＆ピンク・レディーにはまり、中学校時代には河合奈保子の、高校時代にはおニャン子クラブのファンでしたよ。そんな僕が同じくらいにはまったのは、「合唱」。中３の時、あれだけバラバラだったクラスが、合唱コンクールの準備をきっかけに一つにまとまり、その成果は「金賞」という形で現れました。それ以来、僕は合唱の魅力に取り付かれてしまいました。ここでは、ノージャンルで僕の好きな歌手と歌を紹介していきます。
①「怪獣のバラード」
僕が合唱にはまるきっかけを作った曲です。この曲に会わなかったら今僕は
合唱していなかったと思われるほど、大切な曲です。「海が見たい、人を愛し
たい、怪獣にも望みはあるのさ」という歌詞を聞くと、いつも心が洗われる気
分になります。
②「涙（なだ）そうそう」ＢＥＧＩＮ、夏川りみ
ある意味、２００２年を代表する曲ですね。だけど、僕はＢＥＧＩＮの歌う「涙そ
うそう」が大好きです。僕自身が泣き虫なこともありますが、今まで好きにな
った人のこと、亡くなった祖母、その他自分にかかわった人たちの事を思い出
す時には、いつもこの歌が浮かんできます。
③「河口」
合唱組曲「筑後川」のラストを飾るこの歌は、僕の大好きな曲の一つ。特に
ラストへ向かう「筑後平野の百万の生活の幸を、祈りながら河は下る。有明の
海へ 筑後川、筑後川、そのフィナーレ、嗚呼」という盛り上がりのスケール
の大きさは鳥肌ものです。
④「The end of the world」槙原敬之
彼の曲の中でももっとも好きな一曲。なかでも「僕と彼女の幸せを君に分け
たとしても、やっぱり幸せのかけらは、ただの幸せのようなもの」という歌詞
を、聴いた時、涙があふれて止まらなかったのです。
⑤「会いたい」沢田知可子
この曲が流行っていた時、僕は大学時代一番の親友を交通事故で亡くしま
した。本当に悲しい時には涙は出ないものなんだということを、このことで
体験しました。季節が冬でなく夏ということを除けば、本当に夢のように死
んでしまった親友。もうすぐ１２年が経ちますが、今でもこの曲を聴くと、
胸が締め付けられます。今年は彼の13回忌、久しぶりに会いに行こうと思っ
ています。僕にとっての大切な「兄（あん）ちゃん」に。
⑥「大地讃頌」
合唱をやったことがある人なら、一度は歌ったことがあるであろう、混声
合唱の名曲中の名曲。スケールの大きさ、歌詞＆メロディーの美しさ、そし
て壮大な伴奏、どれをとっても永遠に語り継がれる名曲でしょう。
⑦「ＳＴＡＲ」平井 堅
彼のデビューアルバムに入っていた曲。沖縄に帰るまでの約４ヶ月間、僕
はある男声合唱団に入っていました。クリスマスのコンサートでも一緒に歌
うことになったのですが、その時に聴かせてもらったのがこの曲。「この広
い星の中、あなたに出会えた。肩を抱き笑い合う日々を胸に刻んで、扉を開
けよう」「これからの戸惑いや不安はあるけど、今日だけは懐かしい記憶だ
けを話して、笑っていよう」「この広い星の中、あなたに出会えた。生きて
いく岐路に立ち、握り締めた手と手を今、離そう」「ともに歌い、ともに悩
んだこの季節を、忘れはしない」…彼の思いを胸に抱いて、僕は沖縄に帰り
ました。
⑧「ＰＲＩＤＥ」ＣＨＡＧＥ＆ＡＳＫＡ
３年目の浪人生活を迎えていた年の秋。これまで医学部進学を一番に考えて
いた僕でしたが、この頃真剣に、「僕は本当に進みたい道を歩こうと思ってい
るのだろうか？」と悩み始めていました。そんな時、ＦＭから流れてきたこの
歌に、僕は頭をハンマーで殴られたようなショックを覚えました。だからこそ
僕は迷うことなく薬学部の進学を決めました。「僕が本当にやりたいのはこれ
なんだ」と。この歌があるから今の僕があり、この歌がなかったら今の僕はな
いとハッキリ言えるほど、命と同じくらい大切な曲です。
⑨「たんぽぽ」タンポポ
何か迷いがあるときに、必ず頭に浮かび、自分を再確認できる歌。「どこに
だってある花だけど、風が吹いても泣かないのよ。どこにだって咲く花みたく
強い雨が降っても大丈夫。ちょっぴり弱気だってあるかもしれないけど、たん
ぽぽのように光れ」という歌詞に、いつも勇気づけられます。根っこをしっか
り張って、地に足をつけて生きていこうという気持ちに。
⑩「さとうきび畑」森山良子
実に、10分近い大曲。「ざわわ」を66回も繰り返すこの歌。僕は当初、この
