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万博ネタ、第2弾です。万博について、おそらく関西で行われることは自分が生きているうちは今後ないだろうと思うので、家に持ち帰って食べたのを紹介します。第2弾は大阪メトロオリジナルのランチボックスです。ランチボックスやスムージーについては、メトロ各駅に万博で販売中の広告が出されていたので、周知はしっかりとされていました。ランチボックスは8種類のメニューが入って2000円と、万博ならではのプレミア価格での提供となっています。ヘルスケアパビリオン内の売店で売っていたので、入場も購入もすぐにできました。箱の外観は中央線の400系を模したもので、サイズ的に長細く、持ち帰るのにやや手こずりました。箱は再利用が可能ですので、小物入れや筆記具などを入れるものにも転用できます。中身は前菜からメイン、デザートとコース料理仕立ての内容で、量的には女性向けかと思います。以下、お品書きを記しておきます。料理は左から前菜、メイン、スイーツの順です。【お品書き】1、大阪もん釜揚げしらすとブロッコリーのアヒージョ2、サーモンエスカベッシュ 大阪産野菜使用3、合鴨スモーク 大阪産茄子のカポナータ4、国産牛のローストビーフ 茸のマリネ5、大根のおでん煮 田楽ソース6、大阪名物メンチ串カツ 大黒ソース付け7、大豆ミート米粉まん 大阪産米粉配合8、青梅のタルト内容は全部が必ずしも洋風ではなく、大根のおでん煮やメンチ串カツなど、和食や大阪の粉もん文化の料理も織り交ぜたものになっていました。合鴨スモークやローストビーフは肉厚で食べ応えがあるので満足感が得られますが、ガッツリさんむけにはもう少し付け足すことをお勧めします。最後の〆の青梅のタルトは、ヨーグルトクリームと合わせたスイーツで、すごく爽やかなさっぱりとした味付けでした。構成として、駅弁ではなかなか食べられないおかずが割と入っていたので、家でも万博の余韻は味わえたかなあと。2025年の万博もあと2週間ほどで閉幕です。夢洲はこの後、IR(Integrated Resort:統合型リゾート施設)の建設が本格的に進む予定で、既に会場横にはクレーン車が大挙並んでいました。これに合わせて関西の私鉄各社も夢洲関連のプロジェクトを進めていくことになり、近鉄は一般路線から中央線に乗り入れ可能な特急車を製造すると既に発表しています。他にも京阪の中之島線延伸計画や、JR、阪急、南海が絡んだなにわ筋線建設計画についても方向性が定まっていくようで、2030年代の大阪はウォーターフロント地域がホットスポットになる可能性を秘めそうです。
2025.09.30
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台湾遠征、目途が立ちました。天候や治安面で問題がなければ年末に決行予定です。今月末から年末年始までの掲載記事についてのスケジュールです。本ブログ開設後、初めて海外遠征の記録を載せられるかな?1、万博で食べられる鉄メシ第2弾2、片町線(学研都市線)のうれシートについての考察3、SATONO(会津若松→郡山)4、SATONO番外編5、ろくもん6、〇〇のはなし(下関→東萩:山陰線復旧後の沿線を辿ります)7、SLやまぐち号8、カシオペア関連ネタ9、台湾の鉄道についての基本情報と桃園国際空港(Taoyuan International Airport)の使い方10、海風号(新竹→台中:台湾の観光列車、座席が確保できそうです!)11、台湾の駅弁ネタ12、台湾高鉄(台湾の新幹線)について13、鼎泰豊台北本店(遠征中に行程に盛り込みます)SLばんえつ物語の番外編は、是非食べてもらいたい会津の郷土料理が楽しめるお店です。SLに乗車後、先ずは観光案内所でバスの時刻をチェック。ところが、お昼時のバスは本数が少なくダイヤが合わなかったので、歩いて行くことにしました。会津若松駅からは歩いて20分。市役所を目指して歩くと、図書館と生涯学習センターが見えてきます。ここから左の路地を入ったところにお店が。輪箱飯(わっぱめし)の名店、割烹 田季野(たきの)さんです。昨年、行っておけばよかったと後悔した輪箱飯。