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厳密にはこれは駅弁ではなく、道の駅で売られている弁当なのですが、道の駅は豊肥本線の阿蘇駅に隣接しているので、便宜上駅弁として取り扱います。また、九州駅弁グランプリにもエントリーをされた一品ですので、実力派の弁当として捉えてもらえたらと思います。道の駅は阿蘇駅を出たすぐのところにあります。駅前のロータリーにはワンピースのウソップの銅像が。ワンピースの作者の尾田栄一郎氏は熊本出身で、熊本地震の復興プロジェクトの一環として麦わらの一味のメンバーの銅像が県内各地に置かれています。メンバーの半分以上は、車で行かないと難しい場所にあるのですが、ルフィ(熊本県庁)やチョッパー(熊本市動植物園)、ゾロ(肥後大津駅近くの公園)、ウソップは鉄道で行ける場所に置かれているので、気軽な観光スポットして人気を集めています。ワンピースは序論で、本題のお弁当に移ります。サイズとしてはミニの通り少なめの分量ですが、実はミニとはいえ普通の1人前のボリュームがあります。内容は阿蘇あか牛のステーキが一口大の9枚(肉の枚数はサイズによって若干変動があります)。これにもやしなどの野菜、温泉卵が入ります。肉にかけるタレも別に付属。阿蘇あか牛は脂肪分が少なく赤身の多い牛肉で、食べ応えは十分。旨味のある肉なのです。タレをかけて食べる牛肉は、豊後牛の牛華絢爛や佐賀牛の特製ふたつ星弁当とは異なったテイストですが、肉の旨味をしっかりと味わえるものですので、小ぶりながらも満足度は高いものでした(^~^)。調製元はくろちゃん弁当などを作っている阿蘇はなびしさんで、特急で1駅隣の宮地にレストランを構えており、鉄道との関わりのあるお店なのです。実際、売れ行きは好調で、お昼までに買わないと売り切れることが多いみたいです。午前中に手に入れるなら、あそぼーい!の後発になるかわせみやませみに乗ることが、購入のデッドラインと考えてよいでしょう。阿蘇は車やバスで行かないと結構、温泉や観光地が広範に渡っているので、いろんな乗り物を絡めて回ることが必須です。運転はヘタクソですが、管理人もさすがにレンタカーは次回、検討になるなあ(汗)。
2023.06.28
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ふたつ星に乗ってきた翌日、阿蘇まで湯治に行ってきました。というわけで、滅多に乗れない豊肥線のあそぼーい!に乗車。その車内で入手したのがくろちゃん弁当です。くろちゃん弁当はこの春にリニューアルされて内容も変更になっています。嘗てのくろちゃん弁当は、ロコモコになっていたりそぼろめしになっていたりとお子様向けの弁当にはなっていたのですが、核となるテーマが頻繁に変わっているので、掴みどころの難しいものになっていました。リニューアル後の弁当は、36ぷらす3やふたつ星の弁当のように風呂敷に包まれて提供されます。風呂敷のデザインは犬のキャラクターであるくろちゃんこと「あそくろえもん」のイラストがびっしり描かれた子ども向けのもので、大きさもやや小さいものになっていました。風呂敷を開けてみると中身はキーマカレーが出てきます。これにスライスしたゆで卵とコーン、プチトマト、ブロッコリーが付け合わせで加わったシンプルな構成です。お値段は1200円で、風呂敷の値段を差し引くと実質700~800円の内容と言ってもよいでしょう。風呂敷は記念に持ち帰れますので、弁当をそのまま包んだり、給食に敷くナフキンやバンダナとしても活用できます。味ですが、子ども向けの優しいものになっているので、全体的に甘口です。ただスパイスはしっかりと効かせているので、給食のカレーよりもスパイシーさを堪能することができます。量は大人のものよりも少ないので、しっかり食べたい方は追加の物をどこかで調達しておきましょう。弁当はあそぼーい!の往路で販売されますが、積み込みは始発駅の熊本ではなく途中の立野からになるので、停車時間を使って入手しないと早々に売り切れます。確実に手に入れたい場合は、JR九州のホームページから予約ができますので(乗車日の3日前までの予約が必要です)、ここで前もって予約しておきましょう。あそぼーい!は熊本~阿蘇間は海外のお客さんが多く、指定券が取りにくくなっていますので、弁当よりも指定券を確実に確保することが必須です。
