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連載は初乗車以来3年ぶりです。じねんじょ列車の道中で使ったのは近鉄のひのとり。JRよりも安く移動できるのと、大雪のときには所要時間が新幹線とほとんど変わらないため、貴重な名阪間の移動手段として使う人は多いです。今回はプレミアム車を中心に現在のサービスを見ていきます。ひのとりは名阪のノンストップ系統の特急に主に使われます。嘗ては、鶴橋~名古屋間はノンストップが基本でしたが、津と一部は大和八木に停まるようになりました。それでも所要時間はノンストップ時代とあんまり変わりません。逆に津に停車するようになってから、三重県内の移動が格段に便利になりました。年末に松阪肉のセールで買い出しに行くときにはすごく重宝します。普通車は3年前に出しているので、この1枚でとどめておきます。シートピッチは1160mmとJRのグリーン車と同じピッチで並びます。普通車でもバックシェルタイプのリクライニングシートが並ぶので、ストレスなくシートを倒せるのはありがたいですね(^-^)。メインはこちら。プレミアムシートです。普通車とは名阪間で僅か700円(大阪~津間は400円)の違いでグランクラスと同等のサービスが楽しめます。グランクラスよりも格段に安価に乗れるので、平日でも乗車率が高く切符はなかなか取りづらいのが現状です。プレミアムシートはグランクラスとほぼ同じタイプのシートが搭載。シートピッチは1300mmでバックシェルのついた大型のリクライニングシートが並びます。シートはメーカーが非公開になっていますが、しまかぜの大型シートが住江工業製であることを考えると、ここで作られているのが濃厚かなと感じます。管理人はもちろん、1人掛けシートを狙って乗ってきました。本革製のシートで、安価に乗れるのであればこれぐらいは奮発可能な範囲です。今回は近鉄の株主券が1200円ほどで入手できたので、名阪間は4000円程で移動ができました。値上げ前のアーバンライナーのDXシートとほぼ同等の価格で乗れる計算です。ヘッドレストは、枕が可動する独立タイプで、頭に合わせて調整が可能です。ホールディングが調整できるシートはJR東日本の新幹線の他、エアラインの国際線でもスタンダードになっています。後ろはこのような形です。ひのとりのバックシェルはJRのグランクラスよりも小さくなっており、その分足元が広く取られています。小型テーブルをスライドすると、ペットボトルが入れられる仕組みに。コントロールパネルは、リクライニングやレッグレストの調整機能の他、シートヒーターや読書灯の操作も可能です。車内サービスや続きの話についてはまた次回。
2024.01.31
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いよいよ今年の春から走り出すJR九州のいさぶろう・しんぺいのリブランドD&S列車「かんぱち・いちろく」。さらに細かい部分が明らかになってきました。車内サービスや内装について、予想も交えてどんな列車になるのか第3報をまとめました。名前の発表後、食事やおもてなし、おおまかなダイヤなど発表になったものが以下になります。・月・水・土は博多→別府間の「かんぱち」・火・金・日は別府→博多間の「いちろく」・途中停車駅は由布院・大分(いちろくはこれに久留米が追加)・往復で異なるおもてなし駅(※おもてなしの内容は予想です) かんぱちは田主丸(かっぱ関連と胡麻焼酎の蔵元紅乙女の振る舞い焼酎)、恵良(八鹿酒造の振る舞い酒) いちろくは天ヶ瀬(足湯、手湯、鰻や焼きそばなど日田名物のふるまいと物販)、うきは(季節のフルーツ)・車内で提供される食事は曜日によって全て違うお店が担当 月:中洲 松(懐石) 水:味竹林(和食) 土:FUCHIGAMI(イタリアン) 火:Tomo Clover(フレンチ) 金:裏舌鼓(リゼッコ)(和食) 日:兎と亀(和食) ・食事の器は日田の木材加工メーカー「トライウッド」による日田杉のお重で提供・八鹿酒造の車内限定オリジナル日本酒の提供(純米吟醸もしくは純米大吟醸?)・車内のアート装飾あり(担当は別府のNPO法人BEPPU PROJECTとYamaide Art Office)先ず、列車自体のグレードですが、全車グリーン車指定になりますので或る列車と同等です。おそらく価格についても、食事込みで或る列車と似たようなものもしくは若干抑えたものになるかなと予想しています。ゆふいんの森よりも値段がかなり高くなるのは確実です。