何としても行きたかったお店だったので、駅からの徒歩も足取りが軽かったです。お店は只見線の七日町(なぬかまち)からも歩いてほぼ同じ距離で行くことが可能なので、ホテルや他の観光スポットからのアクセスはそんなに悪くはないですね。そしてこのお店は、クルーズトレイン四季島で立ち寄るお店の一つ。朝食を提供していることから管理人もお店の存在を知るようになりました。四季島、いつ乗れるやら(^^;;)。パートナー認定の盾の隣には、磐越西線を走行する四季島の写真が並びます。田季野さんの名物はこちら。これが会津伝統の郷土料理、輪箱飯です。輪箱飯は五種わっぱをチョイス。きのこにぜんまい、卵焼き、鮭、蟹が並ぶ贅沢な一品。輪箱飯は米と具材を輪箱に入れて蒸し上げた料理で、釜飯とは異を為す食感や風味が楽しめる料理です。郷土料理は輪箱飯以外にも小露(こづゆ)とけっとばし、付け合わせのところてんと胡瓜と白菜の浅漬けが入ります。輪箱飯は具が濃い味に仕立てられていて、食べ応えや満足度は抜群。蒸し料理ということもあって、脂分が少なくあっさりとした何杯でも食べられる美味なるものでした。特に鮭と蟹は素材の味を楽しめるので、本来の味が活きています(^~^)。小露は貝柱の出汁で取った伝統的な汁料理で、麩や根菜が沢山入った栄養バランスが取れるもの。本来は会津塗のお椀で出されるもので、冠婚葬祭や宴会の場で振舞われていたそうです。貝柱の風味が効いたコクがあって味に伸びがある薄味の汁物は、お代わりが進む逸品。ホンマ、お代わりしたかったのですが、残念ながらお店ではお代わりはやっていないとのことで、会津若松市内のホテルであれば、朝食で飲めるかも。けっとばしは馬肉をにんにく味噌で炊いたもので、牛蒡がアクセントとして入っていました。会津では常備菜としても食べられる料理で、スタミナがつきそうなパンチの効いた味でした。こういった類の料理は好きですわ(^~^)。四季島で出しているほどのクオリティだけに、味やおもてなしはホンマモンです。お店の方からは「遠いところからよくお越しくださいました。」と、丁寧なおもてなしを頂き、有難かったです。喜多方ラーメンやソースカツも魅力ですが、時間があるときにはホンマ、寄る価値があるお店です。持ち帰りもできますので、車内で楽しむのもよいかと。田季野さんの輪箱飯は、会津若松駅の売店で午前中に行けば手に入れることができます。また、サイズは小さいものの、会津バスの待合所でも売られるので、地元メシにこだわる場合は活用ください。素朴で重厚な味、これはハマりまっせ!割烹 田季野〒965-0871福島県会津若松市栄町5-31Tel:0242-25-0808 公式HPhttp://www.takino.jp/
2025.09.27
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磐越西線を会津に向けて走る乗車記は、4回目が本編の最後です。会津若松までの車窓からの様子を見ていきましょう。津川を出た後は阿賀野川を右手に見ながら進みます。途中、橋を結構渡るので、思った以上に線形はぐねぐねとカーブが多かったです。福島県の県境が近づいてくるとトンネルが多くなってきます。トンネルをくぐる前の鉄橋が割と多いのです。鹿瀬と日出谷の間にある平瀬トンネルをくぐっているときの様子です。路線最長のトンネルで、2kmほどあります。日出谷駅停車中にホームにちょこっと降りてみました。津川駅で売ってたとりめしは、元々はこの駅で売られていた駅弁なのです。阿賀野川の川幅も、上流に進むに連れて狭くなっていきます。途中の徳沢を通過中の様子です。この駅から線路は福島県に入ります。福島県に入ると、阿賀野川の名称が阿賀川に変わります。車内からは数か所ダムを見ることができます。西会津町の中心駅、野沢に停車です。中規模の町で乗降客が一定数あり、沿線の地域輸送もSLが担っていることが伺えます。この列車は快速ですので、指定券を買えば18きっぷでも乗れるため、18きっぷのシーズン中は乗客がやはり増えます。こういった景色は大事にしたいですね。そばの名産地、山都です。現在は喜多方市に編入され、喜多方ラーメンとともに山都そばが町おこしの一翼を担っています。山都の次は喜多方ですが、駅間距離はおよそ10km。