歌は単にこの歌は、「ざわわ」の歌だとしか認識していませんでした。だけ
ど、ひょんな機会でじっくりこの歌を聴く機会があり、通して聞いた時、あふ
れてくる涙を抑えることができませんでした。「ざわわ」にこめられた作者の
思い、見知らぬ父を探す主人公の姿、そして２度と戦争を起こしてはならない
という「警告」の歌。今、世界が戦争に向かっての針をまた動かそうとしてい
ます。加害者も被害者も、どちらも深い哀しみと心の痛みを被る。こんな思い
は、もうごめんです。
⑪「砕ける波に…」岡村孝子
この曲は、あみんを解散してあとのソロデビュー・アルバム「夢の樹」に収
録されていた曲です。彼女の曲って、「夢をあきらめないで」のような、さわ
やかなメロディーの曲が多そうですが、デビュー当時の曲は、あの伝説のミュ
ージシャン、Cocco顔負けの痛い歌詞のオンパレードです。人間のココロの奥
底を見据えたような曲ばかり。この曲はその中の代表格です。「砕ける波に、
この身を任せ、いっそこのまま崩れたい。空と海とが交わる果てに、思いつく
まま流されて…」
⑫「微笑がえし」キャンディーズ
２年前のちょうど今ごろ、僕が所属していた男声合唱団のメンバーから贈ら
れたお別れの歌。ご存知、キャンディーズ解散前のシングルですね。春にはま
だ程遠かったけど、すてきなお別れの歌になりました。「３歩目からは、それ
ぞれの道を歩いて行くんですね」という歌詞が、これほどココロに染み渡ると
はねぇ。今、いろんな意味で、本当にそれぞれの道を歩んでいます。
⑬「ハレルヤ」ヘンデル
ご存知、あまりにも有名な曲。ヘンデルのオラトリオ「メサイア」を代表す
る曲ですね。この曲は、大学のコーラス部に入って最初の定期演奏会で歌った
曲です。初めのうち、高いＡの音が出なくて、苦労していたのも、今ではいい
思い出です。沖縄に帰ってからも、年末に「メサイア」を歌っているので、僕
にとっては、一つのライフワークみたいな感じです。
ちなみに「メサイア」とは、「メシア」すなわち「救世主」のことです。
⑭「White Love」ＳＰＥＥＤ
これは説明不要でしょう。世紀末を代表する名曲です。こんなにピュアな恋
愛の歌は、ここしばらく出ないのではないかと思うほど。冬の景色と相まって
いて、目を閉じるとその時の光景が浮かんできます。特に「♪愛してる…抱い
ていて」からラストまでのサビは、泣けます。
⑮「聞こえる」新見徳英
この人の作曲する合唱曲は、とみに名曲揃いですが、その中でも出色の出来
だと思います。ベルリンの壁が崩壊する時の光景を歌にしていますが、次々と
繰り返される転調・テンポの目まぐるしい変化…。難曲ではありますが、歌う
側にとっては、本当に歌い甲斐のある素敵な歌です。
⑯「ＣＲＯＳＳ ＲＯＡＤ」Mr.Children
ミスチル屈指の名曲といっても過言ではない曲。悲しいことがあった時にこ
の曲を聴いてひとしきり泣いて、翌日からの元気をくれる曲です。イントロか
ら涙腺がグルグルしてくるけど、僕にとってはとびきり大切な曲です。
⑰「君が好き」Mr.Children
立て続けにミスチルの曲行ってしまいました。デビュー当時のテイスト満載
なこの曲。いろいろなことを試した末、彼らが辿り着いた結末は、まさに極上
かつ胸が締め付けられるほどに切ないラブソング…。恋愛にはいろんなかたち
があると思うけど、誰もが胸に抱くすっぱさを描いていますね。「君が好き。
僕が生きる上で、これ以上の意味はなくたっていい」。こういう恋を、またい
つかは経験できるのだろうか？
⑱「恋しくて」ＢＥＧＩＮ
彼らのメジャーデビュー曲。ストリングスにのったイントロのあと、憂いと
切なさを秘めた比嘉栄昇クンのボーカルが見事な一曲。この曲が流行っていた
頃、仲のいい友達同士でカラオケに行った時、実は苦い想い出があります。僕
はいい気分で歌っていたのに、みんなはず～っと「くすくす、くすくす」と笑
い続けて、しまいには大爆笑に！僕は怒って、「お前ら、失礼やろ！」と言っ
たのですが、そのあと「なかちょ（大学時代の僕の呼び名）、似すぎや」とい
う友人の一言…。そう、似ていたのは「声」もさることながら、見た目…。正
直へこみました。でも、今となってはとっても素敵な想い出です。
⑲「My Sweet Home」小泉今日子
去年、僕はマンションを購入しました。悪く言えば「自分の逃げ場」を確保