2023.06.24
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今回のふたつ星4047はこれで完結にします。車内はななつ星や36ぷらす3の要素をコンパクトに盛り込んでいるので、手軽に豪華列車の雰囲気を味わうことができるようになっています。水戸岡氏の最後の置き土産であるこの車両をもう一度見てみましょう。前回は1号車に乗ったので、今度は3号車を押さえています。3号車は1号車よりも色合いがシックな濃いめの茶系統の車内で、重厚な感じです。リクライニングシートは、はやとの風のものの再利用品です。中間部のベンチシートの改造は、モケット張り替えなど最小限にとどめられています。2号車のラウンジカーは大幅に手を加えられました。照明部分に種車のいさぶろう・しんぺいの名残が残りますが、それ以外はほぼ図面から起こして新規設計されています。ラウンジカーの椅子はゆったりとしていて長時間座っても疲れにくい仕様です。ななつ星や36ぷらす3とほぼ同等の乗り心地が廉価に楽しめるのは有難いですね。長崎に到着後、お客さんが全員降りてから最後に撮影をしました。全容を改めて見ると豪華ですね。前回と同じく小長井での撮影タイムに撮りました。晴天はややあったものの、雲が多かったので雲仙岳を眺めることは難しかったです。有明海も大村湾も曇天でした。快晴の日に撮るとものすごくきれいなので、沿線の情景については伊予灘ものがたりと相通ずるものがありますね。はやとの風時代の展望デッキ付近のパノラマ窓については、そのまま残されています。改造間もないのと、総走行距離が一般車よりも短いので、10年ほどは使われるのではないかと見ています。水戸岡氏がキハ40をD&S列車の改造種車に多用していたのは、この端正な顔立ちを好んでいたからだそうです。また、国鉄時代の設計思想を持って製造されているので、車体が頑丈であるのも好都合だったみたいですね。ふたつ星は復路の大村湾ルートで乗るのはまだなのですが、未踏の松浦鉄道乗り潰し(佐世保~伊万里)を絡めて乗りたいなと考えています。復路は往路とは違うおもてなしがあるので、是非皆様乗ってみて下さい。
2023.06.21
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前回は別立てで特製弁当を取り上げましたが、乗車記も併せて載せていきます。物販や車内販売については、若干アップデートが図られていました。半年ぶりに白と金の車体との再会です。はやとの風時代よりも乗車率が良く、西九州新幹線開業後の佐賀、長崎を盛り上げる存在として欠かせなくなってきています。江北でのおもてなしは、内容が少し変わっていました。乗車日間際に切符を取った人にとって、おススメの駅弁です。かしわめしは小と大が揃っていて、大は折尾や鳥栖のかしわめしよりも豪華な内容となっています。また、お風呂セットが1000~1100円と、温泉街を意識したお土産も用意されていました。ちなみにお風呂セットに入っている入浴剤は温泉成分の入ったパパヤ桃源で、これは由布院や別府など他の温泉地でも売られているものです。肥前浜の日本酒バーです。停車時間はホームでの物販が行われるため営業されていなかったのですが、鍋島など有名どころのお酒が味わえます。入口脇には生ビールや酎ハイのサーバーも。15分ほどの停車時間中は、お酒だけでなく海苔やおつまみといった食品メインに販売されます。特に人気なのはコレ。飲み比べセットが1000円で味わえます。純米、吟醸、大吟醸 or 純米大吟醸におつまみの酒粕クリームチーズがセットになったもので、発車間際まで行列が続いていました。次はきちんと追加のおつまみを持参してやりたいですね。管理人は今回、特製弁当と併せて鍋島の純米を300円の単品で購入。中口ながらも甘みがあって優しい味わいでした(^~^)。車内に戻ります。ジュースやビール、おつまみ類などはこの冷蔵庫から取り出して購入します。