地方の路線は駅と駅との距離が離れている所が点在します。次の停車駅を確認してから出発。SLからの煙を五感で感じ取ることができるのも乗車時の醍醐味の一つ。高台を力強く走ります。会津盆地が見えると、喜多方駅はもうすぐ。3年前に橋梁が倒れた濁川を渡ります。復旧までには8か月。橋梁の流失がきっかけで鉄路自体が廃止となってしまった路線は多く、当に橋は鉄道の命綱であることを強く感じます。喜多方に到着です。停車時間が短いので、ホームに降りる余裕はありませんでした。丁度お昼どきに停まりますので、ラーメン目当てに下車する乗客も割と多いです。喜多方は全国的に有名なラーメンと蔵の街で、会津若松と並ぶ会津観光の拠点としても知られています。ここから会津若松までは、盆地の中を颯爽と走ります。左手には磐梯山が。喜多方~会津若松間は会津バスの路線バスと競合する区間で、本数もバスを含めると利便性はまずまず良いです。往路は塩川に停車しラストスパートへ。復路はこの駅は通過します。部活帰りの高校生が多く、ホームは賑やかでした。左手に磐梯山の風景はあんまり変わりませんが、線形がよい区間に入ったため、スピードをやや上げて走ります。郡山からの線路が見えてくると、会津若松はもうすぐ。新津から長躯のんびりと辿ってきた3時間半はあっという間でした。終点の会津若松に到着です。SLはこの後、復路の運用に向けて機関車の整備や機回し、水や石炭の補給が行われます。家族連れが多く、夏休み中のピークシーズンでの乗車だったため、賑やかな車内でした。子どもたちがとにかく元気。よく食べてよくはしゃいで、この夏の思い出になったんじゃないかなあ?管理人も2年越しのリベンジ乗車が出来、ようやくつっかえていたものが少し取れてスッキリしたものになりました。会津若松は昨年も来た場所で地理勧がついていたため、戻ってきたなあという感覚があります。この後、車内での食事を控えた分の午餐へ。SLの番外編は地元の名店、田季野さんに伺います。
2025.09.24
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SLは五泉を出ると、阿賀野川沿いを県境に向けて坂を上っていきます。3回目は津川を発車するまでの道中です。五泉から先、馬下を過ぎると列車の本数が減って閑散とした区間に入ります。咲花辺りまでは越後平野の水田を見ることができる自然豊かな景色です。先頭車から見たSLの様子。煙を上げてゆっくり走ります。咲花は最寄に咲花温泉がある温泉駅で、新潟県内でも湯量の豊富な穴場の温泉でもあります。線路沿いには温泉宿が点在。こういう佇まいの温泉は管理人は好きですね(^-^)。咲花から先は阿賀野川を間近に見ることができる風光明媚なシーンが多いです。沿線の主要駅の一つ、津川には20分ほど停車します。ここでSLは給水や機関車の点検を行う他、地元のおもてなしがあり、ホームは賑わいを見せます。給水の様子です。高速で走るためには石炭だけでなく、水も大量に必要となります。営業運転では大事な作業なのです。給水と並行して動輪やピストン、軸受けなどの足回りの点検をします。先週、SLやまぐち号が故障(原因は動輪を動かす連結棒の不具合)で運転中止になっただけに、安全を担保しながら製造から80年を経過する機関車を走らせるのは、年々難しい環境になってきていると実感。停車中のSLにはいっぱいのお客さんが。記念撮影でひっきりなしでした。駅舎側からの1枚。こういった地道な記録が、後世に残すうえで大切な資料の一つとなります。4号車の展望車は、外観はこんな感じです。製造年を言わなかったら比較的新しい客車に見える完成度です。客車のロゴは、シックでモダンなレタリングに変わりました。ホームにはオコジロウの家があり、中に入ることができます。こういった子ども向けの設備は、豊肥本線の阿蘇駅(あそくろえもんの部屋)にもありますね。物販では、SLの運転日限定で復刻とりめしが販売されます。元々は日出谷駅の駅弁で、鶏そぼろがベースのとりめしとなっています。大舘や高崎、北九州の折尾のものとは一線を画す内容ですので、食べ比べるのも面白いですよ(^~^)。乗車した日はさすがに暑かったので、水分補給として冷凍みかんを300円で購入しました。SLのロゴが入ったシールが付いています。皮をあらかじめ剥いてくれているので、こういった日のみかんは美味いですね(^~^)。出発前の安全確認、スタフ確認の様子です。機関士と機関助士との連携が大事!SLは一人では走れません。津川での長時間停車はお客さんにとってはこの列車を楽しむための肝になりますので、とりめしや物販、おもてなしの情報について、チェックを前もってしておきましょう。後半は会津若松まで一気に進めていきます。