担当するお店はいずれも福岡市内及び大分市内の高級店で、食事の内容的に価格帯は36ぷらす3に準拠したものになるんじゃないかなと思います。どうやら既存のD&S列車のように気軽に乗れるものではなさそうです。おそらく博多~別府間は36ぷらす3の青の路の価格を考えると、15000~20000円前後になるのではないかなと見ています。そして、気になる運行初日ですが、福岡・大分DCに合わせて走るとのことなので、GW初日の4月27日(土)博多発のかんぱち(?)と予想しています。根拠として、車両は現在、小倉工場で改造中で、Xでその様子が明らかになっています。種車はいさぶろう・しんぺいのキハ47と一般車のキハ125の3両ですが、改造の進捗状況としては、車体の改修が終わってボディにパテが塗られている段階で、これから塗装と内装に入るといったところになっていました。また、車体は扉が1つ埋められていて、これも構体に手を加えるほど大掛かりな工事になっているようです。キハ47の構体改造は、或る列車やかわせみやませみで実績があるので、整備はきれいにされていました。来月のXでは、一足早く塗装や改造の様子がファンの投稿から見られると思うので、こちらも注視していきたいと思います。かんぱち・いちろくの公式HPがJR九州からリリースされています。かんぱち・いちろく公式HPhttps://www.jrkyushu.co.jp/train/kanpachiichiroku/
2024.01.28
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象印の駅弁の続編です。前回ふらっと言及していた生節弁当ですが、別日に行って買うことができました。この生節弁当、お店では「削りたて!鰹節生節弁当」で売り出されていて、お値段は1280円とシンプルな構成ながらやや値が張る一品です。中身は、・炎舞炊きごはん(白飯)・鰹節生節・棒天・明太天・だし巻き玉子・薩摩の黒豚肉味噌・甘口醤油とおかずを絞った内容。ところが、これが半端ないこだわりようで、弁当の内容自体は鹿児島の老舗高級ホテル、城山ホテルとタイアップしたコラボ弁当なのです。メインの生節は枕崎産の鰹節の生節で、オーダーを取ってから削るため(提供までに3分~5分ほど要します)、香りや味が違います。他にも、棒天や明太天は城山ホテルで実際に作って朝食で提供しているものをそのまま入れている他、黒豚の肉味噌や甘口醤油に至るまで、鹿児島の味をそのままこの弁当で味わうことができるわけなのです。これならば値段を考えたときに納得がいくかもしれません。生節には添付の甘口醤油をかけて食べます。これによって生節の旨味がアップし、ご飯がさらに進むんですよね。ホテルでは朝からこんな飯テロのおかずが出てくるわけですから贅沢ですよ(^~^)。この弁当、実はお店でもヒットしている一品で、銀シャリに削り立ての濃厚な旨味が楽しめる生節がどっさりと入っているわけですから、逆にご飯が少なく感じる方も多いかもしれません。普通に売られている鰹節と味が断然違います。食した後、家でご飯にかけて食べようと探してみましたが、普通の鰹節では味わえない深い旨味を楽しめる逸品でした。シンプルだからこそ、家で再現は不可能の内容。ホンマ、食べてみて下さい。これはヤバい!(^~^)。削りたて!鰹節生節弁当の詳細はこちらから↓↓↓https://www.zojirushi-ginpakubento.com/ginpaku/menu/special04.html
2024.01.26
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駅弁の範疇に入れていますが、デリの弁当としては異色の存在なのが象印の弁当。あの炊飯器メーカーがプロデュースするお店なのです。お店の名前は「象印銀白(ぎんぱく)弁当」で、新大阪駅の改札外に設けられています。カウンターの右側には見慣れた象のロゴが。象印が飲食業に進出したのは、プレミアム炊飯器の「炎舞(えんぶ)炊き」の大ヒットがきっかけだったそうで、駅弁以前に食堂をなんばや東京の八重洲に出していたんですね。ここの弁当の「ウリ」は何といっても炊き立てのご飯が食べられること。これが既存の駅弁屋さんとは違います。しかも、自社製品の炎舞炊きを使って炊いているので、企業のアンテナショップ的要素が色濃く残ります。ただ、それを差し引いても温かいご飯を食べられるというのは、旅行者にとっては強烈なストロングポイントなのです。メニューはご飯に合うおかずを厳選して組み合わせているので、満足度の高い内容にまとまっていました。