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鉄道版ファーストクラスであるグランクラス。管理人は2013年以来、2回目の乗車を果たしてきました。ファーストクラスであるだけに、11月の仕事の打ち上げとして乗ったものです。乗ること自体、非常に贅沢な事で、滅多に乗れない機会ですので、サービス考察と兼ねて3回シリーズで書いていきます。グランクラスは東北新幹線のE5系、H5系と北陸・上越新幹線のE7系、W7系のそれぞれの編成に1両がついています。比較のために載せたE5系の普通車です。シートピッチは1040mmで、東海道・山陽系統のN700系と同等の設備を持ちます。JR東日本の新幹線は枕が独立して設けられている点が特徴で、頭部分のホールディングを自分で調整できるところが乗り心地にこだわっている証左と言えます。こちらはグリーン車。1160mmのシートピッチに2人掛けシートが並ぶところはビジネス特急こだまからの伝統とも言えます。大きく倒れるリクライニングシートの乗り心地は、普通車よりも快適です。グランクラスはE5、H5系の10号車先頭車にあります。ロゴはグリーン車の緑に対して金のGマークを象ったもので、特別車の雰囲気を強調したデザインです。グランクラスの車内はこのようになっています。各シートは1300mmピッチで並び、大型のシェル型シートが並びます。シートの表地は本革で、1脚の重量も100kgに及ぶなど、機能・機構両面でファーストクラスに相応しい設計がなされています。シートはドイツのレカロ製で、乗り心地は自動車の技術が応用されたものです。また、E7系やW7系のグランクラスにはトヨタ紡織のシートが採用されていて、こちらも何とレクサスの技術を応用したシートを開発するなど、グランクラスのシートはどちらも自動車の技術が使われたものになっているのです。2人掛けシートのデフォルトの状態です。リクライニングを倒す前はこのようになっています。シートの真ん中には、飲み物を置くカクテルトレイや引き出しタイプの折り畳みテーブル、コンセント、読書灯など、細かな設備が所狭しと並びます。JALの国内線用ファーストクラスやキャセイパシフィックの短距離国際線(主に日本国内~香港、東南アジア~香港などを結ぶ路線)のビジネスクラスのシートも、よく似た感じのシートになっています。リクライニングをフルに倒すと、ここまで倒れます。最大45度倒れるので、車内で仮眠も余裕で取れます。レッグレストは後述するスイッチを押して調整をします。伸縮式のフットレストを内蔵しているので、手動でいじる必要はありません。グランクラスのシートには、リクライニングやレッグレストを任意のポジションで調整できるスイッチがあります。このスイッチを細かく操作することによって、一人一人が最適なポジションを得られるようになっています。また、アテンダントさんを呼ぶためのコールボタンもついていますので、任意のタイミングで飲み物などを持ってきてくれる便利なボタンです。E7系、W7系もボタンの機能はほぼ一緒ですが、デザインやボタンの位置が若干異なるなど、ここは自動車メーカーの設計思想が出た形です。次はグランクラスのハイライト、車内サービスについてまとめます。2回目のアップは水曜もしくは木曜の予定です。
2023.01.29
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フルーティアの乗車記はこれで最終回です。最終回の4回目は、車内での交流や旅のtipsです。乗車中はびゅうトラベルサービスの女性スタッフと、関西や九州の鉄道を中心に西日本の鉄道についての交流を図ってきました。フルーティアは主に首都圏のお客さんの乗車率が高く、次いで地元福島の方が乗られることが多いそうです。お目当てのフルーツピークスさんのスイーツは、東京駅や新宿駅などにも出店をしているので、認知度が高く、評価の高いスイーツを求めて実車に乗られるという、アンテナショップ的役割も担っています。管理人のように、関西から乗るお客さんは結構珍しい部類だとか。次いで、郡山車掌区の車掌さんともお話をすることができました。年内に運行を終了することについては、このブログでも書いてきたことですが、気になる後継車両の話についても伺ってきました。改造をもしするならば、E721系とかが該当しそうですが、残念ながら後継の車両を新たに導入することは現在のところ上がっていないそうです。おそらく、リゾートあすなろを改造したSATONOをスイーツ列車として磐越西線を走らせることになるのではないかなというのが、一つの見方です。というのも、会津若松~喜多方間は電化設備の撤去を視野に入れているそうで、いずれは再非電化化になる可能性が出てきています。そうなると電車自体が喜多方に入ることが不可能になるので、非電化区間も走れる汎用型を導入する理由も合点がいきそうです。SATONOはフルーティアと入れ換えに、来年の春頃出てくることがJR東日本のプレスリリースで既に発表されています。細かなサービス内容については未定ですが、フルーティアの代替だけでなく、宮城、福島、山形の3県をそれぞれ跨ぐ列車として運行が予定されているので、フルーティアのサービスについては、可能性としてSATONOが引き継ぐことも予想されます。フルーティア2世の可能性が薄くなってしまった以上、どのような体系になるのか、夏以降の詳報を待ちたいと思います。