2025.09.20
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新津を発車したSLは、阿賀野川を上って会津若松に向かいます。2回目は車内についてと、新津から五泉まで少し記録を載せていきます。車内は12系客車をリメイクしたもので、普通車は昔懐かしのボックスシートが並びます。1999年の登場当初は、オリジナルの青い客車に青のボックスシートがそのまま使われていましたが、客車のリニューアル後はシックな大人の色彩になりました。照明も蛍光灯むき出しのものから、レトロな丸形のものに変わっています。4人掛けシートはこのような形です。背もたれがやや厚くなった他、通路側の肘掛に小型テーブルが追加されたので、飲み物が置けるように改良されています。新津側の最後尾はグリーン車の展望車で、座席はここから埋まっていきます。座席は1×2のリクライニングシートで、戦前の車内の雰囲気に近い内装が施されています。とはいえ、展望室は近代的なデザインなんですよね。4号車です。展望車と紹介されていますが、ラウンジカーと考えるとよいでしょう。前方はハイデッカー構造になっているので、阿賀野川を渡るときに見晴らしの良い眺望が楽しめます。そして4号車にはこの列車の特徴の一つ、丸型ポストが置いてあります。ここから手紙を投函すると、オリジナルの消印を押して郵送してくれるサービスがあり、これは好評だそうです。また、車内には記念スタンプが置いてあるので押していきましょう。惜しむべきは記念乗車証がないので、スタンプ帳を持っていくといいですね。反対側の展望車は先頭1号車にあります。復路の会津若松発はこちらが最後尾になるので、普通車に乗る場合は復路の方が人気になることも。1号車にはオコジョルームという子どもたちの遊び場があり、滑り台などで遊べる遊具が並びます。運転日が週末のため、家族連れで賑わう車両です。こういったプレイルームがある列車は、JR東日本の車両ではそこそこある感がします。売店は5号車にあります。営業中に配慮して、終点の会津若松で撮ったものを出していることをご容赦下さい。売店では主にオリジナルグッズや飲み物、お菓子などを買うことができます。そして売店には神尾弁当部さんや三新軒さんの駅弁も並びます。長時間の乗車になるので、食が意外と充実していました。雪だるま弁当は食べた後、貯金箱としても活用できる一品で人気の高い商品。雪だるまは色が複数あって、レアな黒い雪だるまが出てくることがあります。黒い雪だるまがあったら買ってましたね~。もう一つは車内限定のお弁当で、オコジョのたからばこです。笹巻きおこわや鮭の粕漬など、大人向けの内容に調製されています。会津若松で乗り継ぎの時間が少ない場合は是非、車内で食べておきましょう。トイレや洗面台はきれいに改装され、赤御影調になりました。トイレと水回りの清潔さはお客さん、特に女性客を呼ぶには物凄く大事な要素なのです。さて、道中を見ていきます。新津を発車後、SLはすぐに大都市とは思えない自然豊かな風景が広がります。磐越西線はこのシーナリーが魅力なのです。勿論、米どころ越後平野ですから、青々とした水田が広がります。新津を出て最初の停車駅は五泉です。五泉市は新潟のベッドタウンで、本数もこの先の馬下までは割と確保されています。乗客がそこそこ多いので、駅には自動改札が。五泉を出ると、列車は地方の路線らしい風景になっていきます。その様子は次回以降で見ていきましょう。
2025.09.17