ご飯は銀シャリ、月替わり、玄米の3種類からチョイス。大盛も可能です。管理人はまんぷく弁当を選びました。というか、ほとんどのメニューが売り切れでこれしかなかったんですよねえ(^^;;)。おかずの内容はブロッコリーの和え物、牛蒡サラダ、卵焼き、鯖の竜田揚げ、ハンバーグのトマトソースとタンパク質が多め。ご飯は標準量で200グラム、大盛は250グラムとお茶碗1杯分を基準にした量で出してくれます。とにかくご飯が美味い!(^~^)。社運を賭けたヒット作で勝負してますから熱が半端ありません。一口入れるとガツンと米本来の甘みが広がります。それもそのはず。炎舞炊きはかまどの火加減を再現した炊飯器で、他のメーカーとヒーターの構造が違うそうです。そのため、生産時の組み立てに時間がかかるため、必然的に高価格となってしまいました。それでも味にうるさい購買層から支持されてヒットした商品ですので、西の玄関口である新大阪で勝負できるのも頷けます。おかずはご飯に合わせてやや濃いめの味付けになっていますが、これも実はキーポイント。ご飯が進むようにわざとおかずの内容や味付けまでこだわって出しているわけで、日本人の琴線に触れる戦略はさすがとしか言いようがありません。象印の駅弁は出してから3年になるのですが、時間帯によっては行列ができる程までになります。街の定食屋さんと遜色ない価格で楽しめますので、食の選択肢を広げる存在にまでになりました。ただ、これは既存の駅弁屋さんに対する宣戦布告でもあるわけで、多くの弁当屋さんが相当な危機感を持ったのではないかと思います。家電業界の巨人ならぬ巨象襲来。象印の鉄道業界への殴り込みは、国内だけでなくインバウンドへのインパクトも強烈なものになりそうですね。次行くときは生節弁当、ホンマそそられました(^~^)。こうなると黙っていないと思うのが同じ大阪に本社を持つタイガー魔法瓶。タイガーは1964年の新幹線開業時にビュッフェに炊飯ジャーを納入した実績を持つだけに、本気を出せば令和の象虎戦争が見られるかもしれませんね。象印マホービン公式HPhttps://www.zojirushi.co.jp/index.html
2024.01.22
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くろまつ乗車記の番外編です。終点の西舞鶴下車後に晩御飯で立ち寄ったくろまつタイアップのビストロで、一度寄ってみたかったお店に行くことが出来ました。晩御飯の目的地、アメイロビストロアルルは西舞鶴駅から歩いて15~20分の漁港近くにあります。車内の酔い覚ましに歩くのに丁度よい距離です。管理人はホテルに一旦荷物を置いてから歩いて向かいました。入口は地中海風の白壁をモチーフにした出で立ちです。ランチ営業ではパスタやピザなどが1000円~1500円と比較的リーズナブルに楽しめます。この店は何と、QRコードを読み取ってオーダーを取る仕組みも。スマホがないと今や不便な世の中になりました。口頭での注文も勿論、受け付けていますのでご安心を。ディナータイムのメニューはパスタやピザもありますが、海軍カレーも注文ができます。海上自衛隊の名物で、曜日の間隔が鈍らないよう毎週金曜日はカレーと決めてあるそうです。このカレー、艦艇によって味が違うのも特徴。隠し味にコーヒーを入れたりココアを入れる所もあるようです。晩御飯はやや軽めにしました。くろまつでそこそこ飲んで食べての夕食でしたから、炭水化物よりも野菜やたんぱく質をメインにしています。写真は日替わりの前菜の盛り合わせです。6~7品ありますので、初心者には最適。これ、美味しかったですよ(^~^)。海老と帆立のアヒージョ。バゲットがもれなくついてきます。足りない場合は追加でガーリックトーストやおかわりのシンプルなトーストが頼めます。そして、このお店にはスイーツも。瓶入りのマイヅルプリンは1瓶350円なり。車内で食べてきて美味だったあのプリンはここで直接買うことができます。西舞鶴駅からは意外と距離がありましたので、時間に余裕をもって行きましょう。駐車場がありますので、車で行く方が便利な場所です。黒い森の看板が立っていますので、これを目安に行くと分かりやすいですが、カーナビを設定するなら相愛こども園を入れておくとよいでしょう。結構人気のお店ですので、念のため予約して行かれることをお勧めします。味についてはくろまつのコースにも採用されたほどの実力派ですので、行って損はありませんよ。アメイロビストロアルル〒624-0923京都府舞鶴市魚屋252-2Tel:0773-76-6661公式HPhttps://bistro-arle.com/