したわけですが、現在では「心が休まる場」になりつつあります。休日、ＰＣ
の前に座ってＨＰの更新作業をすることが、最近では楽しみになっています
が、いろいろへこむ事があったりしたときに、癒してくれる場があるというこ
とが、僕の安らぎになっているような気がします。大切な、心の中の”My
Sweet Home”
⑳「忘れない日々」ＭＩＳＩＡ
彼女の歌といえば、ほとんどの人が「Everything」を思い浮かべるでしょう
ね。でも、僕の中ではこの曲が文句なしに一番です。本当に好きだった人との
悲しい別れ。でも、その人とでなかったら、ここまで人を愛することはできな
かった。たとえ、写真立ての中で笑うあの頃には二度と戻れなくても…。それ
ほど、忘れ難い恋の思い出。そういう経験をしているからこそ、僕の心の中に
すうっと入ってきたんじゃないかな？って思える曲です。
21「ＷＩＬＬ」中島美嘉
昨年の新人賞を総なめした彼女、まだ二十歳になるかならないくらい
なのに、張りのある声が素晴らしいシンガーだと思います。この曲も、
僕の心の中にすうっと詞が入り込んできました。突発的に見える出来事
も、結局は自分の意志すなわち「ＷＩＬＬ」のままに動いていくんだと
いうこと。思い返してみると、けっこうそんなこともあるかも…って素
直に思えることも多いから、すんなり心の中に入ってきたかもしれませ
ん。
22「First love」宇多田ヒカル
彼女の歌の中で最高に好きな歌。あまりヒッキーの歌は聴かないです
が、この歌だけは別です。本当に天才だと思った曲。いくつも年を重ね
ても、最初の恋＝お互い燃えて、焦がれたほどの恋は忘れることができ
ないものです。それをたかだか16歳の女の子がここまで繊細に表現でき
たことに新鮮に驚いたものです。
23「さよなら 大好きな人」花＊花
正直、この歌だけは封印しようかと思っていました。でも、時間が過
ぎて、ようやくこの曲が「いい思い出」として思えるようになってきた
と思い、このページにＵＰすることにしました。この曲が発売される少
し前、僕はその当時お付き合いをしていた人と突然別れることになって
しまいました。付き合い始めて２年、これから先も二人で、「喜びは倍
に、悲しみは半分にして」支え合って生きていけると思ったのに…。そ
の人は僕の知らない別の人のもとへ行ってしまいました。人間不信にも
なりかけたこの僕の心に、この歌はすうっと入ってきました。振り返っ
て見れば、楽しいことばかり。この人のことを、全身全霊をかけて愛し
たんだなぁと。
それ以来、僕は本気で人を好きになることが、まだできないでいま
す。これから先、そんな心を焦がすような人は現われるのかなぁ？
24「しあわせよ、カタツムリにのって」
２００３年、東京都庁合唱団の50周年記念定期演奏会で、初めて披露
された曲です。ちょうどその２週間前、前の職場でとてもお世話になっ
た係長さんが亡くなったので、僕にとってはこの歌は特別な歌になりま
した。
やなせたかし先生の詞の世界が、人生そのものを思い起こさせる素敵
な歌詞で、新進気鋭の作曲家・信長孝富先生の素敵なメロディーに彩ら
れた曲の雰囲気は、歩みが遅くても、幸せな人生を全うしようというオ
ーラに彩られていて、すうっと僕の心の中に入って行きました。この歌
に対する思いは、僕の日記（２００３年７月２０日）にも書いてありま
すので、ぜひぜひ読んでみて下さい。
25「童神（わらびがみ）」古謝美佐子ほか多数
この歌、最近の僕の歌では、一番のマイブームです。伝説の沖縄の民
謡ユニット「ネーネーズ」の初代メンバーの一人である古謝美佐子さん
が、若い頃なかなか愛情を注ぐことができなかった自分の娘と、生まれ
てくる初孫のために作った歌です。その歌詞からは、わが子に対する限
りない愛情が溢れてきます。古謝さんは方言でこの曲を書いているので
僕は普通に聞いても意味がわかります。本当に初めて聴いた時、溢れる
涙を抑えられなかったのを覚えています。最近、この曲の標準語バージ
ョンをいろいろな方が発表していて、全国的に火がついています。いま
だ独身の僕でさえこんなに感動したこの曲、新米ママさんや小さい子供
のいるお父さん・お母さんたちはもっと感動するはず。この曲、必聴で
す！
© Rakuten Group, Inc.