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2年越しで計画していたSLの乗車記です。SLばんえつ物語は一昨年、雪月花の乗車と組み合わせて行程を組んでいたのですが、台風により運休が見込まれたため早くに家に戻らないといけなかったことから乗れずじまいでいました。今年は酷暑の夏ではありましたが、天候には恵まれたのでようやく乗ることができたものです。乗車記は会津若松の割烹、田季野さんの輪箱飯(わっぱめし)の紹介を番外編で盛り込んだ5回に分けて辿っていきます。スタート地点は燕三条からです。当初は新潟市内に前泊先を確保する予定でしたが、ホテルが満室であった他、料金が結構割高になっていたので距離はやや離れますが燕市内に投宿。翌日、弥彦線と東三条から信越本線での移動を考えたものの、乗り換え時間が相当タイトだったため、無理をせず新潟回りで新幹線で移動することにしました。上越新幹線は全列車がE7またはW7系に統一されてスピードアップが図られたので、若干移動時間が短くなっています。新潟からは新津行きまでの乗り継ぎ時間が20分ほどあったので、こういったアングルの写真も時間が合えば撮れます。万代バスセンターまでブラっと行きたかったのですが、時間がなかったため断念。新津には新潟から20分ほどで着きました。乗り継ぎの各駅停車の写真は撮っていなかったのですが、GV-E-400形で移動。新津駅には既にSLが停まっていました。SLの入線は発車の40分前とのことで、早起きしたら入線シーンが撮れていましたね。お待ちかねのSL、C57-180号機です。C57は「貴婦人」の愛称で親しまれ、SL最盛期の万能型機関車として活躍しました。門型デフレクターと排障器が重厚感を漂わせます。動態保存として走るJRのC57は、ここと山口線のSLやまぐち号で残るのみとなっています。本機は戦後間もない1946年の製造で、珍しい戦後生まれの機関車です。蒸気機関車は1948年のE10型を最後に製造が終了しています。発車前の点検作業の様子です。ボイラーや石炭の燃焼具合をチェックしているみたいでした。蒸気機関車の運転台は一般的な電車や機関車とは異なり、機構が大きく異なります。マスコンやブレーキハンドルといった今のような仕様ではなく、ブレーキの他、蒸気圧を調整するレギュレーターやバルブなど、運転には相当な技量を要することが伺えます。方向板はこの列車のオリジナルキャラクター、オコジョのオコジロウとオコミが描かれたものになっていました。しかも行先の新津⇔会津若松ではなく、「臨時」・・・。元々、この列車は始発着が新潟だったのですが、新潟駅の高架化に伴って新津発着に変わった経緯があります。発車前のホームには駅弁の神尾弁当部さんが立売を行っていました。オリジナルのSL弁当や名物の鮭を使った駅弁もあります。駅弁の隣では、オリジナルグッズの販売がSL運行日限定であります。家族連れで買われる方が多く、盛況でした。先ほどの神尾弁当部さんの立売で買ってきたのは、このプラ土瓶です。粉末のお茶が付いて100円と、コレクションには最適。現在はペットボトル飲料が主流になったため、お目にかかれることは少なくなりましたが、昭和時代を偲ばせる貴重なグッズです。念のため、燕三条駅近くのイオンで2Lのお茶に加えてミネラルウォーターを調達してきたのは正解でした。プラ土瓶に粉末のお茶を入れてシェイク。いい塩梅のお茶が出来上がりです。これで道中を暫し乗り切ります。駅や車内の散策を終え、10:03分、新津を発車します。会津若松までは約3時間半の行程です。発車時には恒例のお見送りとお手振りがあります。神尾弁当部さんとグッズ物販のスタッフ、新津駅の駅員総出でのお手振りです。車内の設備や展望車については次回に取り上げます。
2025.09.15
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SLばんえつ物語の乗車記は3連休中に掲載を開始します。その前に、福岡に仕事でいる間にちょこちょこ食べているうちのたまごのネタを。うちのたまごについては、4年ぶりに掲載となります。過去2回は直営店のたまごかけご飯や親子丼について書きましたが、3回目はホンマの養鶏場に直接買い出しに行ってきました。この卵は最近、販路が広がっていて、博多駅の直営店以外にも福岡市内やその近隣の都市のスーパーでも頻繁に見かけることができるようになってきています。