36ぷらす3に匹敵する設備が2号車のラウンジには詰め込まれています。冷蔵庫は36ぷらす3とほぼ同じタイプが使われています。メニュー表もあるのでオーダー前にチェックしましょう。中には数量限定のものがあるので要注意。コーヒーマシンは、これも36ぷらす3と同じタイプの挽きたてが味わえる本格的なものが用意されています。前回の乗車記で撮影が難しかった日本酒サーバーをもう一度。これは他の観光列車では導入されていない隠れたセールスポイントなのです。日本酒は佐賀と長崎の地酒がそれぞれ1本ずつセットされます。ともに1杯500円。味わえるのは主に純米酒です。カウンターにはコースターやピンバッジ、タオル、実用品などが置かれていて、実物を確かめながら購入することが可能です。別途購入ができる特製ふたつ星弁当の風呂敷も、緑に変わっています。風呂敷は弁当と同じく3か月おきに変更されます。カウンターでの人気メニューはジュースやアイスソルベといった甘味ですが、カントゥッチやくじら最中についてもお土産として人気があるようです。アップデートされていたものは嬉野茶で、ティーバッグが購入できるようになっていました。車内で飲めるものを買えるのは嬉しいですね。ふたつ星は前回乗ったときも特製弁当を狙って乗ったのですが、それ以外の物販や車内販売についても定期的にアップデートされているので、乗り飽きない工夫が随所に地元の方と連携しながら図られていました。登場から半年が経過しますが、間際ではホンマ取れない人気のD&S列車の一つとなりました。次回の車窓の様子を綴ってまとめにしますが、関西でなく福岡で仕事がある合間にこれは狙わないといけないですね。
2023.06.18
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半年ぶりのご無沙汰です。この弁当はふたつ星の乗車記とは別に項目を分けて取り上げます(^~^)。昨年11月に紹介をして大きな反響を呼んだ特製ふたつ星弁当は、この列車の乗車率を上げる陰の主役となっていて、連日満席が続くのも、この弁当をめあてとする乗客が管理人を含めてたくさんいるからでもあります。何といってもこの弁当の目玉は、佐賀牛のステーキとローストビーフ、メンチカツの豪華3点セットです。価格は西九州新幹線の開業キャンペーン期間が終了したので、2800円に戻っていますが、風呂敷の値段の550円を加味して考えると、2000円台前半で佐賀牛がこれだけ食べられるのはホンマ、太っ腹なのです。物価高騰で全国各地の駅弁が軒並み値上げをしている中で考えてみても、良心的だと思います。初めに、弁当は肥前浜停車中のビュッフェが空いているときに受け取りました。受け取った弁当は・・・あれ?風呂敷の色が変わっています。半年前に乗ったときには青でしたが、6月の色は緑になっていました。実は弁当の風呂敷は3か月おきに色が変わります。今年に入ってからホームページに詳細がアップデートされていましたので、こちらを先ずは載せておきます。前に乗ったときは、11月でしたから青い風呂敷を持って帰っています。9月~11月:水(acqua<アクア>)12月~2月:実(frutti<フルッティ>)3月~5月:花(fiori<フィオーリ>)6月~8月:葉(foglie<フォーリエ>)ふたつ星は西九州新幹線の開業と同じ9月に運行開始しましたから、丁度緑の風呂敷が出揃い、4色一巡することになります。ちなみに色彩がイタリア語で表現されていますが、水戸岡さんはデザイナーの駆け出しの頃にイタリアに留学をしていた経験を持っていて、ここで培ったセンスを色に当てはめているわけなのです。季節によって小物が変わる工夫は、四国まんなか千年ものがたりの飲み物のコースターや、○○のはなしの記念乗車証に導入されています。ですので、4色コンプリートしようと思ったら、3か月おきに定期的に乗らないと集まらないわけです。これ、リピーターを増やすための簡単な方策なんですよねえ。ちなみに36ぷらす3についても、旅行商品のランチプランで提供しているお弁当の風呂敷の色を、茶色から各ルート毎の色に変えています。風呂敷を開けると、二段重がお目見え。