ここからは旅のtipsです。既に2月、3月の座席が埋まってきていますので、乗車日が決まったら予約を早めに入れましょう。【tips 1:会津の周遊ルートを絡めると効率よく回れます】昨年の大雨で不通になっている磐越西線の喜多方~山都間は春に復旧する見込みなので、SLばんえつ物語についても運行再開が見込まれます。SLを絡めると、新潟との横断が可能になるので、観光列車を効率よく乗るには最適です。【tips 2:スペーシアX】7月の3連休からは、東武のスペーシアXが浅草~東武日光、鬼怒川温泉間でデビューします。東武版サフィール踊り子やしまかぜの異名を持つ豪華特急で、スペーシアXと絡めて乗るプランも魅力的です。ただ、1日でスペーシアXとフルーティアをはしごするのは、ダイヤ的に難しいのではないかと予想しています。そうなると、鬼怒川温泉や沿線の温泉宿、会津若松などでの宿泊が必要になってきますが、1泊2日で余裕を持って観光をしながら回れるので、一つの有力な選択肢として、狙っている鉄道ファンや旅行ファンもひそかに多いかもしれません。【tips 3:会津若松】鶴ヶ城や白虎隊で有名になった日新館(藩校)など、歴史的な史跡が多い会津若松は途中下車しても行っておきたいスポットが多い街です。食では、市内にはソースカツ丼のお店が多く、廉価で食べられますので、しっかり歩いてしっかり食べましょう(^~^)。【tips 4:喜多方ラーメン】全国的な知名度を誇るラーメンです。坂内食堂など有名店も多く、朝から行列のできるお店が結構あります。あっさりした昔ながらの醤油ラーメンで、地元では朝から食べる方も多くおられます。お昼過ぎには終了するお店も割とありますので、行くなら朝~昼前後が好適です。【tips 5:磐梯熱海温泉】郡山から約15分。乗車前後のお楽しみとして、有力なオプションになり得ます。お風呂に入ってから乗るのもいいですね。【まとめ】フルーティアは福島の果物をふんだんに使ったスイーツが楽しめるのが売りの列車です。年内までの運行の間、乗る一か月前の申し込みでないと満席になることが確実ですので、特にGWや夏休みに乗られる方はスケジュールをよく確認し、乗車日の空席があるときにすぐに押さえましょう。3月までは郡山~仙台間の東北本線を走るダイヤになります。飯坂温泉や秋保温泉など、沿線の温泉を絡めて乗ることも可能になりますので、スイーツと温泉、スイーツとワインなど大人の楽しみを広げてくれる乗り方も選択肢の一つです。ラストイヤーの1年。チケット確保の難易度が高くなりますが、乗って損はない列車ですよ。
2023.01.27
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乗車記のメインイベントは何といっても食事です。バルコースはなかなか乗れないイベントですので、ワインもそうですが、アルコールに合う料理が売りなのです。通常運行されるスイーツコースでは、季節のスイーツが2品とこれに福島産の桃ジュースが提供されますが、バルコースを選択したので、ワインに合うオリジナルの料理を味わうことができました。乗車時にはこの料理がセッティングされています。料理は〆にスイーツも出されますが、メインは肉と野菜をふんだんに使ったイタリアンでした。この料理を提供しているレストランは、郡山駅の近くにあるイタリアンマシロさんで、地元の食材の並ぶ本格派の料理はワインが進みましたね~(^~^)。以下、当日出されたメニューです。【メニュー】ふくしま逢瀬ワイナリーのワイン・Vin de Ollage シャルドネ 2021 樽熟成(白)・Vin de Ollage メルロー 2020 (赤)特製イタリアンセット(イタリアンマシロ)・もものすけ(サラダカブ)と苺の生春巻き・椎茸と万吉どん(玉葱)のタルト・伊達鶏のガランティーヌ・常磐産メヒカリのインパナートと葱のグリル~冬野菜のタルタル~・ローストみかんのマスタードソース~御前人参のマリネを添えて~・完熟苺と2種のサブレサンドワインは白と赤はそれぞれ1杯ずつの予定だったのですが、ワイナリーさんの御厚意でおかわりを頂くことができました。これは太っ腹でした!管理人はこの後、仙台市内で地下鉄の乗り潰しと牛たんが待っていたのでおかわりは1杯のみにしましたが、料理に合うシャルドネとメルローは、香りを楽しむ辛口の大人のワインでした。いずれのワインもしっかりと堪能させて頂きました。そして、料理は肉系のものは、白ワインでも好適のあっさりとした食の進むものでした。管理人のおススメは椎茸と万吉どんのタルト。キッシュロレーヌに近い味わいで、しっかりとした食事としても非常に美味しかったですよ(^~^)。苺の生春巻きは、サーモンや海老の生春巻きをイメージしている方にとっては、フルーティな珍しい味だと感じるのではないかと思います。また、郡山駅での手続きの際に頂いた2枚の記念乗車証は、列車の下車後に使える逢瀬ワイナリーさんの割引券とイタリアンマシロさんのドリンクサービス券になっていて、3月まで使えるバウチャーにもなっています。取っておいても記念にはなりますが、行く機会があればなあ~と思います。ホットコーヒー、ホットティー、アイスコーヒー、アイスティーとミネラルウォーターは飲み放題です。ホットについては、注文をすれば座席まで持ってきてくれます。冷たい飲み物はセルフサービスで自分で楽しむ方式です。