2024.01.19
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美味い地酒と料理を味わえるコース、当日の車窓です。宮津を出ると天橋立が一直線に見える場所があります。これはクルーさんが教えてくれますので、結構撮られる方が多いところです。当日は生憎の曇天で、冬期の京都北部はなかなか晴れの日に遭遇できるのは少ないです。粟田では後続を先に行かせるため15分停車。料理がこの間にゆっくり堪能できます。尚、ドアはこのコースでは締切でした。途中駅での散策はコースの内容と所要時間によって変わります。奈具海岸でも一旦停車し、穏やかな海の様子を撮ることができます。西舞鶴までの名物区間、由良川橋梁を渡るときは15kmの最徐行で進みます。橋からはこのような写真が撮れますが、できれば晴天の日がいいですね(^^;;)。山側の様子はこちら。海をバックに走るアングルはこちら側から狙います。由良川を渡ると車内販売の時間に。カートが各座席に回ってきますので、ここでお土産や車内限定グッズが買えます。実用品もありますが、管理人はどちらかというとお土産でおちょこを頂いてしまっているので、買うなら食品なんですよねえ。ということで、仕事先でも飲むことから購入したのは丹鉄珈琲のドリップ。5個で900円しますが、沿線の地域文化を珈琲で表現した味が楽しめるようになっています。ドリップはそれぞれ味が異なるので、こういったアソートパックで楽しめるのは嬉しいですね(^^)。天橋立から1時間20分。終点の西舞鶴に着いたときにはほとんど日が暮れていました。時間的にも丁度いい長さで、これだけの新鮮な料理とバリエーション豊かな地酒を楽しめて面白い内容でしたよ。ただ、伊根満開が飲めたら100点満点だったんですけどねえ~。この後、ホテルに荷物を置いて晩御飯に行った後にスーパーをはしごして伊根満開を探してみたんですが、赤いお酒はどこもありませんでした・・・。次の日に京都市内でも探してみたんですがタイムアップ。これは絶対飲みたいですね。【まとめ】今回の地肴コースはおちょこのお土産付きで6500円です。ウィラーのポイントを使うと割引が効くので、これを使って乗ってきました。ですので、乗車時にかかった費用は若干でしたが抑えられました。注意するべき点は、従来はくろまつに乗ると限定の1日乗車券が750円で買える特典が付いていましたが、昨年販売を終了したので、特に天橋立から乗る皆さんにとっては注意が必要です。ランチコースに準ずる内容で所要時間も程よく、満足な時間を送ることができました。これだけ内容が充実していると、GWの四国遠征は少し考えますねえ(^^;;)。
2024.01.16
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冬休み後半のお楽しみとして乗ってきた乗車記です。今年の仕事のモチベーションUPに利用。2~3回シリーズでお送りします。乗車記はアルコールが入るので、久々に大人の内容になることをご容赦くださいませ(^^)。くろまつは3年ぶり3回目の乗車ということで、長躯天橋立まで出向きます。ここ最近のくろまつのコースは、モーニング、ランチ、スイーツ or 地肴と3コース体系が多く、モーニングは福知山、その他は天橋立が起点になることが基本になっているようです(※西舞鶴発になることもあります)。地肴コースの発車は16:05分。約15分前に入ってくるので、この間の短い時間で車両を撮影。黒い車体は大人の雰囲気が漂います。改めて車内に乗り込むと、街のレストランを彷彿とさせる落ち着いた雰囲気です。前回の麒麟がくるオマージュのイタリアンコース以来のご無沙汰。感染症予防のため、20人に減らして運行されます。この日は10人ほどといつもよりも少なく、テーブルをまるごと広く取れました(^ー^)。乗車時には前もって料理が配膳されていました。この日の料理の内容は以下の通りです。【お品書き】・茹でカニ足・クリームチーズ西京漬け・サザエの旨煮・旬の地魚お造り3種(イカ、鯛など3種)・天然ぶり大根・丹後産ふぐの唐揚げ南蛮・ばら寿司ロール(ばら寿司の巻き寿司バージョン)メインの日本酒は、天橋立発車後にサーブされます。日本酒はやや大きめのおちょこに3種類飲み比べられるようになっていて、量は合わせて1合ほどです。おちょこには「い」、「ろ」、「は」にそれぞれ違う銘柄の日本酒が入っていて、組み合わせとして最も多いパターンは特別本醸造、純米、特別純米の3種類です。