実際、ななつ星の車内で出される食事にも、うちのたまごが使われているので、気軽にクルーズトレインの味を楽しめるのは嬉しいですね。近頃、卵の価格が高値で続いているので、付加価値の高い卵との値段差が小さいですし、貯まったキューポやWAONなどを活用する名目でうちのたまごもたまに買っています。あっさりした味で、朝食に卵かけご飯で食べていくと結構仕事でスタミナが持ちますから、滋養にも実は役に立つのです。ということで、飯塚にある内野宿養鶏場まで足を運んできました。最寄は筑豊本線の筑前内野ですが、駅からは歩いて3kmある他、筑豊本線の桂川~原田間は本数がとにかく少ないため、車での移動が必須です。養鶏場には直売所が併設されているため、キャラクターが入った案内板があってスムーズに行くことができました。卵はお店で売られているMサイズとLサイズは市価の1割ほど安い値段で買えますが、お得なのは規格外のもの。SサイズやLLサイズが6個入りで330円と3割近く安いのです。それでも他の卵と比べると1.5倍くらいはしますから、高価格帯の卵であることには変わりありません。また、関連商品として卵かけご飯用の醤油とカステラも売られていますから、一応最低限の売店としての機能も持っています。管理人が目をつけたのはこちら。500円のカップ入り卵です。13個入って規格外品よりもお得なものを買うことができました。確かに、行った甲斐はありましたし、手軽にななつ星の朝食を家で食べられることを考えると、ここは食べ鉄にとっては穴場かもしれませんね。また、写真の下にあるのは40個以上入った特売品で、管理人が行ったときには1800円でした。この特売品は日によって価格が変動するとのことですので、特売品を買う場合は事前に直売所に電話でコンタクトを取っておくとよいでしょう。管理人の前に購入されていた常連のお客さんによると、1500円で買えた日があったそうです。最後に、内野宿養鶏場までのアクセスですが、車がない場合は福岡市内もしくは二日市からレンタカーを借りて行くことが賢明です。福岡市内からですと車で1時間(八木山バイパス経由)は最低でもかかりますので、時間に余裕をもって行きましょう。二日市からは筑豊本線に沿って冷水峠を北に向かって入るルートになりますので、45~50分ほどを目安に見ておくとよいでしょう。養鶏場は国道200号線から1本山道を入った所にありますので、安全に気をつけて行ってください。年中無休ですが、直売所の営業時間は9:00~16:00ですので、午前中に行かれるのがおススメです。JR九州ファーム飯塚事業所うちのたまご(内野宿養鶏場)〒820-0708福岡県飯塚市弥山1133-1Tel:0948-72-0501
2025.09.13
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夏休みに大阪・関西万博に行ってきました。1970年の万博を知らないだけに、一生に一度のビッグイベントはそそられます。万博で食べられる世界の食は数々ありますが、駅弁や鉄道事業者がプロデュースする鉄メシは、やはり食べておきたいものです。万博は平日に行ってきましたが、夏休み中だけあって予想以上の人出でした。ミャクミャクも勿論、撮ってきました。閉幕後は吹田の万博公園で太陽の塔と並んで保存されることが決まったので、EXPOのDNAは後世に引き継がれていきます。名物の大屋根リングはこのようになっています。5年後はIRとして整備されるそうですが、解体するのは勿体ないですね。本題にいきましょう。食べてきたのは久々の峠の釜めし。この釜めしはおぎのやさんと姫路のまねきさんとのコラボ駅弁で、万博用の特別版釜めしなのです。中身もオリジナルとは大きく異なり、焼き穴子や真鯛のほぐし身、真蛸が入るなど、瀬戸内の味覚をギッシリと詰めた具材が並びます。ちなみに茶飯はえきそばの出汁で炊いたもので、結構あっさりしながらも塩味の効いた仕上がりになっています。濃いめではありますが、素材の持ち味が活かされた味付けでしたので、さくっと食べられました。気温がこの日は35度を超えていたので、熱中症予防にもなったのはありがたいことです。家に帰る前には、JR西日本のオフィシャルショップにも足を運んできました。出口の近くには485系ボンネット車のヘッドマークが。こういう演出は相当マニアックな証左であることが伺えます。一方で片町線(学研都市線)のロングシートを有料座席にするウルトラEも。片町線のうれシートについては、10月初めぐらいに考察を書く予定です。万博の鉄道メシはもう1つ、月末に掲載します。狙っていたものがあったのですが、パビリオンが満員で予約が取れなかったため、改めてどこかで足を運びたいと思います。