掛け紙は前回の乗車のものと変わっていませんが、風呂敷の色が変わったことで、季節ごとの印象が加わった感があります。お品書きについては、前回のふたつ星の乗車記のものと変わりませんが、豪華な内容です。【お品書き】<一段目>・佐賀牛出汁漬けローストビーフ・鬼おろしポン酢・ほうれん草の胡麻和え・がんも・里芋・椎茸・人参・きぬさやの炊き合わせ・有明海産真海老の南蛮漬け<二段目>・佐賀牛ステーキ・有明海産焼きのり・おかか・蓮根の磯部揚げ・佐賀牛メンチカツ・煮卵・青高菜・さつま芋のレモン煮ステーキの枚数については牛肉の重量によって5枚~7枚に変動します。これは仕入れ先の牛肉の大きさによるものですので、カットについては仕方のないところです。味については本物。ローストビーフのサシの脂の乗り方は本物の佐賀牛の証です。ステーキもメンチカツも牛肉そのものの旨味をしっかりと味わうことができる満足度大の逸品です。ふたつ星は復路も焼き立てスフレが好調で、現在も切符の取りにくい人気の列車となりました。人気の秘訣として佐賀牛効果は絶大です。リピートしても味わいたい佐賀牛の二段重。これは行かなアカンでしょう(^~^)。
2023.06.15
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今年度の国鉄車の陣容がほぼ固まりましたので、3月以来の動向を追いました。追加情報が出ましたら逐次アップデートをしていきます。6月度は車両数に変化のあった形式について取り上げます。※7月6日にアップデートを行いました。1、103系和田岬線の6両が引退し、残る49両は全て2両から3両の短編成のみとなってしまいました。網干の18両、加古川の16両、唐津の15両はいずれも編成が少ないので、置き換えが決まったら一気に車両が総入れ替えになる可能性があります。特に播但線、加古川線はリニューアル改造から20年~25年以上が経過しているので、JR西日本の財務状況が改善傾向にある中、突然の227系投入があってもおかしくはありません。2、105系奈良、和歌山の車両が全廃となったところで、ここ3年間は動きのなかった形式ですが、下関の余剰車の廃車が2両発生しました。残りが他の形式と比べて少ないだけに、今後も変化が少なそうですが、福塩線に使われている14両は、227系の置き換えと睨んでいく必要がありそうです。あくまでも置き換えの優先度が高いのは117系、113系、115系ですが、105系も新造から40年が経過しているので、広島のようなパターンでの置き換えも否定できない状況ではあります。一方で宇部線、小野田線で使われている車両は、路線の経営実態が厳しいだけにまだまだ残る気配です。3、113系草津線、湖西線の定期運用から外れたことで、昨年の415系同様、大量64両が一気に離脱しました。残りは福知山の12両と岡山の52両を合わせた64両のみとなり、岡山の車両については227系の投入と同時に一部が置き換えとなる模様です。227系は7月22日から投入が始まりますが、113系も4両が手始めに入れ替わる予定で、今後は経年車から順に引退が進むことになります。3、117系113系と同様に京都にいた車両は定期運転を終了し、残りは岡山の12両とウエストエクスプレス銀河の6両、静態保存前提で車籍を有しているトップナンバーの1両を合わせた19両だけになりました。その19両についても、岡山の12両は7月に227系の運行開始と同時に定期運用から離脱する予定です。しばらくは臨時運行で残る見込みですが、実質的にウエストエクスプレス銀河の1編成が、流電の流れを組む車両として命脈を保つことになります。4、211系315系の増備が継続しており、神領にいる車両の離脱が進んでいます。3両固定編成は全て置き換わり、次は4両固定編成の引退が始まりました。総車両数についても500両を切り、7月に入って廃車のペースが上がってきている状況です。今後についても年間50~60両ペースでの廃車が進行することになります。5、115系7月にデビューする227系500番台(Urara)は初めは16両が運行を開始しますが、増備車が出るタイミングで一部が入れ換えになるのが確実です。