パッケージ料金なので、追加料金がないのはうれしいですね。ホットコーヒーは専用のコーヒーサーバーで提供されます。36ぷらす3やふたつ星4047とは違うタイプですが、挽きたてのコーヒーを飲むことができます。1号車のカウンターでは、ワインのおかわりをその場で出してくれました。メルローは辛口ながらもアルコール分が11%とやや抑えられているので、女性好みの味かもしれませんね。車内販売では、提供されたシャルドネとメルローの他にも、シードルを買うことができます。シードルは、最近までグランクラスの車内で飲むことができましたが、残念ながら提供終了になってしまったので、りんごの旨味の生きたシードルは希少価値が高いですよ。車内販売では、車内限定のトートバッグやマグカップ、マスキングテープなどの実用品も購入ができます。年内いっぱいですのでお早めに。ホットコーヒーとホットティーはロゴ入りの紙コップで持ってきてくれます。隣はおかわりの分のメルローです。福島を過ぎると、途中で5万人乗車記念のクッキーを頂くことができました。人気のある列車だけに代替車の登場が期待されるのですが、これについての内輪話については、次の4回目で綴っていきます。4回目は郡山車掌区の車掌さんやびゅうトラベルサービスのスタッフさんとのお話です。
2023.01.24
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乗車記の2回目は車内探訪です。2両のコンパクトな編成ですが、車内はお洒落なホテルを思わせる豪華なカフェ仕様でした。1号車は定員が0に割り当てられていて、立ち飲みで車窓を眺めたりしながら楽しむカフェカウンターとなっています。一応、カウンターの末端部分には少人数で座れる椅子が設けられていますが、短時間の利用に留めておきましょう。カウンターの背面にはフルーティアのロゴが。運行開始から7年を記念したフォトフレームです。車体がステンレスなので長持ちするかと思っていたのですが、足回りは485系の廃車発生品を使っているので、老朽化も最近は著しく進んでいたようです。車内ではワインの準備がなされていたところです。運転台の後方部分は眺望性を重視し、211系や213系と共通仕様になっています。初期のJR車は、旧国鉄の設計思想を一部引き継いでいた部分があったことから、平成後期のような車両の差異はまだそんなにありませんでした。撮影用のオブジェ。勿論、1枚撮ってきました。車内の撮影は黒と赤の光沢が映える内装になっていることから、光量の調整が難しく、フラッシュ禁止モードで撮影をしました。モダンな内装はまだまだ現役で使えるとは思うんですけどねえ。デッキ部分は自動扉になっています。居住性アップには欠かせない要素ですね。洗面所はトイレの真向かいに設けられています。自動水洗と消毒用の石鹸完備で衛生面も万全です。トイレはTOTOのウォシュレットにリニューアルされているので、安心して車内で過ごせます。発車の14時30分が近づいてきたので、2号車の座席に移動します。こちらは4人用のボックスシート。革張りの豪華なシートです。今回、管理人が利用した1人用のシートです。食事がつきますので、リクライニングなどの付帯設備は逆に必要なく、仙台までのんびりと2時間半弱を過ごせました。車内は全席が満席と盛況で、フルーティアがバル列車として運行されるのは珍しい機会でした。次回の3回目は料理とワインについてのお話です。
2023.01.21
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年始の3連休を使って乗ってきた乗車記です。体力的にハードな乗車記となってしまいましたので、仕事の兼ね合いも考え、今後はこういった無理無理なスケジュールを組むのはやめておこうと思ってます。とはいえ、国鉄型車両や初期のJR車が使われた観光列車は置き換えの過渡期に差しかかかっているので、乗ってきた経験は貴重なものとなるはずです。フルーティアの始発は郡山から始まります。郡山は”楽都”として音楽に力を入れている街で、西口にはGreeeenのモニュメントも置かれています。発車メロディもGreeeenの楽曲が使われています。走るカフェの代名詞として、福島の観光の一翼を担ってきた列車ですが、今年いっぱいで現役を退くことが決まりました。列車の発車時間は14時30分。旅程表に書かれた時間に西口に集合し、検温と名簿チェックを行って手続きを済ませます。手続きが終わると、座席が書かれた乗車票と記念乗車証2種類を頂いて、車内に乗り込みます。記念乗車証の詳細については、後日追記をしていく予定です。車内へ入れる時間は14:15と発車の15分前でしたので、それまではしばしの撮影タイムとなります。1番線のE721系は、会津若松へ向かう快速です。余裕があれば、磐梯熱海に寄って外湯という選択肢もお楽しみとして盛り込むには十分です。フルーティアは719系を改造した観光列車で、フロントマスクは国鉄末期の211系のものと瓜二つなのです。車体は赤と黒の会津塗をモチーフとしたもので、高級感と渋さが漂います。埋められた側扉の部分に掲示されているロゴ。お茶と福島の特産品、フルーツ(Fruit + Tea)を掛け合わせた分かりやすい名称です。ティーカウンター設置車は、改造と同時に「クシ718-701」に改番されました。「クシ(制御食堂車)」は日本で唯一の名称です。カフェテリアとしての位置づけとなるため、食堂車の付番がされています。フルーティアは4回に分けて乗車記を記して参ります。2回目は車内の様子、3回目は食事、4回目は車掌さんやスタッフさんとの会話について書いていく予定です。