この日は無濾過の生原酒が入っていて、結構レアなものが飲めました。どっしりとした特別本醸造には、ぶり大根やサザエの旨煮など、苦みや魚特有の味を持つ料理に合います。ウイスキーも珍味に合うマリアージュと似たようなパターンですね。対して香りの高い純米、特別純米ではクリームチーズやお造りなど、繊細な料理に合わせるとよいでしょう。日本酒に合わせた調理がされていますので、料理はもう言うまでもなく美味かったです(^~^)。何よりも魚が新鮮。生臭みがほとんどなく、舞鶴の「サカナテラス」の大将がセレクトした地魚で提供するのですから贅沢です。特に刺身とぶり大根は絶品でした(^~^)。ぶりの濃厚な旨味を吸った大根がこれまたお酒によく合うんですわ。これは乗らないとダメです。他にも、ズワイガニのカニ足やサザエの旨煮、ふぐ、クリームチーズも素材本来の持ち味を活かした美味なる一品でした。最後の〆はばら寿司ロールです。鯖のそぼろが入ったばら寿司そのもので、あっさりした上品な味でした。さしみ醤油を少しつけて食べると、より濃厚な味わいが堪能できます。飲み物は無料でチェイサーとしてミネラルウォーターと温かいほうじ茶がつきます。他にも有料で日本酒や地ビール、ワイン、ソフトドリンク、ノンアルコールドリンクも追加可能です。1つ残念だったのは、狙っていた伊根満開が売り切れだったこと。伊根満開は赤米から作られた甘口の日本酒で、ロゼワインのような味が楽しめるのが売りですが、これがホンマ人気が高くなかなか飲めないレアな一品となってしまいました。甘口ですので女性受けしそうなお酒ですね。先出しになりますが、お土産には非売品のくろまつ特製おちょこがついてきます。おちょこの底にはくろまつの「松」のロゴが金文字であしらわれている他、木製の箱に入った豪華版になっています。これは太っ腹!家飲みでも列車飲みでも十分に使える汎用性の高いおちょこでした。くろまつは運行を開始してから10年になりますが、年々コースの内容が質ともにアップしているので、管理人おススメのレストラン列車の一つになっています。沿線の様子と車内販売は次に。
2024.01.13
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時期はずれましたが今年選んだおせちです。通常のおせちは甘い料理が並ぶことが多いのですが、中華おせちは流石、ごはんのおかずにぴったりの食べ応えのある内容でした。中華おせちは崎陽軒のものを選びました。横浜駅近くの本社で中華料理のレストランも開けているので、内容は本格的な広東系の料理が並ぶ豪華なものです。おせちのお品書きは以上の14品。早めに予約をすると、シウマイがさらに12個おまけでもらえる特典付きでしたが、ぎりぎりまで考えていたのでこれは残念・・・。ただ、ごはんの進む味のしっかりとしたおせちでした(^~^)。これはこれでお酒も進みますし、ごはんも添えて美味しく食べられるおかずが並んでいます。ゼリー寄せやムース寄せは滅多に食べられないものでしたので、意外にも日本酒には合いましたね。肉系の料理はさすが、腹持ちがいいですね。おせちに別添えで付いてきたかずのこシウマイとふかひれスープです。ふかひれスープは上湯ベースの上品な味で、管理人はラーメンにして食しました。麺を入れたら豪華な一品に早変わり。かずのこシウマイはおせち限定の非売品のシウマイで、通常のシウマイよりも旨味と肉汁がアップした特製のものです。かずのこのコリコリとした食感と濃厚な旨味は、お正月だけのスペシャリテとして相応しいものでした。からしをつけなくても逆にそのままの味で食した方が美味いです。和食のおせちも確かに、縁起を担いだり普段食べられない内容で豪華ですが、こちらは炭水化物が少なめの蛋白質多めのおせちなので、アスリート向けのおせちとしても面白い内容でした。おせち料理は1年の食べ初めの要素があるので、楽しみながら箸が進むのが一番。とにかく今年も健康で美味しく食べられるように、節制も入れながら長く楽しみたいものです。
2024.01.11