また、広島の227系(Red Wing)は現在、新山口まで運行区間が伸びていますが、Red Wingの運用が拡大すると、下関の3000番台の廃車も進むことになってきます。また、3000番台の中間車として走っている3500番台は、117系からの改造編入での車両で、7月に定期運用を終了するオリジナルの117系の面影を辛うじて残すことになってきます。6、205系鶴見線で走っている編成は2両2編成が新潟からのE127系で置き換えられます。また、3両編成についてもE131系の投入が確定しているので、あとは半導体の供給量次第で導入時期が早まる可能性があります。E131系は鶴見線の次は仙石線と見込まれているので、仙台にいる68両の動向も見ておく必要がありますね。7、キハ40北海道にいる車両については、737系電車の室蘭線導入やH100の富良野線投入、留萌線部分廃止など玉突き廃車の要素がいっぱい出てきているため、数を減らすことが確実です。東北では、クルージングトレインが引退するなど、JR東日本の観光列車として残っている車両は9両のみとなりました。JR西日本の車両についても、余りのキハ47が僅かですが廃車になるなど、安泰とはいかないようです。ただ、電車と違って廃車のペースが鈍いため、総車両数に関してはしばらくは211系よりも多く残る時期が出てくる見込みです。明治のカールと同様に、西日本だけにしか残らない気動車にほぼなりつつあるのが現状です。【まとめ】昨年からの1年間で引退や廃車になった国鉄車は、今年度も300両を超えるなど、淘汰のペースは衰えるところを知りません。来年度は201系や381系の完全引退が予定となっている他、113系や115系、211系についても撤退の車両が続々と出てくる見込みなので、来年の5月、遅くとも再来年の3月までには国鉄型電車の両数は1000両を割るペースについになってくるのではないかと見ています。また、統計として各都道府県の国鉄車の割合は、新車導入とともに全体的に減少の一途を辿るのみとなっています。国鉄車の牙城だった岡山でも新車が広島に続いてようやく大量に入ることになり、JR車の割合がより進んでいくことになりそうです。例外なのは山口県。山口県に関しては、自治体がお金を出さないこともあってか、唯一、国鉄車の割合がほぼ90%中盤と非常に高く、気軽に国鉄車に乗るならば、九州や岡山ではなく、山口に行くのが一番確実と言えます。
2023.06.12
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夏休みまでの掲載予定です。恒例となった人吉遠征は8月の第1週でスケジュールを計画中です。36ぷらす3(赤の路 or 黒の路)についても盛り込みたいですね。1、国鉄型車両の動向(6月現在)2、ふたつ星4047(半年ぶりに乗ってきます!勿論、特製ふたつ星弁当もアップデート)3、あそぼーい!本日のネタは番外編です。ゆふいんの森の車内限定弁当が売り切れのときや、36ぷらす3青の路で別途お弁当を調達したいときに補完できる駅弁がこの山海三昧です。山海三昧はJR九州の駅弁グランプリを受賞したことがある実力派の寿司駅弁で、2014年の発売とまだ10年も経っていません。掛け紙はお弁当に入っている寿司ネタが並んだもので、実際、製造元も寿司由となっています。文字通り、寿司専門店が手掛けた駅弁なのです。中身は由布院牛の炙りにぎりが3貫、鶏天、椎茸のバター焼き、焼き鯖、鯛、海老が各1貫ずつの計8貫の寿司が並びます。その横には付け合わせとおかずとして青唐の天ぷら、白身魚のフライ、肉団子、卵焼き、酢蓮根と量的には十分な内容です。由布院牛のにぎりは、添付の柚子胡椒を添えて食べると肉の旨味が引き立ちます。この柚子胡椒も臼杵の醤油メーカー、フンドーキン醤油が作ったもので、地元の特産品は香辛料にまで及んでいます。酢飯はやや甘めですが、ネタとの相性は抜群です。これに醤油をつけて食べると風味が増しますので、実力通りの味が楽しめます。ただ、問題は価格。発売当初は税込みで1296円だったのですが、現在は食材が高騰している影響で1600円に値上げされています。物価が高くなり、管理人も駅弁にありつく頻度は減らさざるを得ない状況なんですよね(汗)。それでも牛肉や寿司ネタの質は高いので、相応の満足感は得られます。福岡で仕事をしているときには結構、別府や大分には割と足を運ぶ方なので、温泉と併せて食も楽しむ場合に選択肢として買うのもありですね。