2023.01.19
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乗車記の2回目は、この列車の活用法を主に綴っていきます。駅弁大会の参戦都合もあり、全部を一気に楽しむことは出来なかったのですが、本来の楽しみ方は他にもいっぱいあります。【tips 1:運賃について】一番のネックはここでしょう。サフィール踊り子は東京~伊豆急下田間を通しで乗ると、グリーン車は9810円、プレミアムグリーンでは12130円と、これは新幹線の東京~名古屋間の料金に匹敵します。また、E257系の踊り子も特急料金が比較的高めのため、ここで乗車区間を絞れば比較的抑えた値段で乗ることが出来ます。また、基本条件として、フリーパスを使って普通運賃を絞りましょう。一番シンプルなのは、週末パスや3連休パスなどを利用することです。これだと首都圏~伊豆急下田までの単純往復で7500円はざっくりいく計算になりますから、通常の切符を使うよりかは幅広く乗れる切符を使うことで、伊豆観光にも活用できるようにしておくことも手です。①JR線内の乗車区間を100km以内に抑えるこの場合、該当する区間としては、品川~熱海、武蔵小杉~熱海、横浜~伊東間がその例になります。これであれば、特急料金とグリーン料金を合わせて2500円なので、観光列車を1本分乗る感じの値段で使うことが出来ます。それでも踊り子が1020円ですので割高ではありますが、何か月に1回かのプチボーナスとして上手に利用していきましょう。②伊豆急区間のみの乗車に絞る伊豆急のみで乗る場合は、伊東~伊豆急下田間で約50分~1時間弱です。伊豆急線内の特急料金はグリーン車が1190円、プレミアムグリーンが2010円とJRよりも廉価のため、初めて乗る場合はこちらを選択してもよいでしょう。※伊豆急は3月から運賃が値上げされます。特急料金も値上げされますのでご注意ください。(グリーン車:1190円→1400円、プレミアムグリーン:2010円→2300円)③街歩きプランに申し込む伊豆急では今月末までの期間限定でサフィール踊り子に乗れる街歩きプランを販売しています。乗車区間が伊豆高原~伊豆急下田間と限られますが、このプランはグリーン車が3090円、プレミアムグリーンが3910円で乗れるかなりお得な切符です。プラス、2000円の下田街歩き券というバウチャーが付いてきますので、乗った後にそのまま下田市内で金目鯛を楽しむといったやり方もできます。日帰りで訪ねる場合は目をつけておきましょう。【tips 2:カフェテリアの予約はお早めに】カフェテリアは乗車区間によっては早めに満席になることが多くあります。グリーン券を確保し、カフェテリアを使う場合はサフィールPayで席を取っておきましょう。同時に何を食べるかメニューの注文もお忘れなく。また、車内で食べる料理は量が少ないので、お腹いっぱいに満たすことを狙うのは禁物です。【tips 3:河津桜まつり】例年2月の河津桜まつりのシーズンは、特急を含め臨時列車が出る程混雑します。2月に行く予定の場合は、沿線で行われるイベントの日程もチェックしておきましょう。【tips 4:復路の楽しみも見つけておきましょう】踊り子やサフィール踊り子で横浜や首都圏に戻る場合、ただ帰るだけの方も多いと思います。乗って帰った後の楽しみも付加しておくとよいでしょう。管理人は横浜で湘南新宿ラインに乗り換えてからは駅弁大会にそのまま直行しましたが、この日は渋谷駅の大規模工事の影響で山手線の外回りが終日運休になったことから、満員のE231に揺られていく羽目になってしまいました。もう一つ、テレビ東京系のドラマ「孤独のグルメ」で取り上げられた武蔵小杉のジンギスカンのお店「どぅー」は旅を締め括るのに最適なお店です。他にもジンギスカンですと東急線沿線ですが、中目黒に専門店が5~6軒ありますので、がっつりと腹ごしらえもいいですよ!
2023.01.16
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京王の駅弁大会の前に伊豆に出向いて乗ってきた列車です。翌日のフルーティア乗車を絡める必要があったため、週末パスを使って移動しました。伊豆急はまだ乗っていなかった路線であっただけに、今回が初乗車となります。サフィール踊り子の乗車、これは3年前のスーパービュー踊り子のリベンジになります。コロナが蔓延する丁度3年前、伊豆遠征を2月の連休に計画していて、この際にスーパービュー踊り子と伊豆クレイルに乗る計画を立て、宿についても城ケ崎海岸に格安で取っていたのです。ところが、蔓延が桁違いに進み、不要不急の外出を止む無く避けなければならなかったことから、上記の2つの列車は乗ることなく終わってしまいました。スーパービュー踊り子で使われていた251系は、管理人が乗ったことがない数少ない形式の一つで、もう少し早めに短区間でも乗っておけば良かったかなと。今回の乗車は東京~伊豆急下田までの全区間ではないのですが、ちょっとでも雰囲気を感じ取ってもらえたらと思います。サフィール踊り子の専属運用として使われるE261系です。前面展望については、先代の251系の流れが受け継がれています。