May 18, 2004
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「ほにゃ?」

なまえは、自らの身に何が起こったのか、
とっさに理解出来なかった。
煎餅ナイフを振り下ろした瞬間、
おねえがコロンと寝返りを打ったのだ。
なまえはあっという間に、おねえの下敷になってしまった。
(こ・こんな屈辱!)
しかも、なまえの体はおねえのお尻の下敷きになっていたのだ。

なまえは遠くなる意識の中、
おねえのお尻の重みで徐々に潰されていった。
もう駄目かと思われた瞬間、また、おねえは寝返りをした。
なまえは、空いた隙間から体をクルンと反転させて
おねえの体の下から抜け出すと、おねえの寝室から
ほうほうの体で逃げ出した。
あんまりにも悔しいので、一緒に下敷になったピーナツ煎餅の
大きめのカケラと、ピーナツ2・3つぶをひらってポケットに突っ込んだ。

部屋に帰る途中、拾ってきたピーナツをコリコリとかじった。
かじっていたら、悔しさがこみ上げてきた。
自分の作戦は、絶対に成功すると信じていたのに。

しかも、ピーナツ煎餅も、もらった分よりかなり減っている。
おねえをやれなかった悔しさよりも、
煎餅を失った悔しさの方が大きい、なまえであった。
半べそで部屋に帰ったなまえを、おちゃぼうは、
こんなセリフで出迎えた。

おねえのお尻の重みで顔が変形してしまった、
もう最悪な、なまえちゃんなのであった。
負けないわよ!
おばちゃんに、顔の変形を直してもらいながら
心でコッソリ、リベンジを誓う、なまえであった。
それにしても、煎餅が少ししか残っていなかったので
お腹が減って、どうにもこうにも耐えられない、
なまえちゃんなのだった。《終》





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Last updated  May 19, 2004 09:25:07 PM


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