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前回の続きです。もう少し話を続けて参ります。車内には加賀・能登の伝統工芸品が展示されていて、珠洲焼だけでなく水引や金箔細工、貝細工、輪島塗も並んでいます。特に輪島塗の沈金の技法は必見です。そして車内販売。カウンターが設けられていて、ここで飲み物や軽食、お土産品を購入することができます。前回のアップで「走る旅館」と書いたのですが、その理由はハード面や車内だけでなく、おもてなしにもあります。登場当初はJR西日本のスタッフに加え、日本を代表する和倉温泉の有名旅館「加賀屋」の客室係も乗り込んでサービスを提供していたのです。現在は加賀屋のスタッフは乗っていないのですが、加賀屋直伝のおもてなしを受けられることから人気が高く、指定券は取りづらい状況が続いています。終点の和倉温泉で撮ったものです。内装を含めたデザインは1990年の花博のJALパビリオンなどのデザインを手掛けた井上昭二氏で、業界では相当な大物が登用されました。車体の外装は加賀友禅や輪島塗のイメージが漂います。実はNゲージやプラレールで正規品を売っていない数少ない列車でもあり、ここまで細かい部分を表現するのは技術的にまだ困難な部分があるかもしれませんね。それでも改造品を作る強者もおり、販売されているデカールやシールを使って改造することは可能ですが、相当な技量を求められるのは言うまでもありません。花嫁のれんの停車駅の駅名標は、車両のデザインに合わせてこのような豪華なものとなっています。3月のダイヤ改正では運行される時間帯が変更され、乗車時間も少し長めになりより列車旅を楽しむことが出来るようになるみたいです。ただ、七尾線の現在の状況は羽咋までは再開が近いそうですが(金沢~高松間は復旧済み)、羽咋から先、七尾や和倉温泉までの被災状況が深刻で間に合わない可能性が高くなっています。おそらくは運行できたとしても暫定的に金沢~羽咋間は可能でしょうが、能登半島の被害が相当に大きく、和倉温泉の営業再開がないことには運休も続くかもという・・・。また、ダイヤ改正に合わせて車内で食べられる軽食やおつまみセット、スイーツ類も予約できる列車が増えて選択制になるので、より使いやすい列車になる予定です。車内で楽しめる大友楼の食事や辻口さんのスイーツは能登半島の復興次第で考えていきたいですね。今は住民のみなさんの安全、生活再建を第一に考えることが優先です。能登は氷見線を含め観光列車が並ぶ乗り甲斐のある地域ですので、何らかの形でまた行けたらと思います。8年前の輪島。朝7時台でもこんなに人がいるんですよ。
2024.01.08
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2024年が始まりました。本年も宜しくお願いします。初めに、1日の能登半島地震ならびに2日の羽田空港事故で犠牲になられた方のお悔やみを申し上げるとともに、被災もしくは事故に遭われた皆様へお見舞い申し上げます。新年初めての投稿は、急遽、能登半島の復興の願いを込めて取り上げるものです。能登半島は8年前に輪島の朝市や和倉温泉の湯治で訪れたことがあり、今度の北陸新幹線延伸では、今夏の遠征の候補に挙げていた場所でもありました。元に戻すまでには時間がかかるかもしれませんが、朝市で買ってきたいかの塩辛の美味しさは忘れられません。その復興への願いを込めた当時の乗車記です。花嫁のれんは金沢~和倉温泉間の七尾線を2往復します。電化区間ながら車両はキハ48を改造した2両で運行されます。敢えて気動車を改造した理由は当時、七尾線以外の非電化区間での運行も視野に入れていたからです。キハ48は現在、JR東日本の観光列車を含め、キハ40や47よりも残っている車両が少なく、非常にレアな存在です。ホームには列車名の通り、花嫁のれんが。能登半島の婚礼時の風習で、花嫁の幸せを願って据えられるものだそうです。特別感の漂う演出が金沢駅で味わえます。ロゴは水引をあしらったデザイン。縁起を担いだものとなっています。車内は非常に豪華なものになっています。金箔があしらわれた和の内装で、さながら「走る旅館」といっても過言ではありません。和倉温泉までは長くても1時間20分ほどなのでシートはリクライニングはしませんが、ホールディングのよい座席が入っています。この座席は回転が可能で、隣の人と対面で座ることもできます。通常は外向けにセットされています。管理人が乗車したときは、ボックスシートでした。ちなみに個室から埋まっていきますので、七尾線が復旧して運行が再開されたときは、早めに押さえておきましょう。車内にはイベントスペースがあり、沿線自治体の観光PRや各種イベントが行われるときに使われます。続きは舞鶴遠征後にアップする予定です。何故「走る旅館」なのか?そのあたりも説明していきます。
2024.01.04
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