デザインは四季島を手掛けた奥山清行氏のもので、東の奥山、西の水戸岡と観光列車やクルーズトレインの色の違いが明らかになってきていますね。4号車のカフェテリア車には特大のロゴがデーンと。サフィール(saphir)はフランス語でサファイアの意味で、列車の名称は特許庁の商標にも登録をされています。車内は全車グリーン車で5号車から8号車が通常のグリーン車、2号車と3号車は個室、1号車はプレミアムグリーン車となっています。今回の乗車では1号車から3号車の車内が撮れなかったので、また乗らないといけないですね(^^;;)。内装は濃茶系と木目調のものが使われており、落ち着いた雰囲気です。グリーン車のシートは、実は新幹線E5系のものと同じで、やまびこやはやぶさなどの東北新幹線系統のグリーン車の座り心地が楽しめます。電動レッグレストがついており、リクライニングと合わせて快適に寝られるポジションが得られます。このシート、去年乗ってきたJR四国の2700系や8600系のグリーン車のシートとも全く同じなんですよ。そしてこの豪華列車のキモはカフェテリアでの食事です。本格的な厨房付きで温かい食事を楽しむことができます。1人掛けテーブルにはメニュー表も並びます。カフェテリアでの食事は事前に「サフィールPay」というスマホアプリから時間帯を含めて予約する必要があります。また、支払いはクレジットカードのみとなっていますので、基本的にこの列車は車内販売を利用する以外はキャッシュレスであることを念頭に入れておきましょう。また、使える時間が20分と限られていますので、オーダーについては欲張らないようにしてください。車内でのメニューやサフィールPayは↓↓↓から。https://www.jreast.co.jp/saphir/food/今回の乗車はお試し的な要素もありましたので一番軽いニョッキにしました。他にも、ボロネーゼパスタやビーフカレーなどの洋食やティラミスといったスイーツが楽しめます。メニュー監修は神宮球場に程近い外苑前の「リストランテ ホンダ」のオーナーシェフ、本多哲也氏が行っており、ミシュラン1つ星の味を車内で堪能できるわけなのです。オーダーしたじゃがいもニョッキのトマトソースは、本来はお子様向けのメニューなのですが、大人が食べても満足できるものでした。濃厚なトマトソースにおろし立てのパルミジャーノレッジャーノの旨味はさすがイタリアン。シンプルながらも本格派な味わいで◎でした。余ったトマトソースはパンにつけて食べますが、パンとの相性もOK。チェイサーの水は、観音温泉の温泉水が出されます。この列車、デビュー当初はラーメンが食べられるなど、ヌードルバーという立ち位置でのカフェテリアでしたが、蟹のパスタや今の本多氏のイタリアンなど、麺類の提供は継続されているので、ヌードルバーの表記は強ち間違ってはいません。これにスイーツや本格的な銘柄ワインやアルコール類、ドリンク類が幅広く提供されるので、ケータリングについては3年前よりも、さらに先代のスーパービュー踊り子よりも確実にパワーアップしています。難点は食事の量が少ないこととカフェテリアの制限時間で、しまかぜのように座席で食べられるようにしたり、オーダーをして座席まで持ってきてもらうシートサービスなど、混雑時のサービスの冗長性を持たせると、さらに乗客が増えるかなと感じました。ミシュランの味、車内で味わって頂きたいですね。
2023.01.14
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年始恒例の鉄道と食の祭典、駅弁大会の時期に入りました。京王、阪神、鶴屋の三大駅弁大会は日程が発表され、京王と阪神は昨年よりも期間が長くなってより楽しめる大会となっています。先ずは日程を確認しましょう。京王:1月7日(土)~22日(日)阪神:1月24日(火)~30日(月)鶴屋:1月25日(水)~2月14日(火)鶴屋については2月の予定が公式HPにアップされ、例年通り3週間の開催となりました。特に今年は60回の記念大会になりますので、催事限定での駅弁(おぎのやの牛釜めしなど)が登場する見込みです。今年は阪神と鶴屋がほぼ日程が重複をしていて、いわば同時並行で行われる形となります。ファンの中には大阪と熊本を1日ではしごする猛者が去年より増えそうですね。管理人は当初、阪神と鶴屋を日程をずらしていく計画を立てていましたが、こうなるとどちらかになるか、1日ではしごするか結構悩ましい選択をしないといけなくなりました。今年のtipsは昨年とは違うポイントを出すことにします。また、基本についても改めていくつか確認をしておきましょう。【tips 1:実演駅弁と輸送駅弁は入口が違います】輸送駅弁は全国各地の駅弁が大量に並ぶことから、実演を行うブースとは違って別の場所で購入する必要があります。今年は第2弾のコンテナ弁当や鉄道開業150周年記念の復刻弁当などが人気を集める傾向があり、これらは午前中で売り切れることが多いです。実演については、食材を十分に調達をして現地に乗り込んでいますので、昼前に売り切れることはほとんどないですから、入荷数の少ないもしくは人気の輸送駅弁については、開店と同時に並んで早めに買っておきましょう。【tips 2:階段の場所を要チェック!】2点目は体力勝負のtipsです。どのお店も開店と同時に輸送駅弁や人気の実演駅弁については、午前中から行列が長くなる傾向があります。