2023.06.09
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夏休みまでの掲載予定です。恒例となった人吉遠征は8月の第1週でスケジュールを計画中です。36ぷらす3(赤の路 or 黒の路)についても盛り込みたいですね。1、ゆふいんの森&36ぷらす3番外編(車内で楽しめる駅弁を1つ紹介)2、国鉄型車両の動向(6月現在)3、ふたつ星4047(半年ぶりに乗ってきます!勿論、特製ふたつ星弁当もアップデート)4、あそぼーい!今月は半年ぶりにふたつ星4047をみんなの九州きっぷ(九州北部版)を使って乗りに行くことにしています。本ブログで反響の大きかった特製ふたつ星弁当についても再度載せることができそうです(^~^)。そこで、この特製弁当を久々に実食する前に、催事弁当で現れた一段重弁当を見ておきます。2月の鶴屋駅弁大会の折に取り上げたふたつ星一段重弁当ですが、名前を変えて各地の催事弁当でお目にかかることが出来ることが判りました。九州外でこういった機会が増えるのは有難いことで、どんどんと駅弁大会以外でのチャンスが増えていくといいですね。管理人がこの弁当に出くわしたのは、先週、私用で出向いていた広島で、そごうの九州物産展でカイロ堂さんがブースを出していました。限定100個だったので午前中に入手。その後は市内の用回りをしていました。この日は4年ぶりのとうかさん(広島の夏の風物詩)が行われたことやカープの交流戦の試合があり、八丁堀や紙屋町界隈は人でいっぱいでした。G7もあったことで、外国人観光客も多かったですね。そごうで手に入れた弁当は「特製佐賀牛のり弁当」として売り出されていました。鉄道関係の催事ではないので、駅弁やD&S列車絡みの名前ではなく、一般的な佐賀牛を売りにした名前となっています。掛け紙も通常の佐賀牛駅弁と共通のものを使っていました。中身です。下のふたつ星一段重弁当も再掲していますが、若干異なっている部分があります。相違点は実は2つありまして、煮卵が鳥インフルエンザの影響で鶏卵が少なくなっていることから、卵焼きになっていることと、追加でステーキのタレがついていました。タレはこのブログでも取り上げたヌルボンの焼肉のタレに近い醤油ベースのもので、肉の旨味を活かした味付けになっていました。にんにくや生姜を使わなくても旨味をしっかり活かせるのは、さすがプロです。玉葱などの香味野菜を随所に使っているタレでしたね。名前が「佐賀牛のり弁当」となってはいますが、実質的にふたつ星4047の車内で楽しめるものとほぼ同等で、佐賀牛のステーキとローストビーフ、メンチカツは変わらぬ美味さで満足でした(^~^)。カイロ堂さんは全国各地の駅弁大会ではお馴染みのお店となっていて、これ以外の催事でも全国に販路を広げつつあります。名前は違えどもふたつ星の味を身近に各地で楽しめる、今後も公私でのスタミナ補給に活用していきたいと思います。
2023.06.06
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ゆふいんの森の締めくくりは豪華車内限定弁当です。車内限定のお弁当は以前に折鶴を取り上げましたが、折鶴は販売を終了していて、この後継にあたるのが牛肉の弁当になります。その名も豪華絢爛ならぬ「牛華絢爛」。大分のブランド牛「豊後牛」の中でも肉質4等級以上のものだけをセレクトしたプレミアム品です。管理人は早い時間の売り切れを見越して事前予約をかけてから入手しました。製造元は博多駅や福岡空港で駅弁や空弁を作っている初屋はかたろうで、価格は2900円とランチの松花堂弁当や懐石並みの値段がします。ただ、この弁当は豊後牛のA4ランク以上の霜降り肉を使っているので、お店で食べることを考えるとこれでも実は廉価なのです。パッケージはゆふいんの森のイラストが入ったシンプルなもので、蓋にある牛の切り抜き部分からはメインの牛肉を確認することができます。