2025.09.10
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かんぱち・いちろくの今年の乗車記、締め括りは乗車時の変更点と番外編、旅のまとめです。【変更点】昨年の4月から運行を開始して1年半。10月からサービスや運転日の変更がありますのでこれはチェックしておきましょう。1、運転日水曜日のかんぱちが木曜日に変更になります。これに伴い、今回の乗車で頂いた味竹林さんの懐石料理も水曜日から木曜日にスライド。運休日が木曜日から水曜日に移動する形です。また、10月末から小倉車両センターでの定期検査に入るため、およそ2か月半休みになります。年始は1月8日からの再開ですので、乗る際には予約時にチェックをしておきましょう。2、提供元の変更火曜日のいちろくでフレンチを提供しているお店が、Tomo Cloverさんからヌーヴェル・キュイジィーヌ・タカハシさんに変わります。メインシェフの高橋翔大朗(しょうたろう)さんは、米・LA Weeklyの世界トップシェフ15に選出された実力派。味噌漬けフォアグラやカボスジュレなど、来年のいちろくで可能なら味わってみたいものです(^~^)。3、料金料金については、3月のJR九州の普通運賃値上げに伴い、18000円から19500円に改訂されています。改定分は普通運賃の値上げ分相当と捉えてよいでしょう。【番外編】ここからは番外編です。定時に別府に着いた後はそのままブラブラ温泉に直行。「別府八湯」と言われる温泉の街ですので、そのままスルーするのはもったいないですよ。管理人は別府で風呂に入るとき、1人でよく入るのは駅の近くにある不老泉や海門寺温泉、竹瓦温泉など、気軽に寄れる外湯が多いのですが、今回はバスで20~30分の鉄輪(かんなわ)温泉に足を運びました。鉄輪で外せないのは石菖(せきしょう)という薬草を使ったむし湯で、レンタルの浴衣を合わせた入浴料は920円です。デトックス効果があるので、結構スッキリ。ただし、アルコールの摂取量が多い場合は入浴を断られますので注意が必要です。定休日は第4木曜日ですので、これもチェックしておきましょう。※安全のため、入浴はしっかりとアルコールを抜いてから入っています。 鉄輪むし湯HP(別府市のHPから)https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail11.html鉄輪のもう一つの名物はこの足蒸し。冷え性の方にはおススメです。10分も蒸すと体が熱くなってきますので、冬場に体を温めるときには最適。地獄蒸しもヘルシーで美味ですから是非、別日に(^~^)。地獄蒸しを味わわない場合は、別府駅からの入浴タイムは2時間~3時間は確保しておきましょう。【まとめ】かんぱち・いちろくは復路と往路で異なるおもてなしやサービスを受けることができるので、改めて両方の経路を乗り比べてみると、相違点が結構あるなと実感します。季節のフルーツや豊後の食ならいちろく、八鹿のお酒ならかんぱちと、それぞれに充実した仕掛けがありました。3号車のセミコンパートメントは初めて使いましたが、搭載のコントラクトシートは想像以上にゆったりしたグリーン車に相応しいものです。シートの製造は日田のベストリビングさんで、設計から納入まで半年以上をかけた特注品。内装材は大阪の住江織物(現:SUMINOE)さんの製品が使われています。渾身のコントラクトシート開発の裏側は、noteにまとめられていますのでこちらもご覧ください。↓↓↓特急「かんぱち・いちろく」特注ソファ開発の舞台裏https://note.com/creativebase_fab/n/ncb912380f9ddそして終点の別府到着前には、アテンダントさんから挨拶を兼ねてメッセージカードを頂きました。今回のかんぱちは、旅好きの奥さんのリクエストで4月から席を確保していたので、家族サービスをしっかりやらせてもらいました。当日、車内でお世話になりましたアテンダントさんにはこの場をお借りして御礼を申し上げるとともに、来年も時期を合わせて乗りたいですね。来年は3年目に入るかんぱち・いちろく。どのような新たな仕掛けが生み出されるか、楽しみに待ちたいと思います。