先日行ってきた京王の場合、輸送駅弁については行列が3階まで伸びていました。そこで、エレベーターやエスカレーターの場所だけでなく、階段の場所についても位置を確認しておきましょう。どの階段が売場に近いか、場所を見ておくことで行列のロスを少なくすることができます。京王の場合、一番南側の階段が輸送駅弁の入口に近いですので、階段を使えるときには階段を使って行くことも選択肢の一つです。【tips 3:遅延・売り切れ情報をしっかり確認しておきましょう】今年は駅弁の配送遅れや売り切れの情報について、昨年よりもリアルタイムに知ることができるようになりました。QRコードで読み取れば逐次知ることができますので、どの駅弁を購入するか、前もって戦略を練っておきましょう。例年述べていることですが、売り切れに備えて候補を2つから3つは最低限押さえておくことがコツです。【tips 4:淡路屋の駅弁は可能ならば時期をずらすか、外すことも一手です】淡路屋さんの駅弁はほとんどのものがオンラインショップで購入することが可能(北海道や東北、福岡県を除く九州、離島は対象外、但し冷凍駅弁はクール便で購入可)ですので、無理しないで他の駅弁を選ぶことも選択肢です。ただ、阪神や鶴屋ではオンラインショップでは買えない品物が並びますので、こちらを狙う方が得策です。今すぐ食べたいという方には、並んで手に入れる価値は十分にありますので、神戸牛などを選ばれるのもよろしいかと思います。【tips 5:オンライン対象駅弁を事前にチェックしておきましょう】今年もオンライン予約を受け付けている駅弁が多くあります。前もって予約しておけば、10時の開店と同時に並ぶ必要がありませんので、お目当ての駅弁がオンラインの対象になっているのであれば、早めに予約しておきましょう。【tips 6:2月の駅弁大会も大規模化の傾向ありです】京王、阪神、鶴屋が終わった後でも2月に比較的大規模な駅弁大会が行われるところが増えてきました。博多阪急や守口の京阪百貨店本店などは品数も100種類以上と思った以上に豊富ですので、3大駅弁大会が終わった後でも諦めるのは早いです。特に博多阪急の駅弁大会は、3大駅弁大会で出てこなかった弁当が来ることがあり、日田のきこりめしやSL人吉の86弁当はその最たる例です。その他、大分のトキハや仙台の藤崎でも、規模は小さいながらまとまった駅弁大会が定期的に開かれています。 【tips 7:京王は今年も特製グッズがあります】京王の特製グッズ進呈企画は今年もあります。対象は会場での購入とその他の売り場での購入を合わせて10000円以上買った方で、エコがテーマのグッズがもらえます。特製グッズの入手については、家で必要かどうかを判断して考えて行いましょう。【tips 8:今年も感染対策は入念に】変異株が猛威を振るっている中での開催は、本当に頭が下がります。マスクの着用やアルコール消毒、検温など、基本的な感染対策を意識して行ってください。体調が万全でない場合は出るのを控えましょう。緑茶や紅茶などでのどを潤しておくことも予防の一つになります。喉の乾燥は感染の要因にもなります。また、首が冷えると体調を崩す要因になりますので、ネックウォーマーで首を防護しておきましょう。感染者が全国で高止まりをしています。買い物が終わったら密をとにかく避けましょう。【tips 9:SNSの活用を幅広く】昨年、漫画家のYASCORNさんのTweetを取り上げましたが、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSを使う際に、駅弁大会などのキーワードを入れて検索すると、より現状を知ることが出来たりします。密や混雑を避けてスムーズに購入をするためにも、幅広い活用をしていきましょう。【tips 10:赤福はお早めに!】京王と鶴屋で特に言えることですが、全国的に人気の赤福は午前中で売り切れる場合が多いです。特に今年は創業当時の味の黒餅と、白小豆餡を使った白餅が入った「白餅黒餅」が売り出されており、こちらは梅田や難波の百貨店でも早めに売り切れてしまうほどのレア商品なのです。購入パターンによっては、駅弁よりも赤福の方を早めていくことで、お目当てのものを計画的に入手できる確率が高くなります。【まとめ】今年も1月7日に京王から駅弁大会が開幕しました。何を買いに行くか、品数をあらかじめ絞ってから会場に乗り込みましょう。今年度は鉄道開業150周年の記念商品が続々と販売されましたが、来年は新幹線開業から60年。新幹線にちなんだものが出てくると思われます。気をつけていってらっしゃい!京王百貨店https://www.keionet.com/info/shinjuku/ekiben2023/阪神百貨店https://www.hanshin-dept.jp/鶴屋百貨店https://www.tsuruya-dept.co.jp/index.html
2023.01.12