うっすらと霜降りが見えますね(^~^)。メインのご対面~。和牛はローストビーフ、厚切り肉、薄切り肉と3種類が入っています。佐賀牛を使った特製ふたつ星弁当とは違った豪華さです。付け合わせは青唐が2本。これに卵焼きと大根の漬物が加わります。右下の丸い容器には特製のタレが入っていて、肉にこれをかけて食べます。別添えで濃厚なタレが入っているのは嬉しいですね。このタレ、ヌルボンの焼肉のタレに似た感じの味に仕立てられていて、肉だけでなく豆腐や厚揚げのステーキにも合う万能ダレなのです。味は全国的なブランドを誇る牛肉だけに、霜降りの甘みを感じることができるほどの肉質で、ローストビーフ、厚切りの焼肉、薄切りのすき焼きとどれも美味でした(^~^)。ただ、コスパを考えると、佐賀牛を使っている特製ふたつ星弁当はこちらはステーキ、ローストビーフ、メンチカツと量もかなり多く、風呂敷をお土産に持って帰ることができて2800円ですので、単純に考えたらふたつ星の車内弁当の方が良心的に見えます。しかしながら、佐賀牛、豊後牛とも首都圏や関西、福岡市内では2000円台では先ず食べられないと考えてよいでしょう。本来ならこれらのブランド牛は、レストランで食すと最低でも4000円~5000円台は確実にいきます。車内で2000円台で食べられるのは、或る列車や36ぷらす3の乗車料金とも比較してもかなりの企業努力をしないと実現できる値段ではありません。料亭や高級店でしか味わえない牛肉を幅広く手が届く値段で提供している皆さんには、本当に頭が下がります。毎回はきついですが、ボーナス月のご褒美などで是非食べてみて下さい。管理人も定期の仕事を得ていなかったら、ここまでのことはチャレンジしていないですね。
2023.06.03
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前回のゆふいんの森Ⅰ世の続編です。後継の車両はあくまでも参考資料としてアップします。ゆふいんの森は運行当初はキハ70、71の1往復のみでしたが、人気に伴い途中、オランダ村特急として走っていたキハ183系の1000番台を改造してII世として走らせています。このII世は別府からその先、小倉まで長躯延長運転され、半ば循環特急としての異色の運行を取っていました。II世は現在はゆふDXを経て熊本~別府間のあそぼーい!として豊肥本線で活躍を続けています。I世、II世の後継として新造されたのが今日取り上げるIII世ことキハ72です。キハ72は1999年にエンジンから足回りまで全て新製された専用車で、スペックも大幅に強化されました。性能的にはキハ200をベースとして最高速度を120km/hに引き上げ、783系や787系に近い性能が確保されています。そのため、列車が遅れている場合には、鹿児島本線の博多~久留米間を電車に伍する速度で走ることができるようになっています。III世ことキハ72は登場からしばらくは4両で運転されていましたが、インバウンド客増加に対応するため、現在は付随車が1両加わった5両編成で運転されています。キハ72のゆふいんの森は、博多~由布院間の1号、2号、5号、6号の2往復に充当されます。ですので、由布院以東を走る場合は、久大線が不通になったときの臨時運行や小倉回りでの運行などの場合に限られます。見晴らしのよいかぶりつき席は、I世を基本に設計されています。眺望の良さはI世譲りです。久留米~日田間は曲線も比較的少なく、そこそこ高速で走るため見晴らしがよいです。III世の仕様は、787系の普通車が基になっています。そのためシートピッチは1000mmと若干居住性が改善されているのです。また、ボルスタレス台車を搭載しているので、乗り心地はI世よりも大幅にアップしています。III世は製造からおよそ25年弱が経過していますが、5両編成に増強されたので当面は安泰です。写真を撮る場合はI世を優先されることをオススメします。ゆふいんの森は車内販売にも力を入れていて、車内限定の弁当がグレードアップされています。この弁当を次の回で紹介します。
2023.06.01
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