2025.09.06
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恵良でのおもてなしと車内販売の購入を終え、列車は別府に向けて更に上っていきます。久大線は三隈川の支流に沿って走るため、ガーダー橋を越える部分が結構あります。別日に撮影をするときは、川のアングルは狙い目です。恵良から由布院までは30分強。勾配がさらにきつくなるため、スピードがホンマに落ちてきます。豊後中村で行き違いのため少し停まります。九重町の中心駅で茅葺屋根の立派な駅舎ですが、役場は一つ西の引治の方が近いです。路線最長の水分(みずわけ)トンネルを抜けると、下り坂に入ります。街が見えてくるとまもなく由布院に到着です。由布院は停車時間が復路のいちろくよりも短いため、撮影をすぐに済ませてから車内に戻ります。ここで半分ぐらいの乗客が下車。由布院は海外でも知名度の高い国際的な温泉保養地で、郊外には温泉旅館やホテルが点在するなど、外国人観光客の割合が非常に多くなりました。ここではゆふいんの森Ⅰ世と並ぶ写真を撮ることができます。ゆふいんの森Ⅰ世はJR初期の車両のため足回りが古く、いつまで走れるか分からない状態でもありますから、近い将来、この写真は貴重になってくると思います。由布院を出ると、由布岳をバックに大分に向けて坂を下っていきます。湯平までは衛藤一六翁の肝いりである一六曲がりを曲がって進行。大分までの道中で旅の振り返りがあるため、それまでは車内のアートを色々と観覧します。車内の随所にあるアート作品も、車両の演出には欠かせないものとなりました。トイレに飾られているこの作品は、家のトイレに貼るために画素を高くして撮りましたが、奥さんからはあっさりと却下・・・。旅の演出を家でもと考えていたんですが(><)。3号車に戻ります。細かい部分に作品が散りばめられているのが確認できました。この観光案内の中にはQRコードが入っていて、QRをスマホで読み取ると、車内の作品とその解説を見ることができます。解説を見ながら作品を眺めることで、作者の意図を考えることができる貴重な機会です。由布院~大分間は観光輸送の他にも高校や大学に通う学生の足としても機能しているため、本数がそこそこあり、行き違いが増えてきます。由布院を出て湯平で信号停車した後、小野屋でも運転停車。この駅を出ると、2号車のラウンジで旅の振り返りがあります。振り返りはこのサイネージを使って行われます。五感を感じ取りながらの旅の醍醐味を、アテンダントさんが沿線のよさをまとめながら説明してくれます。振り返りが終わると、参加者には黒と金の金平糖がもらえます。金平糖は車内販売で売っているものの少量版で、ちょっとした心遣いは嬉しいですね(^-^)。向之原を通過し、住宅地やビル群が見えてくると大分市内に。高架を上がると、大分駅が見えてきます。大分に到着した後です。10分弱の停車時間があり、のんびりと発車時刻を待ちます。この次は終点の別府まで日豊本線を北上。別府湾は快晴で、青々とした一枚が撮れました。猿で有名な高崎山やうみたまごを通過の様子です。別大国道は九州屈指の交通量を誇る国道で、全国的なレベルでも上位に位置する大分の大動脈なのです。右にカーブし、東別府を通過すると終点の別府はもうすぐそこ。16時59分、終点の別府に定刻に着きました。博多から4時間40分。走るスイートルームの旅は1年ぶりでしたが、昨年のいちろくと同じように満足度の高いものとなりました。豪華な食事に付加価値の高い車内販売とおもてなし。こういった非日常の経験を得られるのは、旅の醍醐味ですね。最終回の8回目は締め括りと番外編でまとめます。
2025.09.02
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