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年始から初春の行程が固まりましたので、1月~2月にかけての予定を挙げておきます。3連休の遠征については、週明けに戻ってきてからアップしていきます。1、京王駅弁大会の様子2、今月の3連休後:サフィール踊り子3、1月中旬から下旬:フルーティアふくしま4、グランクラスについて(※切符が確保できることが条件)5、フルーツピークス(フルーティア関連のお店)6、孤独のグルメで登場したお店(なめこ先生、井之頭五郎になる!?)※1~2件訪問計画中※やくもとSAKU美SAKU楽については、予定していた日に宿が取れなかったので天候も考慮して春以降に延期します。今回、JR東日本の観光列車をピックアップした理由は、国鉄車または初期のJR車改造の観光列車が次々と運行終了や引退の時期を迎えているためです。JR東日本は、国鉄時代から引き継いだサロンエクスプレス東京を皮切りに、様々なジョイフルトレインや観光列車を管内各地に投入して、団体客や観光客の旅の楽しみを彩ってきました。しかしながら、国鉄車の老朽化による観光列車戦略の縮小化が進んでいて、昨年は新幹線を観光列車に改造したとれいゆを皮切りに華、リゾートやまどりと続けて引退をしています。今年は3月にSL銀河とクルージングトレイン(初代リゾートしらかみ青池編成)、12月にはフルーティアが引退を予定しているため、段々と国鉄車やJR初期車に乗る機会が少なくなっていることから、現在走っている管内の観光列車について記してみることにします。【特に今年中に乗っておきたい列車】1、SL銀河釜石線で走るSLですが、キハ141の老朽化に伴い、いよいよ3月の運行をもって終了となります。運用上の特徴ですが、往路、復路を2日間かけて走り、遠野での長時間停車(往路:1時間19分、復路:2時間7分)を設けて沿線の観光に特化したダイヤを組んでいます。1月と2月は運行がないので、3月の運転日にはお名残乗車で指定券の確保が難しくなるのは確実です。三陸、岩手へ旅行へ行かれる皆様、お急ぎください!2、フルーティア磐越西線の郡山~会津若松・喜多方間を結ぶスイーツ列車で、定期運転の列車に併結して運転されます。冬季の一時期には郡山~仙台間でも走るため、走るカフェとして人気の高い列車です。車内で提供されるスイーツは、郡山の有名スイーツ店「フルーツピークス」さんが手掛ける旬の果物を使ったケーキやタルト、季節のパティスリーなどで、女性客に好評を博しています。また、特別運転時にはスイーツ類も特別なものにアレンジをされるので、来年末の引退は非常に惜しまれます。管理人は年明けの3連休で最後の乗車をする予定で、ワインコースの乗車記を1月の中旬から下旬にまとめていくことにしています。3、クルージングトレインリゾートしらかみの嚆矢となる列車で、後の橅、くまげら編成が増備された後に青池編成と名づけられました。その後、ハイブリッド車に置き換えられてからはクルージングトレインとして秋田地区の各種臨時列車に用いられましたが、いよいよこの車両も老朽化に伴って3月に引退をすることになりました。JR東日本は前置きなく突然運行終了の告知を出すことが多いので、老朽化している車両については、この後の【出来るだけ早めに乗っておきたい列車】で取り上げます。【出来るだけ早めに乗っておきたい列車】4、リゾートしらかみ(くまげら編成)夏の豪雨被害により五能線の長期運休があったため、動向は保留になっていた感がありましたが、種車がキハ40であるため、ハイブリッド車への置き換えはいつ発表になってもおかしくない状況です。五能線は全線で運転を再開しましたが、クルージングトレインの引退が発表されたことから、早めに乗ってもらいたい車両の一つです。5、越乃Shu*Kura キハ40を種車にした日本酒の飲める観光列車で、なかなか切符の取りにくい人気列車の一つです。ただ、老朽化が進んでいるので、運行終了については、近いうちの告知があってもおかしくはない状況ですから、Xデーが来る前にこちらも早めの乗車を推奨します。新幹線からのアクセスがよい列車ですので、観光と絡めていくのが手です。6、風っここちらもキハ40の改造車で、主に夏季のトロッコ列車として運行されています。運転日がリゾートしらかみや越乃Shu*Kuraよりも少ないため、走行距離や車体のコンディションを考えると、JR東日本管内で最後まで残るのではないかと見ています。ただ、改造が2000年とかなり年数が経っているため、いつまで走れるか分からない状態であることには変わりありません。今春や今夏での乗車チャンスがあれば、予約してでも乗っておきたい列車の一つです。特に水郡線での運行は、首都圏からも近いのでおススメです。7、リゾートあすなろ2編成が大湊線と山田線の臨時快速として運行していますが、再来年にそれぞれの編成が「ひなび(陽旅)」と「SATONO」に改造をされてデビューすることが決まりました。ひなびは青森と岩手、SATONOは宮城、福島、山形地区で走る予定で、1両がボックスシート主体の座席に改造されることから、食事付きの旅行商品の販売が予想されます。これらの編成は嘗て走っていたリゾートうみねこやリゾートみのりをカバーするだけでなく、幅広いツアー商品を売り出すことで東北の観光をテコ入れするねらいがあると見られます。【まとめ】JR東日本の観光列車は、残る列車の中には改造によるテコ入れが図られますが、全体的には縮小化してきているのが現状です。ただ、乗車率が高い列車が多く、後継の車両を入れてもらいたいものですが、思っている以上に収益に貢献しているわけではないので、積極的に入れたがらない実情があります。ただ、地域の活性化の起爆剤としての存在意義は大きいですし、海里やリゾートしらかみのハイブリッド車のように新車を投入するインパクトは路線に与える影響は計り知れないのです。地域を盛り上げるためにも、どんどん乗っていきましょう!
2023.01.05
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あをによしの番外編です。著作関連の交流で宇治に出向いたときに見つけたお店です。名前はFood Parkという、いかにもフードコートの中にある感じのお店とのイメージがついてきますが、実際に行ったらそうではなく、しっかりとしたお店でした。Food ParkはJR、京阪の宇治駅から平等院に向かう途中の大阪屋ストアーの中にあります。鹿児島の黒牛を廉価に楽しめるお店で、京都市内ではこんな値段では食べられないというハイクオリティーな牛肉が食べられます。お店はカウンター式になっていて、Instagramに映えるように撮影用の画像があちらこちらに点在。さて、本題は牛肉で、初めてのお店ということで肉まぶしを頼みました。牛出汁のスープと蕪の漬物が付いて1000円なり。肉まぶしは炙り方を選ぶことができ、管理人は両面炙りでお願いしました。肉まぶしは九条ネギが上にトッピングされていて、これに特製のタレをかけて食べます。A5ランクの最上級の牛肉だけに、味は申し分ありません。肉の脂身を九条ネギが和らげてくれるので、濃厚な旨味が生きています。勿論、(^~^)。さらにもっと肉を楽しみたい方には肉重があり、こちらは肉まぶしよりも肉厚の厚い肉満載の中身が味わえる一品です。肉重は卵の黄身とスープ、漬物が付いて2000円です。肉まぶし、肉重どちらのメニューも、マスター曰く「この値段では京都市内では出せない」とのことで、A5ランクの牛肉を1000円から2000円で食べられるのは、相当な覚悟を持ってお店を出したんだなあと察することができます。事実、A5ランクを祇園や河原町で食すとなると、最低でも3000円から4000円以上は覚悟しなければなりません。これを考えると、宇治まで足を運んだ価値は十分にありました。お店は12時前に行かれることを推奨します。提供できる数が少ないので、1時前には売り切れてしまうことが多いそうです。早めのランチになりますが、肉を満喫したい方には、午前中に宇治に行くことを選択肢に入れておきましょう。有名店でないからこそ大胆なことができる隠れた名店は、こういった場所にあることが多いのです。皆さんの足で是非、穴場を開拓するのもいかがでしょうか(^~^)。
2023.01.03
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謹賀新年 2023今年も皆様宜しくお願い致します。新春の食べ鉄始めはおせち料理です。ただ、普通のおせち料理をそのまま選ぶのは面白くない。となれば、今年チョイスするのは駅弁おせちです。このおせちを手掛けているのは、管理人一番のご用達、神戸の淡路屋さんです。淡路屋さんは元々は、大阪の曽根崎新地で発足をした料亭で、鉄道の構内営業や車内販売を始めたのは明治36年(1903)からになります。料亭時代を合わせると、鉄道開業の歴史と合致する老舗なのです。卯兵衛(うへえ)の名前は、料亭発足時の創業者の名から採ったもので、料理屋としてのDNAを示したものです。駅弁おせちを出し始めたのは昨年からで、今年が2回目の販売です。おせち料理ということもあって価格は13000円と値が張りますが、実家の土産を兼ねて入手しました。掛け紙は1905年に、今の福知山線生瀬駅で駅弁を売り出した当初のものを再現したデザインです。生瀬駅は現在は西宮市北部地域の新興住宅地の一部となっていて、当時の賑わいからは遠ざかっていますが、かつては有馬温泉への玄関口として賑わいを見せていたそうです。蓋を開けてみます。中身は駅弁らしい盛り付け方で、これで1~2人前なのですが、思った以上に重量があり、他に食べる料理との組み合わせによっては、3~4人前としてもいける量です。おせちを駅弁スタイルにアレンジしたものであるため、容器は大型の経木(きょうぎ)のものが採用されています。実際、雑煮や煮しめと合わせて食べたので、分けて食べたら丁度良い分量でした。お品書きは、地元兵庫の海の幸・山の幸をふんだんに使ったもので、肉は入っていないのですが、海産物のグレードが高い満足のいくものでした。【お品書き】・有頭海老旨煮・香住蟹爪甘酢漬・真蛸旨煮・直火焼き帆立・鱈煮・鰤照焼・味付け数の子・ほたるいか生姜煮・丹波黒黒豆煮・きんとん・栗甘露煮・伊達巻・金柑甘露煮・笹茶巾・柿の郷・花餅てまり・くわい松笠・鰆西京焼・にしん小巻・たらこ旨煮・蓮根煮・穂先竹の子煮・蕗煮・たたきごぼう・里芋煮・椎茸煮・人参ねじり梅さすが、味についてはきちんと料理長が入って整えているので、食材のクオリティはバッチリ。特に魚介類の献立は是非、機会があれば食べてみて下さい。有頭海老の旨煮は、海老味噌がたっぷり入った大型の海老を使っているので、辛口の純米酒と相性は抜群です。香住蟹も◎。甘酢の漬け具合がマイルドなので、蟹の味が活きています。他におススメなのは、真蛸の旨煮、帆立、鰤の照焼、丹波黒の黒豆、鰆の西京焼きと、地元の食材を使った料理は外せません。真蛸については明石のものを使って調理されているので、ひっぱりだこで味わえる旨味がこちらでもそのまま堪能できます。定番の美味しさです。そして、このおせちの目玉はコレ↑↑↑。金のおちょこが2つ付いてきます。ひっぱりだこの陶器をミニチュアにしておちょこにしたもので、通常版は1つ500円で販売されていますが、この金のおちょこはおせち限定の非売品で、コレクションとしても最適。2人で晩酌を楽しむには持ってこいです。また、阪神百貨店のオリジナルおせちでも、「八方よし」という中身が同一の姉妹品が発売されていましたが、八方よしはおちょこが紅白のオリジナルデザインと異なるので、おちょこのデザインによって卯兵衛か八方よしのどちらかを選ぶことも楽しみになるかと思います。おせち料理は全体的に甘い献立が多く、これまであまり手を出していなかったジャンルでしたが、新春らしい海の幸の味の良さは、管理人も納得できました。来年以降は慶事のときにお世話になるかもしれません。その際は宜しくお願いします。※卯兵衛は魚崎の本社や新神戸駅などの売店では販売をしておりません。今年以降で手に入れたい場合は、淡路屋のオンラインショップから注文するか、大晦日に阪神百貨店や、神戸大丸、阪急沿線の阪急百貨店、芦屋大丸、高島屋などの主要百貨店で一部販売がありますので、購入は計画的かつ戦略的に行いましょう。淡路屋オンラインショップhttps://all.awajiya.co.jp/
2023.01.01
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